今日的まつり

先日、日本三大祭の一つである天神祭が大阪でありました。

それと前後して、地元の夏まつりもいたるところで開催されています。

私も小学生のころは、みこしの上でたいこをたたいていました。その理由はジュー
スがただで何本ももらえるという単純なものでした。

当時は、同様の理由で参加していた子供も多く、地域の人も多数参加していたの
でそれなりに盛り上がっていたような気がします。

今は少子化のせいか、ジュースぐらいでは反応しないのか、子供の数が少ないよ
うです。

又、みこしも時代の変化に合わせて変わってきているようです。

通常は人が担いだり、台車にのせて人が引っ張るというものだと思いますが先日、
近所で見たものはトラックの荷台にのっていました。

トラックの荷台にたいこがあり、子供たちがたたいていました。はっぴを着たまつり
関係者も荷台にのっていました。

一応、トラックの正面にちょうちんが掲げてあり、まつりムードを出そうとしています
がどう見てもトラックに見えてしまいます。

その前には先導車の役割の乗用車が2台、最後尾も警備のためか乗用車があり、
みこしの車列が低速で街を走っていました。

たいこの音や、まつりのかけ声は昔とあまり変わらないのに、みこしの車列には違
和感を感じてしまいます。

20年後には、違和感が常識となっているのかわかりませんが、まつり自身が消滅
していくよりはずっとましだと思います。

犬の誕生日

7月に愛犬チョコ(トイプードル・オス)が5歳の誕生日を迎えました。

昨年は、はりきりすぎて犬用のケーキを食べさせたところ腹痛でダウンさせた苦い
経験があるので、今年は大好物のぺティグリーチャムにしました。

大好きな散歩も余分にしようと思いましたが、夏バテしそうなのでいつのも通りのコ
ースにしました。

犬の1歳は人間の7歳に相当するといわれています。

するとチョコは、人間でいうと35歳のおっさん犬です。

子犬の時から飼っているので、中年から老年になっていくチョコの姿は想像ができ
ませんが、近い将来にそうなることは確かなので覚悟をしておかねばなりません。

ところで、日本で一番有名な犬であるソフトバンクのおとうさん犬は何歳なのでしょ
う?

息子と娘が立派な大人なので中年以上であることは間違いなさそうです。

先日、テレビ番組に出演されていたソフトバンクの孫正義さんが、なぜお父さん役
が犬になったのかを語っていました。

要約すると、お父さん以外のキャストは全員決まっていて、お父さん役のみが決ま
らずに撮影日が近づいてきていました。大物俳優はスケジュール的に無理で中途
半端な人ではバランスが悪いという状況でした。

苦肉の策として、その家のペットとして決まっていた犬を、お父さん役に抜擢したの
です。大コケするリスクのある大決断です。

しかし、それが見事に当たったのです。

今やおとうさん犬が旅に出たり、選挙に出たりするたびにストーリーに意外性が出て、
注目度が増しています。

ヒットの裏には、切羽詰った状況での勇気ある決断がかくれていたのです。

普通のタコにもどりたい

サッカーのワールドカップはスペインが初の優勝国となり、約1ヶ月にわたる熱戦
を終えました。

このワールドカップで一番有名になったのはメッシやクローゼではなく、占いタコの
パウル君ではないでしょうか。

ご存知の通りパウル君はドイツのオーバーハウゼン水族館で飼育されているタコ
で、ドイツ戦7戦と決勝戦の合計8試合の勝敗を的中させた占いタコです。

占いの方法は、水槽の中で対戦国の国旗のついたエサ入り容器のどちらを選ぶ
かという単純な方法だそうです。

次々と的中させていったパウル君に全世界のマスコミが注目し、最後の決勝戦の
占いには世界の約600のテレビが生中継したそうです。

その決勝戦の予想も的中させたパウル君は、敗れたサポーターからのパエリアや
フライにして食べてしまえという筋違いの脅迫をうけつつも、優勝国のスペインから
は英雄扱いされています。

文字通りひっぱりダコのパウル君ですが高齢のため様々なオファーを辞退し、水族
館のお客さんを喜ばせる普通のタコにもどるそうです。

パウル君が普通のタコにもどるというニュースを聞いて、キャンディーズが「普通の
女の子にもどりたい」といって電撃的に解散したことを思い出したのは私だけでしょ
うか。

キャサリン´s BAR 

先日、九州に出張しました。

ルートは宮崎、鹿児島、熊本、博多、小倉でした。九州地方は集中豪雨が続いてお
りましたが、出張中は雨にあうこともほとんどありませんでした。

熊本に行った時に、地元のお客様が話のネタにとキャサリン’S BAR に連れて行って
くれました。

キャサリン’S BAR とは熊本出身のスザンヌのお母さん(キャサリン)が経営する立ち
飲みBARです。地元ではとても有名なお店で、連れて行ってもらった日も満員でした。

有名店なのに普通の立ち飲み屋さんと同様に値段もリーズナブルで(一杯500円位)
気取ったところも全然なくとてもフレンドリーなお店でした。

スザンヌの妹のマーガリンもお店で忙しく手伝っておりました。

スザンヌは熊本県の観光大使で、いたるところで熊本を宣伝していました。有名にな
っても地元を大切にする気持ちはいいですね。

キャサリン’S BAR の始まりは、実家のたばこ店でお客さんとの立ち話にビールを出
したのがきっかけで約8年前に立ち飲みBARをオープンしたそうです。当時、熊本に
は立ち飲みというスタイルがなかったようで、それ以来ずっと繁盛しているようです。

8年前だとまだスザンヌがブレークする前ですよね。

ちなみにキャサリンというのは、当時よく来ていた外国人のお客さんが本名の「清美」
をうまく発音できずに「キャサリン」と呼んだことが由来のようです。予想外の言いまち
がいです。

とするとスザンヌ、マーガリンの本名は何だろうと思うと寝苦しくなりそうなので考えな
いでおきます。

控えの美学

サッカーのワールドカップが南アフリカで行われており、全世界が熱狂しており
ます。

日本は戦前の予想を大きくくつがえし、一次リーグを突破しましたが惜しくも決
勝トーナメントでパラグアイに負けてしまいました。

岡田監督率いる日本チームは個の力ではなく組織の力、チームワークというも
のがいかに大切であるかということを世界に知らしめたのではないでしょうか。

ワールドカップは世界各地から選りすぐりのチームが出場しています。その中に
はスター選手を沢山かかえているチームもたくさんあります。

しかし、フランスのようにチーム内のもめ事で実力を発揮することができず、敗
退するチームや個人の力が強すぎてチームワークがみだれてしまうチームがた
くさんあります。

そのような中で日本チームが一戦一戦戦うごとに目に見えてチームワークが、よ
くなっていくのを多くの日本人は感じとっていたと思います。

それは戦いの中だけでなく、ハーフタイムの休憩時に控えの選手がすすんで出
場選手のマッサージをしたり、試合後のコメントで自然と感謝の気持ちが出るな
ど、出場している選手、控えの選手、スタッフが本当に一体となっているなと感じ
たのは私だけではないと思います。

帰国後の記者会見で、皆が口をそろえて「このチームでもっとプレーをしたかった」
と言っていたのは最高のチームワークが出来ている証しであると思います。

岡田ジャパンが残してくれたものは感動や勇気だけではなく、日本人の持ち味で
あるチームワークが世界において十分に通用する戦術であるということです。

世界的にみて日本の国力が低下しているという報道の中で、資源の持たない日
本が再び浮上するためには地味ではあるがチームワークがひとつのキーワードに
なるのではないかと思います。