ハチの役割

新型コロナウイルス禍による健康志向の高まりで需要が拡大したハチミツ。近年は価格も上昇傾向です。

日本で消費されるハチミツの9割が輸入品なのですが、カナダでは高温や干ばつが起こり、東欧では開花時期の多雨により不作となりました。

ハチミツは開花時期の天候に大きく左右されます。

米国での記録的なハリケーンや欧州での大洪水など、ここ数年続いている世界規模の異常気象はハチミツの採蜜量に大きな影響を与えています。

国産のハチミツも例外ではなく、採蜜量の減少で値上げが続いています。

ハチが十分に活動しないことの影響はハチミツの値上りにとどまりません。

秋田県名産のサクランボは4月下旬の開花の時期に長期の低温や降雪、霜などが重なったため授粉するハチが飛ばず収穫量が減少しました。

ハチは農作物の受粉にも欠かせない存在なのです。

だから異常気象でハチの活動が鈍くなるとハチミツの収蜜量だけではなく、あらゆる農作物の収穫量にも影響してくるのです。

自然界におけるハチの役割は重要です。

水産資源の変化

日本近海の水産資源に異変が起きています。

北海道函館市では6月に漁が解禁された名物のイカが今年も不漁になり、7月解禁の天然真昆布も海中で昆布が育っておらず、収穫はほとんど見込めない状態になっているそうです。

近年は他地域でもサバやサケ、サンマといったなじみのある魚で漁獲量が減少しています。

数十年単位で海水温や海流などが変化し、とれる魚の種類が変わる魚種交代と呼ばれる現象があります。

しかし、最近起きている不漁は周期的な変化の一面ではなく、温暖化による海水温の上昇が影響した、従来とは質の違う変化ではないかと危惧する声が強いのです。

関西の伝統的な食文化は昆布のだしがベースになっています。

京料理では淡白で清澄な利尻昆布、大阪料理では味に深みのある道南の真昆布がよく使われるなど、産地によって味わいや香りが異なります。

昆布を使うことは繊細な日本人の味覚、食文化の継承という点で大変重要であるといわれています。

そこで注目されるのが魚や海藻類の養殖です。

農産物では味の良い品種を生む改良の努力が今も続いています。

技術と工夫で改良するのは日本の得意技です。

水産資源の養殖は歴史が浅い分、改良の余地が大きいのではないかと思われますので期待したいです。

結婚相談所

新型コロナウイルス禍でリアルな出会いの場が減るなか、様々な婚活サービスが伸びています。

一番人気はマッチングアプリです。

年収や身長など希望する条件を入力して相手を検索し、顔写真やプロフィールなどを見ながら好みの相手が探せます。結婚相談所に比べて安価で気軽に利用しやすいため若年層を中心に人気です。

しかしながらマッチングアプリは自ら相手を探し、やりとりを進める必要があるため、向かないと感じる人もいます。

そうした中で仲介人に相談しながら婚活を進められる結婚相談所の人気がじわじわと高まっています。

結婚相談所は入会金など一定の費用がかかることもあり、最初から選ぶ人は少ないですがマッチングアプリに疲れた人などが結婚相談所を選ぶのだそうです。

仲介人がいることで「希望条件から少し外れるが、価値観が似ている人」など、検索では出会えない相手を紹介してもらえるのも特長です。

交際時のサポートも人気の理由です。相手との接し方やデートでの振る舞いなど、様々な相談に対応してくれます。

政府が6月に公表した「男女共同参画白書」によると20代独身のうち男性の約40%、女性の約25%が「デート経験なし」です。恋愛に消極的な人が増える中、出会いやデートをサポートしてくれる結婚相談所の需要は今後も広がりそうです。

暑さ対策商品

平年よりも厳しい暑さが続いたので暑さ対策商品の消費が活発になっています。

電力需給がひっ迫する中、今年の夏は暑さ対策と節電を両立するグッズが消費者から支持を集めているようです。

銀座ロフト(東京) によると6月の暑さ対策関連商品売上高は、前年同月比約8割増となりました。帽子や日傘といった日差し対策商品、接触冷感マスク、清涼成分入り入浴剤やスプレーなどの売り上げが大きく伸びているそうです。

特に男性用日傘 (晴雨兼用) の伸びが顕著で、約2倍売れています。

ネットでも暑さ対策グッズが売れています。

楽天市場ではネッククーラーをはじめとする冷却グッズ、暑さ対策用品の4~6月の流通額が前年同期比約10倍と大幅に伸びました。

今夏のトレンドの筆頭格はリング型のネッククーラーです。

その1つがF・O・インターナショナル (神戸市) の「アイスリング」

28度以下で凍結する素材を使用し、ちょうど良いひんやり感で充電を必要とせず、水洗いで繰り返し使えます。

犬用サイズも用意しており、今年の販売数はすでに40万本を超えており前年の約10倍となっています。

電気を使わずに暑さをしのぐ商品が支持されています。

 

熱中症にご注意

2022年は史上最短の梅雨明け、6月なのに猛暑日続出という歴史的な暑い夏になっています。

まだ身体が暑さに慣れていないので気をつけたいのが熱中症です。

毎年夏になるとさんざん注意をされていますが、今年の夏は今まで以上に注意が必要かも知れません。

消防庁の昨年のデータによりますと、熱中症で救急搬送された約4万8000人のうち約40%が住居から搬送されているそうです。そしてその多くが高齢者です。

主な原因としては、暑さと寒さに対する感覚の鈍りとエアコンに対する一種の拒絶反応があるとされています。

住居のなかには油断すると熱中症リスクが高まる場所とタイミングがあるので注意が必要です。

台所や浴室、トイレは特に注意が必要です。

狭い空間で熱がこもりがちになるので換気が重要なポイントとなります。

就寝時も気をつけたいです。エアコンをつけっぱなしで寝ると起きた時に体がだるいと感じる方もいると思いますが、近年は夜中も気温が下がりにくくなっています。

寝る前に水分を補給してエアコンの温度設定やタイマーなど活用して、熱がこもりにくくすることをおすすめします。

ブラックサンダー

1994年発売のチョコ菓子「ブラックサンダー」は年間2億本を出荷する超人気菓子です。

そこに至るまでの道すじは平坦なものではありませんでした。

大手メーカーのOEM生産等を手掛けていた有楽製菓 (東京都小平市) はココアクッキーとプレーンのビスケットの融合という菓子を開発します。

子供向け中心なのでネーミングも戦隊シリーズ的なイメージで「BLACK  THUNDER」に決定。既存のチョコバーより原材料が高いため、少し高めの30円に設定しました。

しかしながら子供に英語表記は伝わりにくく、値段の高さも敬遠され、結局鳴かず飛ばずでいったん販売休止に追い込まれます。

だが、なぜか九州での人気が根強く「せめて九州だけでも売ってほしい」と懇願され、販売を再開。立て直しに動き出します。

「BLACK  THUNDER」を子供に読みやすく「ブラックサンダー」に変更。

又、販路も拡大し、大学生協に売り込みました。30円は子供にとっては高くても、大学生には安いので売れていきました。

当時話題の「生協の白石さん」に紹介され「謎の菓子」として若い世代に広がっていきました。

人気を決定づけたのは、体操のレジェンド内村航平氏が2008年北京五輪前にブラックサンダー好きを公言し、人気に火がつきました。

味と品質に自信があった商品をあきらめることなく続けていったことが熱烈なファンを生み、ロングセラーにつながっているのだと思います。

おいしい完全食

日清食品が先日、新ブランド「完全メシ」を発売しました。

健康とおいしさの両立をうたい、「日本人の食事摂取基準」で設定された33種類の栄養素を摂取できるのだそうです。

三大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質のPFCバランスを理想値にしたうえで食物繊維、ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸もバランスよく摂取できるというすぐれもの。

「おいしい完全食」は日清食品の安藤徳隆社長の宿願でありました。

安藤社長は成長戦略として新規事業の推進を掲げ、未来の食を追求。即席めんなどで培った減塩や油分カット、苦みのマスキング技術などを活用し、摂取カロリーを抑えても従来の食事と遜色ないおいしさを実現すべく、研究を重ねてきました。

研究のあとは随所にみられます。

「完全メシ カレーメシ 欧風カレー」では、いかにしてコメの中に栄養素を入れ込むかという点に苦労したそうです。

麺類であれば栄養素を含む部分を他の食材でコーティングできるが、コメはそうはいきません。試行錯誤の結果、通常のカレーメシとは違う「栄養強化米」となっているそうです。

「完全メシ 豚辛ラ王 油そば」では、栄養素を内側に封じ込めた3層構造のノンフライ太麺を使用。

油そばという健康イメージとは対極にありそうなジャンルで、実は健康にいいといううれしい商品です。

我慢して体にいいものを食べるのではなく、思いっきり食を楽しんでほしいという安藤社長の思いを体現した味です。

プロセス

最近、若者のあいだで映画や小説を見たり読んだりする前にあらかじめあらすじを読んでおき、結末が面白そうで自分の期待通りになるものを選んだりする人が増えているらしいのです。

また、ネットで映画を見る場合は途中で退屈なシーンがあると、とばしたりするそうです。

退屈なシーンはどんなものかというと、2人が見つめ合うシーンや風景描写などでストーリーが進まないような場面ということらしいのです。

監督や演出家は2人が見つめ合うシーンや風景描写に意味を持たしていて、作品自体に味わいを深める狙いがあると思います。

それらをとばしてしまうと、作品の良さが半減してしまうのではないでしょうか。

結果に至るプロセスに大きな価値があると思います。

旅の目的は目的地に到着することだけではないでしょう。

道中で出会う人たちや風景、体験こそが醍醐味です。

そこで予期せぬトラブルに巻き込まれたり、思わぬ親切を受けたりすることもあります。それらが旅の貴重な体験となり、後々もよく思い出したりします。

人生の旅も結果ではなく、どんな人に出会ってどんな豊かな時間を過ごせたかというプロセスが重要ではないかと思います。

ホタル

梅雨の時期が近づき、水辺ではそろそろホタルが光り輝きながら舞い飛ぶ姿を目にすることが出来るようになってきました。

日本では夏の季語やこの季節の風物詩として古くから親しまれてきたホタルですが、その生態等については今だに多くの謎があると言われています。

現在日本には主に大型 (12~15㎜) のゲンジボタル、ひとまわり小型な (7~10㎜) ヘイケボタル等、約50種類が生息しています。

そもそもホタルはなぜ光るのでしょうか?

ホタルは光の点滅によってそれぞれの個体間でコミュニケーションをとっていると考えられています。

またその光り方は刺激されたときの光り、敵を驚かせるための光り、雄が雌に求愛するときの光りの三種類があるそうです。

同じゲンジボタルでも光の点滅が東日本では4秒周期なのに、中部地方では3秒周期で西日本、四国では2秒周期だそうです。

地域による遺伝子の違いなのか環境なのか、その原因は不明です。

ホタルの成虫は10日間前後でその一生を終えます。その短い期間に精一杯生きているホタルたち。

そのはかなく美しい光景を失くさないためにも、ホタルの住みやすい環境を保護していく事が大切だと思います。

プロキング

ゴミを拾いながらジョギングする北欧発祥のスポーツ「プロキング」が名古屋で広がっているそうです。

プロキングはスウェーデン語の「拾う」と英語の「ジョギング」を組み合わせた造語だそうで、登山愛好家の常田英一朗氏らが北欧から取り入れ、日本で広めようと活動しています。

常田氏は「ゴミを拾うためにしゃがみこむことでジョギングの1.2倍のカロリーを消費する。参加者が協力しながらゴミ拾いをして新たな交流も生まれる」と効果を説明しています。

名古屋市は2020年10月より定期的にプロキングのイベントを開いており、徐々に人気が高まっています。

「会話をしながらゆっくりと走れて社会貢献もできて心地よい」

「ただ走るだけじゃなくて、ゴミ拾いが加わるだけで走る苦しさが薄れる」と参加者の反応も上々です。

約1時間のプロキングで45キロのごみが集まるそうです。

市環境局の担当者も「決まった人にゴミ拾いをしてもらうよりはスポーツにすることでいろんな人が参加できる。ごみを捨ててはいけないという意識にもつながる」と言っています。

スポーツをしながら社会貢献ができるので全国的にヒットするのではないかと思っています。