三国志の世界

学生時代に先輩から絶対に読むべしとすすめられたのが「三国志」でした。

読んでみるとバラエティ豊かな登場人物とスケールの大きなストーリー展開にすっかり魅了されました。

生き方の参考になる武将が多数登場し、少なからず影響を与えられたと思います。

その発掘物等を集めた特別展「三国志」が東京国立博物館で開催されていたので行ってきました。

時代は漢が衰退した2~3世紀ごろ、約1800年前の頃になるので原型をとどめているものは少ないのではないかと思っていたのですが、予想以上にきれいな状態でいろいろな物が残っており、すばらしい展示会でありました。

その中でも特筆すべきは、魏の曹操の墓「曹操高陵」を再現した間です。

多くの日本人にとって劉備の敵である曹操は狡猾な悪人のイメージなのですが、発見された墓からは違った人物像が見えてきます。

墓の規模こそ大きいものの、遺物も珍しい宝などはなく「墓は質素に」という曹操の遺言そのままでありました。

曹操高陵をはじめ多くの展示物を見るたびに小説の世界で活躍していた英雄たちが1800年前に本当にいたのだなという不思議な感覚になりました。

愚痴ると老ける

誰でも嫌なことがあると愚痴のひとつでも言いたくなります。

聞かされる方は大変だと思いますが、愚痴を吐くとスッキリする人が多いのも事実。

しかし、恐ろしいことに「スッキリ」を得る代償として、愚痴ることで「カラダの老化」が早まるという研究結果があるのです。

アメリカのブラックバーン教授は、ストレスフルな状況下での実験で細胞の老化が進むことを発見しました。

しかも驚くべきことに「ストレスフルな状況を予測するだけ」で老いが早まることが実証されたのです。

愚痴るとスッキリする一方、ストレス状況を思い返しているので、体の中ではより一層老化が進むということになります。

愚痴ることによる老化を抑える解決策としては、アーモンドなどのナッツを食べることがいいそうです。

ナッツは老化の原因である「活性酸素」を除去する役割があるのです。

さらに赤ちゃんや犬の写真をみるという方法もあります。

赤ちゃんや犬の写真をみると脳内に癒やしホルモンであるオキシトシンが放出されます。

オキシトシンはストレスを減らし、心を静める作用があります。

もし嫌なことがあったら愚痴りたくなる気持ちを抑え、ナッツ片手に赤ちゃんや犬の写真を眺めてはいかがでしょう。

花火業界の今

夏の風物詩といえば花火です。

日本における花火の歴史は、16世紀の戦国時代から始まったといわれていますが、現在のような観賞用の花火が登場したのは江戸時代からです。

東京で有名な隅田川での花火は、今から約390年前の1628年に浅草寺に来た徳川家康と関係が深い僧である天海を船遊びの際に花火でもてなしたことがはじまりとされています。

花火が打ち上がった際、定番の掛け声である「たまやー」「かぎやー」は江戸時代に活躍した花火師、玉屋市郎兵衛や鍵屋弥兵衛の屋号からとったものであるということはよく知られています。

最近はクリスマスや新年のお祝い等、1年を通じて花火を打ち上げることが多く、花火業界は夏だけが忙しいというわけではありません。

人手不足や後継者不在などが社会的に取り上げられるなか、花火業界は代々世襲制であり、鍵屋も現在15代目が活躍中です。

近年は化学知識やIT技術を持った若い花火師が育ってきており、日本の花火業界はさらなる発展が期待されています。

世界的に見ても日本の花火は安全かつ最も精巧で情緒あふれるものとして絶賛されているので、日本の文化として多くの外国の方にも見てもらいたいものです。

長生きするには・・・

人の性格は物事を前向きに考えるポジティブ思考と悲観的に考えるネガティブ思考に分かれます。

このような性格的思考と寿命の関係性について、スタンフォード大学のターマン教授が研究しました。

10歳前後の子供たち約1600人を対象に追跡調査をしたのです。

そのうち3分の2が70歳以上生き、さらに24人は90歳を超えて生きていました。

研究開始時よりターマン教授は全ての子供たちの性格を調べていました。陽気で楽観的、学校の人気者、真面目、神経質、ルールを守るなどです。

そしてターマン教授死後、遺志を継いだフリードマン教授は子供たちの性格と寿命の関係を分析すると、常識を覆す研究結果が出たのです。

意外なことに、楽観的で社交的な人ほど早死にしていました。

過度に楽観的でポジティブな人ほど日常生活のあらゆる場面で「まあ、大丈夫だろう」と慎重さに欠ける判断をし、結果的に不健康な生活習慣を送ったり、交通事故などで亡くなっていたのです。

また、小さい頃から学校の人気者で社交的な人ほど、付き合いなどからアルコールやタバコに手を出し、早死にしていました。

一方、いちばん長生きしていたのは、真面目で粘り強い性格の人たちです。

彼らは人生でつらいことや問題にぶつかっても決して逃げることなく、粘り強く受け止めていました。

長生きするには過度に「ポジティブ!」と思考するのではなく、つらいときはそのつらさをかみしめ、真面目に生きていくことがいいようです。

年齢を3で割ると

新聞の人生相談のコーナーで21歳の女性が結婚、出産、仕事等、将来のことを漠然と思い悩んでいました。

回答者は高橋源一郎さん。人生の達人です。

その回答の中で年齢を3で割ると、それはその人が人生の何時にいるかを示す数字であると言っていました。

21歳の女性は午前7時。一日が始まったばかりです。

起きたばかりなのに一日の予定のことばかり心配していても仕方がない。そんなことは太陽がもっと高く上ってからでいいのではないかと回答していました。

人生のある時点を一日の何時かに置き換えるのはおもしろい視点です。

36歳で正午。一日の折り返し地点。

45歳で午後3時。一生懸命に働いています。

60歳で午後8時。一日の疲れを癒す頃です。

ちなみに私は午後6時20分。夜が始まったばかりでまだまだ楽しみがありそうです。

しかし、これから寿命がどんどん延びていくと、3ではなく4で割らなければならなくなりそうです。

ミレニアル世代

日本には世代を表す言葉がいろいろあります。

1947年~1949年生まれを指す「団塊」

1950年~1964年生まれの「新人類」

1965年~1969年生まれの「バブル世代」

1970年~1984年生まれの「ロストジェネレーション」

それぞれの生まれ育った環境により経験や考え方が特長的であったりします。

1989年~1995年生まれは「ミレニアル世代」と言われ、ゆとり教育を受けた「ゆとり世代」と重なっています。

「ミレニアル世代」はSNSで情報を収集し、旅行に積極的であります。好景気を知らないので現状に不満が少ないとも言われています。

実際、若者の「幸福度」は統計上でも高まっています。

内閣府の調査では、18歳~29歳で「生活に不満がある」と答えた人は2016年以降、3年連続で20%を下回っています。

その要因とみられるのが就職環境の改善です。

就職氷河期が終わり、就職はしやすくなり初任給も上昇しています。

ぜいたくをしなければ、安定した生活が送れる世の中であると認識している世代です。

今回の参議院選挙で「ミレニアル世代」がどのような投票行動に出るのか注目です。

レンタル なんもしない人

テレビや書籍で「レンタル なんもしない人」が話題です。

「一人で入りにくい店、ゲームの人数合わせ、花見の場所取りなど、ただ一人分の存在だけが必要なシーンでご利用下さい。ごく簡単な受け答え以外なんもしません。」とツイッターで告知。

料金は交通費など実費だけで、基本は無料です。依頼者が自らの意思で報酬を出すのはかまいません。

サービス開始直後は行列並び要員などの実用的な依頼が多かったらしいのですが、時間がたつにつれ想像もしなかった不思議な依頼が増えてきているそうです。

「転勤するが、新幹線のホームで手を振ってほしい」

ホームでの別れは友人だとしんみりし過ぎてしまうので、関わりの薄い人がいいらしいのです。

又、実際に人に言えないことを話したいとの依頼もあるそうです。

深い悩みほど家族や友人に話せないケースもあり、AIではなく生身の人間で関わりの薄い人に聞いてもらいたいのです。

「なんもしない」ので悩みの解決や助言はしませんが、一人で抱えるにはつらく、話を聞いてもらうことで気が楽になるのです。

そばに誰かいるだけで、救われる気持ちになるのはよくわかります。

きゅうりの季節

「冷やし中華始めました」という店の貼り紙が目につき始めると、今年もきゅうりの季節が来たなと感じます。

きゅうりは夏野菜の代表格。夏になるとその色どりの良さから出番が増えてきます。

私は小さい頃からきゅうりが苦手なんです。

そのため、この季節になると飲食店での料理のオーダーの時に、多分入ってないと思うけど念のために「きゅうりが苦手です」と最後に言い添えます。

その際、必ずといっていいほど「アレルギーですか?」と聞かれます。

「アレルギーではなく、苦手なだけです」と答えるのですが、一瞬変な空気になることがあります。

「アレルギーではなく、単なる好き嫌いですか。子供みたいですね。いい大人がみっともない。」という空気です。

きゅうり嫌い歴の長い私は、すかさず「ズッキーニやなすびは食べれます」とささやかな抵抗をします。

「ズッキーニはかぼちゃの仲間で、なすびはナス科です。きゅうりに近いのはスイカやメロンです。でもスイカやメロンは大丈夫です。」

言えば言うほど子供みたいになってしまいます。

 

昔話法廷

今年で裁判員裁判が始まって10年を迎えます。

「人」を裁くことの難しさを改めて突きつけられるのがNHKの番組「昔話法廷」シリーズです。

「赤ずきん」や「浦島太郎」などを題材に登場人物がある罪に問われ「裁判員裁判」が開かれるストーリーです。

心に残ったのは「アリとキリギリス」です。

働き者のアリは食べ物を準備し、冬を無事に越せましたが、キリギリスはバイオリンの演奏ばかりして餓死してしまいます。

昔話法廷では食料を分けてほしいと頼んできたキリギリスを見殺しにしたとしてアリが「保護責任者遺棄致死罪」に問われます。

離れて暮らすキリギリスの母親が二人は兄弟のように仲が良い親友で、キリギリスが川で溺れたアリを救ったこともあると証言。

一方、アリの妻も法廷に立ち、赤ん坊も含めて子供が8人いて、ひもじい思いをさせたくなかったと話します。

アリは親友と家族との板ばさみで悩み、苦渋の決断だったと胸中を吐露します。

一見、アリの判断は仕方がないと思いがちですが、その後アリの日記が発見され意外な事実が判明します。

それを見ている視聴者が自分が裁判員になったつもりで考えるという番組なので判決はありません。

よく知っている物語のイメージががらりと変わる「昔話法廷」シリーズ、NHKのホームページからも見ることができますので、興味のある方は是非。

 

スマホを落としたら

先日、東京の地下鉄で向かいの席に座っていた男性があわてて降りていきました。

その際に何かがポケットから落ち、私の足元で止まりました。

「あっ」と声をかける間もなくドアは閉まり、男性は気づかないままでした。

落とし物を拾ってみると、なんとスマホとIC乗車券でした。

大事なものなので、落とした男性は困っているだろうなと思いました。

目的駅でもあった次の駅で降り、駅員さんに事情を説明して落とし物を渡しました。

男性が前の駅で降りた時に落としたこと、5両目ぐらいであったことを伝えました。

そのあと、スマホはロックがかかっているので、どうやって落とした本人に連絡するのだろうかと思いました。

携帯会社に連絡してロックを解除してもらうのか、そうなると個人情報がもれてしまうのではないかと一人で悶々としていました。

するとある人がそんな場合は、落とし主が自分のスマホに電話かけてくるので大丈夫と言ってました。

「なるほど」と思い、なぜそれに気づかなかったのか一人反省しました。

スマホを落としたらまずそのスマホに電話する、一つ教訓ができました。