寒さに慣れた?

大寒も過ぎ、寒さが本格化する季節がやってまいりました。

大阪も連日、寒さが厳しいのですが、今年の私はあまり寒いとは感じておりません。

思いあたるふしがあります。

今年はじめての出張は、1月9日からの札幌出張でした。

この一番寒い時に例年、サンダルの展示会が開かれるのです。

札幌に着いてみるとマイナス10度でした。最高気温もマイナス5度という、顔が痛くなる寒さ
でした。

雪もけっこう積もっており、街中が銀世界でした。

北海道内のお客様が集まる展示会だったのですが、皆さんが口をそろえて言うのは「今年
の冬は異常なほど寒い」といったものでした。

特に旭川等の内陸部は1月3日に嵐のような日があり、JRやバスが軒並みストップするな
ど猛烈な雪と風だったそうです。

商売どころではなく、生きていくだけで精いっぱいのような話でした。

そのような強烈な北海道の寒さを体感すると、体が少し慣れたのか零度ぐらいではへっち
ゃらになってきたような気がします。

このままなんとかカゼをひがず、この寒さを乗り切りたいと思っています。

わびとさびの違い

日本独特の美意識「わび」と「さび」が外国人に人気だそうです。

「わびさび」とセットでとらえがちですが、わびとさびの違いの記事があり、興味深く読みま
した。

わび (侘び) とは質素ゆえにかえって趣のあること。もともとは物が不足することから起こる
寂しさを表す言葉だったそうです。

やがて禅宗などの影響もあって、華美を排した閑寂なさまを積極的に楽しむようになった
そうです。とりわけ茶の湯の世界はこの美的感覚を重視しています。

一方のさび (寂) は、時の経過によって古びたために生じる枯れた渋みのこと。

さびの代表例はコケの生えた石です。風雨にさらされ年月の経った石は、緑のコケをまと
うようになります。昔の日本人は、これを石の内部からにじみ出てくるものと見立て、そこ
にさびの本質があるとしたそうです。

粗末で寂しいわび・・・

古びて静かなさび・・・

昔の日本人が好んだ美学を外国人が評価する。

クールジャパンの真髄をみたような気がします。

品格ある会社へ

2013年を迎え、デパートの人ごみや株価上昇のニュースをみていると、今年は去年より
も景気が上向くような気がします。

私たちの会社も2018年度までにブランド企業になるという大目標に向けて、今年に何を
しなければならないかを考えてまいりました。

そもそも 「お客様から選ばれるブランド企業」 とはどういうものなのかという問いに対して
真摯に考えていかなければなりません。

それは一言で言うと 「品質とサービスで選ばれる企業」 ということです。

具体的には 「はきやすい」 「軽い」 「デザインがいい」 「色がいい」 「素材がいい」 等の
お言葉をお客様から言ってもらえるようにすることです。

又、サービス面においては 「ていねいだ」 「親切だ」 「迅速だ」 「きめ細かい」 「元気が
いい」等のお言葉をお客様から言ってもらえるようにすることです。

大事なのは、お客様からの評価に敏感になり、第一義的に考えるクセをつけることです。

そうすることによって 「やっているつもり」 で終わることなく、どのようにお客様は評価され
ているのかを重要視し、改善する点がみえてくるはずです。

出会いは一期一会です。

私たちの靴と出会い、私たちの社員と出会い、私たちの会社と出会うすべての人たちが
出会ってよかったと思われる会社にしたいと思っています。

そのキーワードは 「品格」 であると考えています。

社員一人一人が品格ある言葉使いや行動を心掛けることにより、品格ある会社が生まれ
ると強く信じています。

「御社の社員は品格があるね」 と言ってもらえることが今年の私の目標です。