平成生まれの若者に余分なモノは持たないというギリギリ消費の人が増えているそうです。
そのライフスタイルは理解できる部分もあるし、理解できない部分もあります。
ギリギリ消費の人は冷蔵庫にほとんど何も入っていません。
なぜなら、今食べる分を近くのコンビニで小容量のサイズを買って食べ切るからです。
ビールにしても6本パックではなく1本買いです。
割高であっても「食べきれる」「飲みきれる」小容量を選ぶのです。
その理由は明快です。
「今日食べたいものは明日食べたいとは限らない」
「まとめて買うと消費しなきゃいけないのがプレッシャーになる」
彼らの親世代が安いからとまとめ買いをして結局余ってしまうケースをみていて、反面教師にしている側面もあるようです。
しかし、一番大きな要因はコンビニの存在でしょう。
コンビニの数が急速に増えたのは1990年代、つまり今の20代が生まれた頃です。
都市部に育った平成生まれにとって、コンビニはギリギリ消費を可能にする不可欠なライフラインなのです。