もみじの永観堂

京都にはたくさんの紅葉の名所がありますが、その中で別格と呼ばれているのが永観堂です。

先日、はじめての訪問が叶いました。

その紅葉の美しさは、私の想像をはるかに超えるものでした。

赤、オレンジ、緑と絶妙な色のコントラスト。

東山を借景として広大な敷地に広がる数百本の紅葉。

紅葉の美しさをひきたてるように配置された寺院や池。

私が今まで見てきた紅葉の中で一番壮大で美しい光景でした。

永観堂の正式名称は禅林寺で創建は863年、千年以上もの輝かしい歴史のある京都有数の古刹です。

創建後約200年を経て、幼少より秀才と呼ばれた永観律師が住職になりました。永観律師は恵まれない人たちのために奔走し、たくさんの人たちを救いました。

永観律師を慕う人々によって、禅林寺はいつしか永観堂と呼ばれるようになったそうです。

永観堂のご本尊は首を左にかしげ、ふりむいている「みかえり阿弥陀」です。

遠い昔、永観律師を穏やかな笑みをうかべ、励ましている姿がそのままあらわされているといわれています。

永観堂の紅葉とみかえり阿弥陀、是非おすすめしたい名所です。

おや?

上記のタイトルを聞いてピンとくる人はポケモンGOをしている人でしょう。

ポケモンGOでタマゴをふ化させている時に「おや?」という表示が突然出てきて、タマゴからポケモンが生まれます。

何が生まれるかはわからない瞬間なので、私は一番ワクワクする時間です。

しかし、すでに持っているポケモンが出てくるとがっくり感につつまれます。あれほど歩いたのに・・・

ゲームをしている人なら、この感情が共有できるのではないでしょうか?

先日のアップデートでポケモンGOは格段に改善されました。

一番の改善点は、運転中の操作に制限がかかったことです。

以前までは「私は運転者ではありません」というボタンを押すと操作が可能でした。

そのため事故も起きていました。改善に心から拍手です。

世界中で愛されているポケモンGO。日本では若者よりも中高年に人気です。

自分のペースでできる、遊び方が単純、課金ではなく歩くことでレベルが上がる等が受けているのでしょう。

日常的な運動不足をポケモンGOで解消する方法が今の自分には合っているような気がします。

キンキーブーツ

トニー賞6部門受賞の大ヒットミュージカル「キンキーブーツ(来日版)」を観ました。

もともとは2005年のイギリス映画で、靴工場が舞台のストーリーなので昔に観て印象深かった映画でした。それがミュージカルとしての来日です。

「キンキーブーツ」とは女装用ブーツという意味で、倒産しかけのイギリスの老舗紳士靴メーカーが起死回生策として、ニッチ市場であるキンキーブーツにかけて再生するというストーリーです。

それは靴工場を父親の急死により継いだ若社長チャーリーがドラァグクイーン(女装する男性)ローラと出会うところから始まります。

女性用の靴を無理やりはいていたローラをみて、チャーリーはキンキーブーツを作ることを決心します。

ローラをデザイナーとして迎え、キンキーブーツを作ります。

しかしそこには難題が・・・

男性の体重を支えるにはヒールを太くしないといけない。しかしローラはセクシーなピンヒールでないと意味がないと主張します。

製造上、非常に難しいことは同じ靴製造業としてわかります。なんとかヒールを補強して問題をクリアしていきます。

ミラノの展示会でキンキーブーツをはいて踊りまくるドラァグクィーン達。

その姿は圧巻で、とても楽しい気分になりました。

笑いあり涙あり、自分らしく生きることの大切さを再確認させてくれるミュージカルでした。

 

捨てられないもの

不要な物を減らす断捨離がブームですが、なかなか捨てられないものもあります。

悩ましいのは、今後使うことがないと断言できるのに捨てられないものです。

発見するまではその存在自体も忘れてしまっていたのに、偶然に発見してしまい、捨てられずにいる想い出の品々。

1つ目はカセットテープです。

レコードの時代ではカセットテープに録音して聴くのが主流でした。今は聴きたくても再生するカセットデッキもありません。しかし、若い人の間でカセットテープがにわかにブームになっているそうです。もしかしてブーム再来かと思うと捨てられそうにありません。

2つ目はベースギターです。

若い頃に弾いていたのですが、アンプもないし弦もボロボロ。明らかに無用の長物ですが、想い出がつまった一品なので捨てる勇気が出てきません。

3つ目は腹話術の人形です。

もうほとんど忘れてしまっていたのですが若い頃、腹話術の人形を使って、場を盛り上げたりした記憶があります。今考えると、とても寒い思い出です。しかし人形に罪はなく、その愛らしい表情をみていると捨てることはできません。

捨てられない苦悩はまだまだ続きそうです。