春を待つ昆布

北前船で北海道から運ばれていた昆布。

料理用やヨード分として珍重され、西日本でよく売れていました。

若狭湾に面する敦賀 (福井県) は昔から昆布交易の中継地でありました。

昔は敦賀に昆布が届くのは晩秋だったそうです。

京都や大阪へ運ぶには降雪地帯を越えねばならないので、仕方なく春が来るまで昆布を蔵に置いていたそうです。

するとうまい具合に若い昆布のカドが取れ、熟成が進みました。

蔵囲いという手法は偶然に生まれ、現在でも行なわれています。

「桜の花が散るまで、昆布は売るな」という格言は今も守られています。

現在は北海道と日本海を結ぶフェリーで昆布は届きます。

売り先は今や日本のみならず欧米にまで伸びています。

ウマミが欧米のシェフの注目を集め、ニューヨークやパリのレストランへの輸出も増えています。

2023年10月にはパリで昆布を切り口に日本文化を広く紹介するイベントが計画されています。

春を待っていた昆布はもうすぐ出荷されます。

サバ

日本人の人生は新たなステージに入ってきたようです。

平均寿命もどんどんのびて「人生100年」もそれほど遠い時代ではなくなってきています。

WHO (世界保健機関) が昨年に発表した統計によりますと、日本人の平均寿命は男女合わせて84.3歳で、2位のスイスに1歳近く差をつけて1位に輝いています。

日本では超高齢者になっても脳力も体力も衰えない元気な人が増えています。

その原因はなんでしょう?

医療の進歩ももちろんありますが、最大の原因は日本独自の和食に裏打ちされた食事法ではないかといわれています。

和食文化最大の特徴は海産物、なかでも魚です。

その中でも安価でおいしく人気の高いサバが健康維持に貢献している可能性が高いのです。

サバに含まれるEPAは血液をサラサラにして血行をよくする効果や、脂肪の燃焼効果があるといわれ、現代人が陥りやすい症状を予防する働きがあるのです。

又、サバに含まれているDHAは脳の活性化に役立ち、記憶力や発想力が高まるといわれています。

しゃきっとしていてスタスタ歩く超高齢者の原因はサバにあるのではないかと本気で思っています。

 

洋楽 冬の時代 

洋楽が売れなくなっています。

日本レコード協会によると邦楽と洋楽の比率は長らく70対30前後でありましたが、2010年に洋楽は20%を割り2020年には9%にまで落ち込みました。

日本のトップ100にはBTSをはじめとしたKポップ勢はたくさん入っていますが、その他はマカロニえんぴつ、優里、King  Gnu、あいみょんら国内勢ばかりです。

一方、韓国や台湾、インドネシアなどのトップ100にはアデルやエド・シーラン、ザ・ウィークエンド、ポスト・マローンといった欧米勢が数多く顔を出しています。

洋楽を聴かない傾向にあるのは世界的にみて日本の若者世代が顕著です。

洋画においても日本の若者は字幕ではなく吹き替え版を好む傾向があるのだそうです。

分析によると活字を読むのが苦手で分かりやすさを好むからだそうです。又、そもそも知らない国の文化には興味がないという人が多いのも一因です。

異なる文化に触れて刺激を得るよりも、分かりやすい文化に共感したいのかもしれません。

洋楽の魅力は圧倒的な迫力のライブです。それを体験すれば魅力が伝わりやすいのですがコロナ禍で来日公演が2年も途絶えています。

今や世界的なスターになったビリー・アイリッシュは上昇気流に乗っていた2020年9月に来日を予定していましたがコロナで中止となりました。開催されていれば日本でも大ブレークしていたことでしょう。

コロナ禍は日本の洋楽シーンに冬の時代をもたらしています。

ビズッパ アップル

「カカトを踏んでスリッパ履き、お仕事中の足元に解放感を」をコンセプトに開発したビズッパ。

第5弾となるビズッパ  アップルを応援購入サービスMakuakeにて2022年3月1日からスタート致しました。

大変うれしいことにプロジェクト初日に目標金額を大きく上回る834,000円を記録致しました。応援していただいた方、ならびにこのプロジェクトを支えていただいている全ての人に感謝申し上げます。

ビズッパは第1弾が2019年1月に始まりました。その後、第2弾、第3弾、第4弾と機能性のアップや甲素材の変更等で改良を重ねてまいりました。

第4弾までのご支援者総数は1784人。ご支援総額は26,799,600円に上りました。これは私たちの想像をはるかに上回るもので、感謝の念がわき上がるとともに期待に応える商品を作っていかなければならないという使命感をヒシヒシと感じるものでありました。

第5弾を開発するにあたり心掛けていたのは変えてはいけないものと変えてもよいものとの選別です。お客様が気に入っているものは変えない、変えることにより少しでも良くなるものは変えるという姿勢です。

いろいろと試している中で出会ったのが廃棄りんごから作られたアップルレザーです。

本革のようなシボ感とソフトで軽くさらっとした手触りで、靴素材として使うと適度に柔らかく、抜群のはき心地を実現することができました。

又、発色もよく、クロ、ブラウン、ネイビーの他にりんごを思わせるワインも投入することができました。

あえてデザイン、機能性、サイズ展開は変えていません。

長い試行錯誤の末、いいものが出来たのではないかと思っています。

4月29日までプロジェクトを実施していますので、よかったら応援して下さい。