マンダラチャート

マンダラチャートとは9×9の81マスで構成される目標達成シートです。

81マスの一番中心に自分の「成し遂げたいこと」を記入し、そのマスを囲む8つのマスに「成し遂げたいこと(目標)」を達成するために必要な「8つの要素」を記入します。

その「8つの要素」を外側の枠に置き、それぞれを囲むように「8つの行動目標」を記入していきます。

そうすることによって最終目標達成に向けてどのような行動が必要であるかが具体化されるのです。

大リーグで大活躍している大谷翔平選手が高校1年生の時に書いたマンダラチャートがすごいのです。

1番中心の「成し遂げたいこと」は「ドラ1・8球団」です。なんと高1の時に8球団からドラフト1位指名を受けることを目標としていたのです。

その目標を達成するための「8つの要素」は「キレ」「コントロール」「体力づくり」などが書かれていましたが特筆すべきは「運」を要素の一つとしている点です。

「運」の周囲に書かれた行動目標は「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「道具を大切に使う」「審判さんへの態度」「プラス思考」「応援される人間になる」「本を読む」の8つです。

運を掴むために行うのではなく、このような行動が運を呼ぶ込むと考えたのでしょう。

大スターになってもおごらずに常に努力し続ける姿勢はこのマンダラチャートの行動目標の地道な継続が礎になっているのだと思います。

コストコの再販店

会員制量販店コストコの再販店「ストックマート」が人気です。

東京都内の駅近くにあり年会費はゼロです。大容量で売られているコストコの人気商品が小分けされバラで売られている店です。

コストコで買い物したいが量が多い、行きづらいと感じていた小家族やおひとり様の潜在ニーズを掘り起こしました。

世帯規模の縮小が続く日本の社会らしい現象です。

ストックマートが最初にできたのは2021年5月のことで、それ以降都内中心に広がっています。

コストコの法人会員になり、川崎や多摩境のコストコ倉庫店から仕入れて販売する店で、同じ容量ならコストコ本体より2~3割高めですが、年会費 (4,840円) はかかりません。

ストックマートはコストコの全ての商品をそろえているわけではありませんので品揃えが大事です。

いかに売れ筋商品を小分けにして売るかがポイントです。

ベーコンやレタスをトルティーヤで巻いた「ハイローラー」(通常21個入り) を7個入りで売り出したらよく売れたそうです。

興味深いのは来店客がコストコの商品情報についてとても詳しいということです。

これはコストコのファンの発信力が非常に大きいからです。

ストックマートには様々なところから出店依頼が多く寄せられており、これから日本中に広がるのではないかと思っています。

垂直水耕栽培

「垂直水耕栽培」とはあまり聞き慣れない言葉ですが、これがすごいのです。

今まで野菜を作るというのは土の地面に野菜を植えて育てるというものでしたが、垂直水耕栽培はプランター(植木鉢) を垂直に配置することで縦で野菜を作るというものです。

そうなると広いスペースは必要なくなり、同じ面積でも5~10倍も収穫できるのです。

又、地面の地質は関係なくコンクリート、砂漠、岩石質で作物を作れない土地でも問題はありません。

畑で面倒な耕す作業、雑草取り、肥料まきなどもほとんど必要ありません。

基本、太陽の光と水があれば十分です。

その垂直水耕栽培で大成功している国がオランダです。

オランダはドイツとベルギーと国境を接するヨーロッパ北西部の国です。面積は九州と同じくらいで、人口は1700万人です。

そんな「小さな国」オランダの農産物輸出額はアメリカに次ぐ世界第2位なのです。

収穫量は国土の面積とは関係がないことを実証しています。

 

中国からインドへ

2023年はアジアの人口動態で画期的な年になるといわれています。

国連が2022年7月に公表した最新の予測によると、長らく人口世界一の座にあった中国は2023年に14億2567万人となり、インドの14億2862万人に逆転される見通しです。

中国の人口は2022年から減少を始めた可能性がある一方、インドの人口は今後も増え続けるため、2050年には中国の人口13億1263万人に対し、インドは16億7049万人と差が開く予想になっています。

インド以外のアジアでは東南アジアの人口もペースこそ鈍るものの拡大を続けると見込まれています。

経済を見る上で重要なのは人口の規模だけでなく、その年齢構成です。

生産年齢人口 (15~64歳) が増え続け、かつ総人口に占める比率が上昇すると経済成長が見込まれます。

生産年齢人口が増えるにつれ労働集約型の製造拠点として発展しやすいのです。

又、現役世代の比率が増えることで貯蓄率が上昇しやすく、その貯蓄を活用した投資も活性化していきます。

インドは世界最大に膨らむ人口に雇用の受け皿を創出するためにも、労働集約型産業のテコ入れが急務です。

世界の工場が中国からインドに変わるのは人口動態の観点でみると歴史の必然といえるかもしれません。