令和版3畳一間の幸せ

東京都新宿区の閑静な住宅街に白を基調としたスタイリッシュな外観の2階建てアパートが建っています。

共用の廊下は人がすれ違えないほど狭く、玄関は靴3足を置けばいっぱいになるほど小さいです。

3畳の居住スペースを含む専有面積はわずか9平方メートルしかないのですが、白い壁や3.6メートルの高い天井のせいか圧迫感はあまり感じないそうです。

リビングにかけられたはしごの上には専有面積には含まれない屋根裏部屋のようなロフトが付いていてベッドルームや物置として使うことができます。

立地の良さに加え敷金、礼金ゼロで、周辺の相場より2~3万円安い7万4500円という家賃です。

住んでいる人は「狭いけど気にならない。手を伸ばせば何でも届く距離にあるのが楽」と幸せそうです。

この物件を扱う不動産会社「スピリタス」(東京都港区) は新宿や恵比寿、目黒など都内の人気エリアの駅周辺で「3畳・ロフト付き」の賃貸アパート約100棟を展開しています。

全約1500室の入居率は98%で、ほぼ空室がありません。

入居者は男性が65%、女性が35%で、20代30代が80%を占めています。

狭くても幸せに暮らせると考える若者が多いようです。

ミャクミャク

大阪万博の開催まで1000日を切りました。

具体的には2025年4月13日から10月13日まで大阪の夢洲 (ゆめしま) で開催されます。

テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、どのような未来社会があるのか、各パビリオンの展示に大いに期待が高まります。

先日、公式キャラクターの愛称が決定し「ミャクミャク」と名付けられました。

人間の素晴らしさを「脈々」と未来に受け継いでくれるという意味です。

とてもいいネーミングだと思いました。

ネーミングが決まるまでは公式キャラクターにあまり親しみがわかなかったのですが「ミャクミャク」という名前が決まると、その変幻自在な姿がとても愛らしいと思うようになってきました。

キャラクターのコンセプトは細胞と水がひとつになったことで生まれた不思議な生き物で、その正体は不明とされています。

正体は不明ということなのでその自由奔放な変化には驚かされます。

今までのキャラクター達とは一線を画す、多様性の時代にマッチした唯一無二のキャラクターではないかと思います。

「ミャクミャク」の活躍を応援したいです。

ハチの役割

新型コロナウイルス禍による健康志向の高まりで需要が拡大したハチミツ。近年は価格も上昇傾向です。

日本で消費されるハチミツの9割が輸入品なのですが、カナダでは高温や干ばつが起こり、東欧では開花時期の多雨により不作となりました。

ハチミツは開花時期の天候に大きく左右されます。

米国での記録的なハリケーンや欧州での大洪水など、ここ数年続いている世界規模の異常気象はハチミツの採蜜量に大きな影響を与えています。

国産のハチミツも例外ではなく、採蜜量の減少で値上げが続いています。

ハチが十分に活動しないことの影響はハチミツの値上りにとどまりません。

秋田県名産のサクランボは4月下旬の開花の時期に長期の低温や降雪、霜などが重なったため授粉するハチが飛ばず収穫量が減少しました。

ハチは農作物の受粉にも欠かせない存在なのです。

だから異常気象でハチの活動が鈍くなるとハチミツの収蜜量だけではなく、あらゆる農作物の収穫量にも影響してくるのです。

自然界におけるハチの役割は重要です。