昔話法廷

今年で裁判員裁判が始まって10年を迎えます。

「人」を裁くことの難しさを改めて突きつけられるのがNHKの番組「昔話法廷」シリーズです。

「赤ずきん」や「浦島太郎」などを題材に登場人物がある罪に問われ「裁判員裁判」が開かれるストーリーです。

心に残ったのは「アリとキリギリス」です。

働き者のアリは食べ物を準備し、冬を無事に越せましたが、キリギリスはバイオリンの演奏ばかりして餓死してしまいます。

昔話法廷では食料を分けてほしいと頼んできたキリギリスを見殺しにしたとしてアリが「保護責任者遺棄致死罪」に問われます。

離れて暮らすキリギリスの母親が二人は兄弟のように仲が良い親友で、キリギリスが川で溺れたアリを救ったこともあると証言。

一方、アリの妻も法廷に立ち、赤ん坊も含めて子供が8人いて、ひもじい思いをさせたくなかったと話します。

アリは親友と家族との板ばさみで悩み、苦渋の決断だったと胸中を吐露します。

一見、アリの判断は仕方がないと思いがちですが、その後アリの日記が発見され意外な事実が判明します。

それを見ている視聴者が自分が裁判員になったつもりで考えるという番組なので判決はありません。

よく知っている物語のイメージががらりと変わる「昔話法廷」シリーズ、NHKのホームページからも見ることができますので、興味のある方は是非。

 

スマホを落としたら

先日、東京の地下鉄で向かいの席に座っていた男性があわてて降りていきました。

その際に何かがポケットから落ち、私の足元で止まりました。

「あっ」と声をかける間もなくドアは閉まり、男性は気づかないままでした。

落とし物を拾ってみると、なんとスマホとIC乗車券でした。

大事なものなので、落とした男性は困っているだろうなと思いました。

目的駅でもあった次の駅で降り、駅員さんに事情を説明して落とし物を渡しました。

男性が前の駅で降りた時に落としたこと、5両目ぐらいであったことを伝えました。

そのあと、スマホはロックがかかっているので、どうやって落とした本人に連絡するのだろうかと思いました。

携帯会社に連絡してロックを解除してもらうのか、そうなると個人情報がもれてしまうのではないかと一人で悶々としていました。

するとある人がそんな場合は、落とし主が自分のスマホに電話かけてくるので大丈夫と言ってました。

「なるほど」と思い、なぜそれに気づかなかったのか一人反省しました。

スマホを落としたらまずそのスマホに電話する、一つ教訓ができました。

ハニワ課長、喜ぶ。

先日、百舌鳥・古市古墳群が世界遺産へ登録される見通しという報道がされました。

百舌鳥・古市古墳群は大阪南部にある4世紀後半から6世紀前半にかけて作られた古墳で、その中の大仙陵古墳はエジプトのクフ王ピラミッド、秦の始皇帝陵とともに世界三大墳墓の一つに数えられるほどの巨大さです。

私が以前から注目していた堺市の広報キャラクターのハニワ課長もさぞ喜んでいることだろうと思いました。

ハニワ課長は2014年に登場した百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を目指してPRしている自称公務員のキャラクターです。

ハニワの頭部にスーツにネクタイ、シュールないでたちで、ゆるキャラとは一線を画す「かたキャラ」です。

「生まれて1600年。経験したことのないうれしさです」と喜びのコメント。

それもそのはず、国内推薦から漏れると「私みたいなのがいるからダメなのかも」と思い詰め、「頭が割れそうなぐらいショック」と嘆き悲しんでいたからです。

世界遺産に登録されると多数の観光客が押し寄せるでしょう。

シュールな外観とシャイな性格のハニワ課長、世界の観光客相手にうまく立ち回れるだろうかと心配しています。

眠りの自動運転

アメリカのシンクタンクが発表した調査資料では、日本人の睡眠不足による経済的損失は15兆円と試算されています。

働き盛りの人ほど十分な休息が取れずに蓄積した「睡眠負債」が多いと言われています。

あるアンケートの調査では「睡眠が日中のパフォーマンスに影響がある」という人は80%を超える一方、「睡眠の質を高めるための具体的な行動はしていない」という人が70%以上なのです。

つまり睡眠不足を自覚しつつも改善の手立てを打っていない人がほとんどです。

病院や介護施設向け電動ベッドメーカー パラマウントベッドは「眠りの自動運転」という新しい睡眠スタイルの商品を開発しました。

その商品はシート状のセンサーで使用者の入眠時、熟眠時、起床時の体の状態に合わせ、ベッドの角度が自動で変わるというもの。

入眠時は少し上体を起こして眠ると呼吸がしやすくなるそうです。

使用者が眠ったことをセンサーが感知するとベッドが自動でフラットになり、熟睡に必要な寝返りを打ちやすくなるそうです。

ベッドは1分に1度ずつ角度を静かに下げ、体の動きを感知するとベッドが止まるというすぐれものです。

設定した起床時間が近づき、眠りが浅くなった状態を感知した時にはベッドが自動で背上げし、「心地良い目覚めを促す」のだそうです。

睡眠不足で悩む人にとっては救世主になるかも知れません。

飲むおにぎり

働き方改革もあって、とかくせわしい現代社会。

いろいろと忙しくて、ゆっくり食事する時間のない人に朗報です。

最短10秒程度で食事を済ませられる商品が登場し、予想を超える売上を見せています。

その名も「飲むおにぎり」(130g入り 税別160円)

容器の見た目は栄養補給のゼリー飲料そっくりです。

しかしその食感はずっしり重く、ゼリーに包まれたお米やのり、具の昆布が舌と喉を直撃します。

味は予想を大きく裏切るものです。

3月の発売以来SNS上で話題になり、当初予想の8倍の80万個を出荷しました。

ただ1年間保存可能にするために梅などを使ったせいか、味付けがしょっぱいとの指摘があり、なかなか10秒程度で完食する人は少ないようです。

発売元のヨコオデイリーフーズは年内にもライトな食感の減塩タイプを発売し、今後も新商品を投入する予定だそうです。

2020年の東京五輪、パラリンピックでの公式飲料を目指しているそうです。

ボズスキャッグス公演

4年ぶりに来日したボズスキャッグスの公演に行ってきました。

1970年代後半から1980年代にかけて流行したアダルト・コンテンポラリーを代表するミュージシャンで74歳になる大ベテランです。

現在でも精力的に活動を続けており、2018年8月、ブルースミュージックに回帰したアルバム「アウトオブザブルース」をリリースし、第61回グラミー賞にノミネートされています。

コンサート内容も往年のヒット曲をたくさん演奏してくれて、その当時のままの歌声を聴かせてくれました。

観客層は私より10歳くらい上の人が中心で、それぞれの人が昔の青春時代を想い出しているようでした。

私もボズスキャッグスを聴き始めた頃は大人の音楽へのあこがれが強く、背伸びして聴いていた気がします。

AORのはしりであったボズスキャグスがまだ現役で頑張っていることに感銘を受けると共に、その音楽がとても心地よいと感じる年齢になってきたのを実感しました。

最近のインタビューでボズスキャッグスはこう語っています。

「長年かけてようやく自分の音を見つけた気がする」

長く続けてこそ見える世界があるのだなと思います。

お父さん預かります

平成から令和になり、日本国中が祝賀ムードに染まりました。

企業も10連休のところが多く、行楽地には人があふれ、都市の繁華街は買い物客で混雑していました。

そんな中、大阪なんば近くの難波御堂筋ホールが「お父さんお預かりサービス」を始め注目されました。

貸会議室を運営する難波御堂筋ホールはゴールデンウィーク中の会議室約200平方メートルを提供し、ワークスペース、漫画コーナー、フットマッサージ、ごろごろできるマット等を完備し快適空間を実現。

じゃま物扱いされるお父さんを預けるというよりはお父さんにも誰にもじゃまされずにゆっくりしてもらおうという優しいサービスです。

料金は1時間500円ですが、フリータイムはなんと1000円。

利用の仕方によっては大変リーズナブルな設定です。

企画会議の際に「買い物に行っても、待っている時間が退屈だ」という男性意見と「お父さんに気を使わず、ゆっくり買い物を楽しみたい」という女性意見があり、そこにニーズがあるのではと考えたのがきっかけです。

空きスペースのある難波御堂筋ホール、ゆっくりくつろぎたいお父さん、買い物を楽しみたいお母さん、ウインウインのビジネスだと思います。

紙対応

働き方改革の推進は多くの企業で課題となっています。

ある調査によると「残業時間の削減」や「テレビ会議システムの導入」を具体的施策として実施している企業が多いそうです。

しかしながら、紙を使った作業「紙対応」の作業量が変わったかどうか聞いてみたところ、86.3%が「変わらない」と回答しています。

多くの作業をパソコンで行うようになっても、最終的には紙に印刷して回覧したり記入したりすることが多いからだと思います。

当社でもメールでのやりとりが多くなってきましたが、売上日報などはFAXが中心です。

売場の販売員さん達から「この商品が売れました」 「お客様からこんなことを言われました」等の情報を毎日FAXで送ってきてもらいます。

販売員さんの直筆なので言葉選びや筆跡などで現場の雰囲気と共に個性が伝わってきます。

デジタルでは伝わらない暖かみを感じるのです。

FAXで来る売上日報は膨大な量になるので、一定期間保管したあとは会議資料の裏紙として再利用しています。

会議の際に数年前の売上日報をみつけるとその当時のことを思い出します。

紙の量は減らなくても何度も使うことにより、エコ活動に貢献したいと思っています。

 

異質から学ぶ

新入社員の季節です。

私が社会に出た頃も 「新人類」 と言われ、上司や先輩から異質扱いされたのを思い出します。

時代が変化していくと理想の職場、上司像も変わるのは当然です。

今の理想の職場は 「お互いに個性を尊重する」 ところで、理想の上司は 「一人ひとりに対して丁寧に指導する」人です。

以前の理想とされた 「みんなが一つの目標に向かって強いリーダーの下で切磋琢磨していく」 職場は今の新入社員にとって居心地の悪い職場なのです。

「何を甘いこと言って、私達の頃は・・・」 と言ってはいけません。

今のビジネス環境は正解がなく、変化が速く、複雑で先の読めない世界です。そこでは既存の知識や経験は通用しなくなっているのです。

異質な存在である若い人たちは、時代の変化の中ですでに新しい世界を生きるための体験を積んできたのですから、そこから学べることは多いと思います。

互いを尊重する姿勢、他者とコラボする力、目先の利益より社会にとって良いものを生みたいという指向性。

彼らを知るということは、今の消費者を知るということにつながっていくのではないかと思います。

定額制どこでも住み放題

定額制(サブスクリクション)が流行っていますが、どこでも住み放題という定額制住居サービス「HafH(ハフ)」が始まりました。

利用者は月額料金を払えば全国46ヶ所と海外7ヶ所の住居に好きなだけ住むことができます。

1ヶ月から契約でき、期間に上限はありません。

料金はプランによって異なりますが、月額8万2000円など。

敷金や礼金はなく、光熱費やWi-Fiの料金なども月額料金に含まれるという、うれしい設定です。

コワーキングスペース(共用オフィス)なども設け、普段のオフィス以外の場所で働きたいという声に応えています。

「多くの人にとってパソコンがあればどこでも仕事ができる時代。いつもと違う場所で働くと仕事の効率が上がる」と大瀬良共同代表は言います。

住居・旅・仕事を取り込んで、「世界を旅して働こう」 というテーマで作られたハフ。

住居を変えることにより、いろいろな人と出会い、様々な刺激を受けるのではないかと想像します。

もし自分が30歳若ければやってみただろうと思います。