日清食品が先日、新ブランド「完全メシ」を発売しました。
健康とおいしさの両立をうたい、「日本人の食事摂取基準」で設定された33種類の栄養素を摂取できるのだそうです。
三大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質のPFCバランスを理想値にしたうえで食物繊維、ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸もバランスよく摂取できるというすぐれもの。
「おいしい完全食」は日清食品の安藤徳隆社長の宿願でありました。
安藤社長は成長戦略として新規事業の推進を掲げ、未来の食を追求。即席めんなどで培った減塩や油分カット、苦みのマスキング技術などを活用し、摂取カロリーを抑えても従来の食事と遜色ないおいしさを実現すべく、研究を重ねてきました。
研究のあとは随所にみられます。
「完全メシ カレーメシ 欧風カレー」では、いかにしてコメの中に栄養素を入れ込むかという点に苦労したそうです。
麺類であれば栄養素を含む部分を他の食材でコーティングできるが、コメはそうはいきません。試行錯誤の結果、通常のカレーメシとは違う「栄養強化米」となっているそうです。
「完全メシ 豚辛ラ王 油そば」では、栄養素を内側に封じ込めた3層構造のノンフライ太麺を使用。
油そばという健康イメージとは対極にありそうなジャンルで、実は健康にいいといううれしい商品です。
我慢して体にいいものを食べるのではなく、思いっきり食を楽しんでほしいという安藤社長の思いを体現した味です。