ビズッパ アップル

「カカトを踏んでスリッパ履き、お仕事中の足元に解放感を」をコンセプトに開発したビズッパ。

第5弾となるビズッパ  アップルを応援購入サービスMakuakeにて2022年3月1日からスタート致しました。

大変うれしいことにプロジェクト初日に目標金額を大きく上回る834,000円を記録致しました。応援していただいた方、ならびにこのプロジェクトを支えていただいている全ての人に感謝申し上げます。

ビズッパは第1弾が2019年1月に始まりました。その後、第2弾、第3弾、第4弾と機能性のアップや甲素材の変更等で改良を重ねてまいりました。

第4弾までのご支援者総数は1784人。ご支援総額は26,799,600円に上りました。これは私たちの想像をはるかに上回るもので、感謝の念がわき上がるとともに期待に応える商品を作っていかなければならないという使命感をヒシヒシと感じるものでありました。

第5弾を開発するにあたり心掛けていたのは変えてはいけないものと変えてもよいものとの選別です。お客様が気に入っているものは変えない、変えることにより少しでも良くなるものは変えるという姿勢です。

いろいろと試している中で出会ったのが廃棄りんごから作られたアップルレザーです。

本革のようなシボ感とソフトで軽くさらっとした手触りで、靴素材として使うと適度に柔らかく、抜群のはき心地を実現することができました。

又、発色もよく、クロ、ブラウン、ネイビーの他にりんごを思わせるワインも投入することができました。

あえてデザイン、機能性、サイズ展開は変えていません。

長い試行錯誤の末、いいものが出来たのではないかと思っています。

4月29日までプロジェクトを実施していますので、よかったら応援して下さい。

飲むだし

コロナ禍でステイホームやリモートワークが定着する中、仕事の合間に自分でコーヒーや紅茶を入れ、リフレッシュしている人も多いです。

しかし、つい飲み過ぎてカフェインの取り過ぎが気になったり、味にマンネリを感じてしまうこともしばしばです。

そうしたコーヒーや紅茶の替わりに飲んでもらいたいとキッコーマン飲料が提案しているのが「飲むだし」です。

作り方はコーヒーのようにお湯を注ぐハンドドリップ方式でいたって簡単です。

塩や調味料、添加物などは一切使わず、材料はかつお節などに代表される「節類」のみなので健康志向の人にも最適です。

同社はこの商品を「YOHAKU  Drip」として応援購入サービスMakuakeで2021年12月23日から2022年2月20日まで販売し、目標を大きく上回る1,848,360円を達成致しました。

3月1日からはYOHAKU独自のECサイトで販売する予定だそうです。

日本でウーロン茶が定着し、米国で甘くない緑茶の人気が高まったように新しいドリンクが定着する余地は十分にあります。

開発担当者は「飲むだし市場はまだ形成されていないので、まずはだしを飲むことを定着できるように取り組みたい。将来的には5億から10億円の事業にしていきたい。」と期待をふくらませています。

仕事の合間にだしを飲む新習慣は定着するでしょうか?

歌わないカラオケ

コロナ禍でカラオケ店が苦戦しています。

2021年のカラオケ市場は1400億円程度の見通しとなり、2020年に続き大幅減少となりました。

コロナ前の2019年は3482億円であったので、この2年で6割のダウンとなりました。

要因は宴会・会食の自粛、テレワークの拡大等でコロナにより大打撃を受けています。

昨年秋の緊急事態宣言解除後は回復の兆しがありましたが、今年に入ってのオミクロン株の急拡大により再び苦しい状況になっています。

そのような状況の中、カラオケ各社では「歌うだけの場所」からの脱却、通常のカラオケ利用以外の需要取り込みに注力する動きが加速しています。

防音性能が高いカラオケ個室の特徴を生かし、大音量でライブ音楽や映像を楽しむ空間としての利用や楽器の練習場所としての利用などです。

エレキギター等の電子楽器をカラオケ機器に接続し、カラオケ音源と一緒に演奏できたりするので友人、知人を呼んでのライブ演奏も可能です。

またテレワークに対応してWi-Fi設備の充実やプロジェクター、電源タップ、HDMIケーブルの無料貸し出しをして、ビジネス客向けのワークプランを打ち出しているところもあります。

「歌わないカラオケ」への転換に注目したいです。

ラーメンにプリン

科学で美味しさを測定する慶応大学発のベンチャー企業、アイシー。

特任講師の鈴木隆一さんが立ち上げました。

鈴木さんが作った味覚センサー「レオ」は甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つの味を数値化できるというすぐれ物です。

あらゆる味はこの5つの味で表現できるらしく、AIで「おいしいか、おいしくないか」を学習させておいしいと思われる数値を導き出します。

そこでおいしいと導き出された組み合わせはなんと、
・インスタントラーメンにプリン
・納豆にプリン
・バナナにしらす でした。

おいしいと感じるのは2つか3つの味のバランスが重要で、5つの味がそろっていてもおいしくは感じないのだそうです。

上記の組み合わせは普通の人は試そうともしませんが、AIには偏見がなく、あるのは科学的なデータのみです。

味覚センサー「レオ」はキリンやグリコなどの商品開発にも携わっており実績は十分です。

インスタントラーメンにプリン、誰もいない時にこそっと試してみたいです。

レジェンドの思い

冬季五輪史上最多の出場を誇るスキージャンプの葛西紀明さん、49歳。

北京オリンピックの代表には選ばれなかったのですが、今年に入り調子を上げてきています。

1月10日のHBC杯では130メートル台を2本そろえ、4位入賞。

そして1月30日の雪印メグミルク杯では1回目138メートル、2回目137メートルのビッグジャンプをそろえ見事逆転優勝を果たしました。

優勝インタビューで開口一番「帰ってきたぞー」と声を上げた葛西さん。

北京で戦う後輩たちにこれ以上のないエールを届けました。

葛西さんは北海道下川町生まれ、類いまれな身体能力と猛練習で頭角を現し、16歳でW杯デビュー、19歳では五輪に初出場しました。

30代後半になっても第一線で戦う姿にジャンプの本場欧州では伝説を意味する「レジェンド」の愛称で尊敬を集めました。

41歳で臨んだ2014年ソチ大会個人ラージヒル。自身7回目の五輪にして初の個人メダルとなる銀メダルを獲得し、世界を驚かせました。

6月に50歳を迎える葛西さんはまだまだ現役を続けるつもりです。

長い競技人生の中で「まだ完璧なジャンプが一本もない」と考えるからこそ、もっと向上できると信じているのです。

その背中を見て学んだ愛弟子の小林陵侑さんたち。

監督の葛西さんにメダル獲得の報告ができるのか大注目です。

ロレックスマラソン

ロレックスマラソンとは、ロレックスの欲しいモデルを求めてロレックスの正規店を巡ることをいうのだそうです。

そこには人気商品であるがゆえに転売目的で購入する人には売りたくないという店側の意図があります。

実際に正規店では買い占め防止のため身分証の提示を求め「指定モデルはおひとり様1点限り」や「同一コレクションは5年間購入不可」という購入制限があります。

人気商品は入荷数が少ないので、余程タイミングが良くない限り入手することは難しいのです。

それゆえ欲しい人は自分の運を試すかのごとくロレックスマラソンに挑戦します。

完走するコツが興味深いです。

「ロレックスを身につける」「きちんとした服装で印象良く」「一人よりも複数人で行く」

自分は転売目的ではなくロレックスをこよなく愛し、身なりも人柄も良い人物ですということをアピールし、店側に信頼してもらうことがポイントです。

運良く店側に認められた人だけが購入できる栄誉にあずかれるのです。

コロナ禍でECにシフトする高級ブランドが多い中で、ロレックスは来店しないと買えないブランドです。

ある店によると来店数は平日で200人、土日で300人にのぼり、増加傾向だそうです。

彼らが完走して苦労が報われる瞬間に遭遇してみたいです。

太陽の塔が問う意味

1970年大阪でアジア初の万国博覧会が開催されました。

万博史上最多の6421万人を集め、戦後日本における最大のイベントとなりました。

この万博を象徴するアイコンとして前衛芸術家・岡本太郎氏によって作られたのが太陽の塔です。

万博閉幕後、ほぼ全てのパビリオンが撤去される中、太陽の塔だけが永久保存されることが決定しました。

その後、内部は半世紀にわたり扉を閉ざしていましたが、2018年に再生を果たし公開されるようになりました。

その太陽の塔の内部を見てまいりました。

中は思っていたよりも広く「生命の樹」が一本そびえ立ち、下から上へ原生類から哺乳類へ進化していく様が33体のオブジェにより表現されています。

天空に伸びる1本の樹体にアメーバ、くらげ、三葉虫、サソリ、魚類、恐竜、マンモス、チンパンジー、クロマニヨン人などの「いきもの」がびっしりと貼りついている独創的なインスタレーションで今まで見たことのない世界観でした。

このようなものが50年以上前に作られていたとは驚き以外何ものでもありません。

予定調和や常識という型にはめられた価値観を超越し、制限のない自由を感じました。

その当時の万博において岡本太郎氏を起用しメインのシンボルを作り上げ、世界に発信したことはとても勇気のいることであったと思われます。その気概に感服するばかりです。

批判を恐れて無難なものに落ち着いてしまうムードがある最近の日本。2025年の大阪万博ではもう一度世界を驚かせてほしいです。

靴下の神様

国内外で「靴下屋」など約270店舗を展開する「タビオ」の創業者である会長の越智直正さんが先日、交通事故で亡くなられました。

会社の事業拠点である「タビオ奈良」に向かう途中、軽トラックにはねられたそうです。

越智さんは1939年愛媛の農家で11人兄弟の末っ子として生まれ、15歳から大阪にある靴下専門の卸店で丁稚奉公を始めます。

13年間の丁稚生活を終え1968年に独立、総合靴下卸売業「ダンソックス」を設立します。倒産の危機を何度も乗り越えながらも自社製品の生産を始めます。

越智さんが追求したのは「はき心地の良さ」。日本の職人にしかできない微妙な技術力が欠かせないため「日本製」にこだわり抜きました。

中国製の安い靴下が市場を占める中、品質を下げずに適正価格で供給し製造から小売りまでを一気通貫で結ぶSPA型企業を作り上げ「靴下の神様」と呼ばれました。

私は越智会長の理念に深く共鳴し、異業種ながら大変尊敬しておりました。

「理想の靴下を作りたい」と言っていた越智会長。82歳になっても靴下のことを考えて会社の拠点に向かわれていたのでしょう。

哀悼の意を捧げます。

いま、必要なもの

新年あけましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウイルス感染症の猛威が全世界で継続し、経済活動や社会生活において大きな影響を及ぼした1年でありました。

そのような中、日本ではオリンピックが開催され、岸田内閣が発足するなど大きな転換点の年でありました。

先進国の中で出遅れていたワクチン接種も驚異的なスピードで進み、秋から感染者が激減し、10月以降は徐々に経済活動も活発化しつつありました。

2年ぶりの帰省をされる方も多く、普段通りの年末年始を彷彿させるものでした。

しかしながら、正月明けから全国的に感染者が急増し、第6波の入口に差し掛かった感じです。ついに来たかという思いです。

長期化した新型コロナウイルス感染症の影響は「新たな日常」に伴う消費者のライフスタイルの変化により価値観や購買方法の多様化など社会全体に大きな変化を及ぼすでしょう。

ウィズコロナ、アフターコロナの世界において何が残り、何がなくなるのか。なくなっていくものはどのように変化していくのかを常に注意深く考えていかなければならないと思います。

誰もが経験したことのない世界なので前例踏襲は通用しません。

常識を疑い、全く新しい発想こそが必要となってきます。

年の瀬 2021

2021年 令和3年も残りわずかとなりました。

今年一年を振り返って思うことは、今年もコロナに振り回された一年であったということです。

繰り返し出された緊急事態宣言で外出が制限されるたびに靴の売上も厳しさを増していきました。

菅内閣のワクチン接種拡大政策のおかげで夏場の第5波以降は感染者は低いままで落ち着いています。

緊急事態宣言の明けた10月以降は靴の売上も徐々に回復しています。

オミクロン株の出現という不安要因はありますが、このままのペースで年末年始を迎えられ、来年は回復の年になればと願っています。

今年はビズッパレディース、ビズッパボトルキャリーといった商品を開発しました。

評判もよく、手応えを感じていますので引き続きチャレンジ精神は持ち続けていきたいと思います。

来年は私たちの長期目標である「感謝される企業を目指す」という視点を踏まえ、靴にお困りの医療・介護分野の靴に力を入れていこうと思っています。

年末まで私のブログを読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

来年こそ、コロナのニュースに振り回されることのない希望のある一年になるよう願っています。

よいお年をお迎え下さい。