「ブラボー」のタイミング

先日、クラシックコンサートに行ったのですが拍手をするタイミング
がけっこう難しいものですね。

有名な曲だったら少しはわかりますが、あまり聴いたことがない曲な
ら音が止んでも「終わり」なのか「途中」なのか区別がつきません。

しかし、聴き慣れている人にとってはそれが簡単にわかるようで、音
が止まった瞬間に大きな拍手をされています。

それを合図に「おお、拍手をするタイミングなのか」と思い拍手が雪
崩のように沸きおこります。

もっと慣れている人は「ブラボー」のタイミングが絶妙です。

曲が終盤を迎え、指揮者が渾身の力でタクトを振りオーケストラ全体
が大きな波のようになり、音を奏でます。

「ジャジャーン、ジャ、ジャ、ジャーン!!」

「・・・」

「ブラボー!!」

拍手が沸きあがり、一人立ち、二人立ち、スタンディングオベーショ
ンで指揮者とオーケストラを称えます。

演奏が終わって約1秒の静寂の後の「ブラボー」

これが絶妙な間でした。

「ブラボー」の声がきまった人も、さぞかしうれしかったのではない
かと思います。

そこで妙に声が裏返ったり、かんだりしたら観客もしらけてしまった
だろうと思います。

もしかしたら「ブラボー」のかけ声を家でCD相手に練習しているの
かも知れません。そう思うとクラシックコンサートに行く楽しみがも
う一つ増えたような気がします。

今や貴重品のマスク

新型インフルエンザの流行により、全国的にマスクが品切れ
状態になっています。もちろん大阪でもどの店にもなく、入
荷するとすぐ売り切れになります。

先日、ある薬局でこんな事がありました。

「マスクはありますか?」

「あいにく品切れです」

「そうですか、、、」と帰りかけたところ

「お客様!今この栄養ドリンクを買えばマスクを1つ差し上
げています」

な、なぬ~  これは抱き合わせ販売ではないか。

昔、米不足の時にタイ米とセットでしかお米が買えなかった
ことを思い出しました。今や貴重品となったマスク、今年の
お中元では贈りたいもの、贈られたいもののトップはマスク
かも知れません。

「○○さんのためにマスクを御用意致しました」
「おおー、これは入手困難の医療用高性能マスクではないか!」
「はい、あらゆるルートを使い手に入れました」
「なかなか気の利く奴じゃのう よきにはからえ」

こんなことが近い将来あるかもしれません。

ネット上ではプレミアがついて売られているマスクですが台
湾政府が大阪府と兵庫県に対し各10万枚のマスクをプレゼ
ントしたらしいです。暗いニュースが多い中、心温まるニ
ュースでした。

下取りセールにみる消費者心理

靴の下取りセールが大人気です。
4月東京都内の大手百貨店が始め大変話題になりました。
次々と同じような下取りセールが全国各地の百貨店で企画
されてどこもかなり盛況であると聞いております。

興味深いのは割引率からするとそれほど驚くような値引き
でないにもかかわらず大勢のお客様の心をつかんでいる点
です。

まず第一に下駄箱には不要な靴がいっぱいあり、きっかけ
があれば捨てたい、整理したいと思っている人が多数いる
ということだと思います。

そして「靴を捨てる」という行為が自治体によって様々だ
と思いますがけっこう「面倒くさい」ことになっているの
ではないでしょうか?

不要な靴を割引券と交換してもらえる下取りセールは「も
ったいない」という理由だけで捨てられなかった不要な靴を
罪悪感なく捨てられる絶好の機会と思われたからこれほど
人気が出たのではないでしょうか?

おそらくこの各地でくり広げられている下取りセールによ
り靴が数十万足捨てられることになるでしょう。これは靴
業界にとっては大変喜ばしい事です。
なぜなら下駄箱に空きができると新しい靴が欲しくなるか
らです。

そもそもショッピング、買い物というものは楽しいもので
なければいけません。マスコミが連日不況のニュースばか
り流すので消費者心理は冷えています。つまりお金を使う
こと(ショッピング、買い物)が社会悪のように思われて
しまっています。

そうではないのです!

新しい服や靴を買いおしゃれをすることは人生にとって非
常に大切なことだと思います。特に女性にとっては外見的
にも精神的にも大変重要なことだと思います。

マーケティングの見地からみても欲しいものを提供すると
いうよりも、買い物をする罪悪感の軽減というアプローチが
日本の消費者には有効ではないかと思います。

さあ皆さん!
下駄箱を整理して新しい靴を買いに行きましょう!

『うっかり』と『しっかり』

人はたまにはうっかりするものだと思います。人から頼まれていたことを
忘れたり、指示とは違うことをしてしまったり、内容はさまざまであると
思います。私ももちろんうっかりしてしまうことがあります。     

では、頻度はどのくらいが普通なのでしょう?もちろん人により様々だと
思いますが、1ヶ月に1回位が平均的なのかなという印象です。
仮に1ヶ月に1回うっかりすると仮定すると社員が30人の場合、毎日誰
かがうっかりしてしまいます。社員が60人の場合2人の社員が毎日うっ
かりします。

社長の私の下へ「うっかりしました」と報告しに来る社員は「普段はしっ
かりしているけれどたまたまうっかりしてしまった」といった感じだと思
います。しかし、上記の様な仮定で考えると私にとって「たまたまうっか
り」ではなく「またまたうっかり」ということになります。

私は人がうっかりすることを責めようとは思いません。人間である限り仕
方がないと思うからです。しかし、「うっかり」したことをまわりの人た
ちが「しっかり」とサポートしてあげれば改善できる点はいっぱいあると
思います。

具体的には革の裁断ミスを次の工程の人が気づく、伝票の記入ミスを
出荷担当者が気づくといったことです。つまり自分の目の前の仕事が
指示通りになっているのかを確認する作業がいろいろなミスをカバー
できる唯一の手段だと思います。                    
「人は持ちつ持たれつ」という意識の下、「うっかり」を「しっかり」とカバ
ーしていける会社にしたいと思っています。