創立記念日

11月22日に株式会社サロンドグレーは創立記念日を迎えました。

今年で22回目になったわけですが皆様のおかげでここまでこれたのだなと思い、感謝
の気持ちでいっぱいです。

人間でいえば22歳は学生から社会人になる瞬間で、これから社会のために働くように
なる年齢ではないかと思います。

私たちも気持ちを新たにしてがんばっていこうと思っております。

毎年恒例になっています創立記念交流会を開いて、来年度の方針を社員さん達と確認
致しました。

来年度の方針は2つありまして、1つ目は「あいさつをきっちりとする会社」になろうとい
うことです。

あいさつは人として大事なことで、おろそかにしてはいけないと思っています。

朝のあいさつからはじまって終わりのあいさつまで、全員が気持ちよくあいさつができ
る会社にしたいと思っています。

2つ目は「新規開拓、新規開発」です。

販売のチャンネルが多様化する中で、新たな販売ルートを開拓することが必要であると
考えています。

新たな販売ルートの先には新しいお客様がいらっしゃるので、新しい商品の開発が必
要となってくると思います。

もちろん従来のお客様も大事にする方針は変わっておりませんが、新しいお客様との
出会いが会社や商品をより強くするのではないかと思っています。

これからも末長くサロンドグレーの商品をご愛用いただけますよう全社員一丸となって
がんばってまいりますので、今後ともよろしくお願い致します。

原産国表示

消費者にとって製品がどこの国で作られたのかということは、購入する際の大きなポイン
トであると思います。

しかしこれほど経済がグローバル化すると、原産国を特定することは思っているほど容易
ではないのかも知れません。

A国に本社のある企業がB国のデザイナーに企画をしてもらい、C国の原料を使ってD国
にて半製品にして、E国で完成させた商品をF国にて販売したら原産国表示はどうなるで
しょう?

とっても複雑ですね。でもこのような事は世界で普通に行われています。

答えはモノによる、国によるというなんともあいまいなものなのです。

日本の場合は景品表示法という法律があり、その中の「原産国」という定義に「その商品
の内容について実質的な変更をもたらす行為が行われた国」とあります。

わかるようでわからないですね。

そこで運用細則にこう書いてあります。

アパレル ― 縫製

革 靴   ― 底付

「実質的な変更」とは、パーツから完成品に近い形になる瞬間の工程ではないかと思われ
ます。

それらは商品によって違うのです。

そして興味深いことに国によっても違うのです。

私たちの靴は日本において裁断から縫製、底付、仕上げまでを日本で生産して日本で販
売していますので間違いなくメイド イン ジャパンです。

日本製ハンドメイドのジャパンクオリティを世界の人にもはいてもらいたいと思っています。

ダイソーのマーケティング

100円ショップのダイソーと言えば、知らない人がいないくらい有名な店です。

実際、ダイソーは激しい参入合戦が繰り広げられるこの業界において、全国に約3000店
を展開し、売上高3,414億円を誇り、約6,000億円と推定される全体市場規模の6割を占
めているガリバー企業です。

そのマーケティング戦略は市場をよく分析したデータの下、ち密な戦略があるのではない
か思いがちですが、全然そうではないのがおもしろいところです。

ダイソーは安売りショップではなく、主婦のためのレジャーランドであり、エンターテイメント
企業であるということが重要なポイントだと思います。

「ええ~、これが100円!」という驚きや感動が店舗という劇場で毎日のように繰り広げら
れています。

経営方針もユニークです。

・経営目標や経営計画がなく臨機応変が方針

・東京は情報が多すぎるので本社は広島県のまま

・よく売れる商品はそのうち顧客に飽きられるので、よく売れない商品を仕入れる

特に最後の現代のマーケティング理論の全く逆をいくような手法は驚嘆に値します。

他社が絶対にまねのできないこの経営理論こそが、ダイソーが圧倒的首位を走る理由で
はないかと思うのです。

教科書的なビジネス理論を実践するだけならMBA(経営学修士)取得者は経営者として
全て成功しているはずです。

でも、現実はそうではありません。

ダイソーの成功はそれを如実に物語っています。

涙のシュークリーム

出張先のある夜、翌日の朝食を買おうとコンビニに寄った時の話です。

ついでにプリンも買おうと思ったのですが、お気に入りのプリンがなかったのでや
めようか思ったところ、その横においしそうなシュークリームを発見しました。

「今日はプリンではなくシュークリームにしよう」と思い、かごに入れレジに向かい
ました。

レジで精算しようとしたところ、そのシュークリームだけバーコードが異常な音をた
て、反応したのです。

「お客さん、このシュークリーム ダメですね。消費期限が切れています。」と店員さ
んが言いました。

そのシュークリームを見てみると、約1時間前に消費期限が切れていました。

「別にいいけど・・・。」と言いそうになった時、別の店員さんが陳列棚の方で叫びま
した。

「最後の1個のようです。」

買えませんオーラを出す店員さんの前で、私は「わかりました。」と、ものわかりの
いいお客を演じざるを得ませんでした。

でも心の中では違っていました。

「1時間ぐらいやったら大丈夫でしょう。消費期限切れはどうせ捨てるのだから売っ
てくれてもいいのに。店の売上は上がるし、お客さんも楽しい夜が過ごせるし、おま
けに環境にもやさしいし・・・」と愚痴っぽく考えていました。

シュークリームの入っていないコンビニ袋を持った背中が、店員さんにはさびしそう
に見えたかもしれません。