感謝される企業へ

2018年11月22日 株式会社サロンドグレーは創立30周年を迎えました。

ここまでこれたのもサロンドグレーの靴を買っていただいているお客様、販売していただいているデパートや専門店の方々、革や底材等を納入していただいている仕入先様、そしてなにより弊社で働いていただいている社員の皆さんのおかげであると思っています。本当にありがとうございました。

私たちは10年ごとに会社の目標を定めてまいりました。最初の10年は「いい工場になろう!」次の10年は「いい会社になろう!」その次の10年は「ブランド企業になろう!」でした。

そしてこれからの10年の会社目標は「感謝される企業になろう!」と決めました。

お客様には「サロンドグレーの靴に出会えてよかった」 仕入先様には「サロンドグレーと取引してよかった」 そして社員さんには「サロンドグレーで働いてよかった」と感謝される企業を目指したいと思っています。

商品企画についてもサポートシューズやメンズシューズ等の充実を図り、幅広いお客様に支持されるようにこれからも努力してまいりたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

早く寝ないと

明日は大事な用事があるので早く寝ないといけないと思いがちです。

しかしながら、まだ眠くもないのにベッドに入って寝ようとしてもなかなか寝つけない。おまけに「早く寝ないと」という焦りからかえって目がさえてしまうという経験はたいていの人にあるのではないでしょうか。

これは睡眠の専門家の間で言われている「睡眠禁止ゾーン」のためです。

1日の中で一番眠くない時間帯を指す言葉で、いつも寝ている時間の2時間前がそれに当たります。

だから「明日のために」といつもより1時間も2時間も早く寝ようとすると寝つけずにイライラして緊張感が高まり、ますます寝られなくなってしまうのです。

いくら翌日に大事なことが控えているからといっても、早く寝ようとしていつもの生活のリズムを崩してしまうのは逆効果の場合も多いようです。

真面目な人ほど十分に準備しないといけないと考え無理をしがちですが、普段のリズムを大切にすることが大事です。

睡眠の専門家は「どのようなときでもベッドに入るのは眠くなってからの方がよい。又、10分20分と眠れない場合には一度起き出して、ゆっくりと時間を過ごし眠気が強まったところでもう一度ベッドに入るようにすればいい」とアドバイスしています。

自分を信じ、いつもと同じように生活するのが自分の力を最大限発揮するコツなのではないでしょうか。

継ぎ目のない靴

1866年に英国で創業した「ジョンロブ」 ビスポーク(あつらえ)靴で有名です。

顧客リストには政財界の重鎮や貴族が名を連ねる老舗ブランドです。

そのジョンロブが今年、一枚革を用いたまったく継ぎ目のない靴を発表し、話題になりました。

継ぎ目のない靴、シームレスシューズの一番の難題は硬く平面である革に手や道具で「反り」をつけながらのばし、丸みのある卵形に成形していくことです。

わずかなシワや傷を付けずに革をのばして形成することは熟練の職人でもかなり難しいと思われます。

革も高度な技術を持つフランスの革なめし工場で特別に作った革だそうです。

シームレスシューズの特徴は美しい見た目もさることながら、驚くほどぴったりとした履き心地だそうで、それはまるで「手袋をはめるような感覚」と言われています。

特別な工程のため、ビスポーク(あつらえ)靴を注文したことのある顧客に限っており、価格は155万円。

顧客からの要望に各工程の職人たちがそれぞれ最高の仕事をするという靴作りの哲学を持つ「ジョンロブ」。

同じ靴作りに携わる者として目標としたい姿勢です。

急増カーシェアリングの理由

1台の自動車を複数で共同利用するカーシェアリングの利用が急増しています。

車両台数も3万台と5年前から3倍に、拠点数も前年比16%増の1万4941ヶ所と増えています。

実は利用者のうち10%以上の人が移動以外で利用しているのです。

用途は仮眠、休憩、電話、避暑、避寒など。

その他はカラオケ、子供の夜泣きの避難にも使われているそうです。

終電を逃し車内で一夜を明かした人もいます。

つまり、快適な空間として利用されています。

貸し出す側も「禁煙やペット連れ禁止などのルールを守ってもらえれば使い方は自由」と容認しています。

事前に会員登録していると利用はとても簡単なので手軽に使っている人が多いのでしょう。

ちょっと暑いので休憩するためにカーシェアリングで涼む、料金は15分200円です。

これを安いとみるか高いとみるかは評価は分かれるところですが、車を「運転する移動手段」から「プライベート空間」と捉える意識が高まっていることは確かです。

 

シアーズ破産

先日、アメリカの小売り大手のシアーズが破産を申請しました。

シアーズはドラッカーが「全米で最も成功した企業の一つ」と称賛するほど米小売り業界の絶対的王者でありました。

原因はIT化という環境変化に適応することができなかったからです。

今、アメリカではアマゾンの台頭により小売業が低迷しています。玩具大手のトイザらスも経営破綻しました。

かつてシアーズは改革を実行するイノベーション企業でした。

20世紀初頭のアメリカは農業が中心で広大な国土に多くの農民が生活していました。買い物をするには都市まで行くか、行商人から高い値段で買うしかなかったのです。

ここに着目したシアーズは農村に対してカタログを用いた通信販売ビジネスを行い、未開拓の需要を取り込みました。

その後、都市部の人口が増加するとその環境変化を受け、通販から小売業へと転換していきました。

扱う商品も自動車や組立式住宅など時代に合わせた商品を次々に開発して販売していました。

まさしくシアーズはアメリカの物流・小売業界の革命児でありました。

その時代にうまく適応してきたシアーズでさえ、アマゾンのもたらした変化の波を越えることはできませんでした。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることができるのは、変化できる者である」とダーウィンは言っています。

時代の変化に激しい現代で生き残ること自身がとても難しいことなのだと痛感致します。