ラ・ラ・ランド

「ラ・ラ・ランド」はゴールデン・グローブ賞の7部門、アカデミー賞の6部門を受賞した大ヒットミュージカル映画です。

ストーリーは売れないジャズピアニストとまだ芽の出ない女優の出会いから始まります。

ピアニストのセブは注文どうりに演奏しないので仕事が長続きしません。

女優の卵エマはオーディションに落ちてばかり。

しかし、二人の心の中は夢でいっぱいなのです。

セブはエマのために夢をあきらめようとしますが、エマはそんなセブを許せないのです。

観ている誰もが若い頃に経験したことがありそうな既視感。

美しいロサンゼルスの風景に対比して描写される厳しい現実。

夢を追うのか、現実的に妥協するのか、観客の胸に突き刺さります。

人生を振り返った時に、あの時あの決断をしていればどんな人生になっていたのだろうと思うことは誰にでもあると思います。

若い人よりも、長い人生を歩まれた人の方が心に染み入る映画かもしれません。

ハーフとダブル

最近よく耳にする英語に「ハーフ」と「ダブル」という言葉があります。

カロリーハーフやポイントダブルキャンペーンなどです。

しかし、人生の節目となる記念イベントで「ハーフ」と「ダブル」が注目されてきているようです。

まずは「ハーフバースデー」、生まれて6ヶ月を記念するイベントで、記念写真、寝相アート、手形等、SNSへの掲載意欲も高まります。

次は「ハーフ成人式」、成人式のハーフなので10歳を祝う記念日です。将来の夢を語ったり、親子で手紙を交換したりと成長が実感できるイベントです。

そして「ハーフ還暦祝い」、60歳の半分である30歳を祝うイベントで、大人として今後どのような人生を歩むのか考える年齢でもあります。

ハーフもあればダブルもあります。

「ダブル成人式」です。40歳の記念式ですが、40歳といえば仕事や家庭に忙しく、人生を顧みる時間も少ないと思われます。そんなタイミングで今後の人生を考えるのは有意義かもしれません。

いろいろな記念日にハーフとダブルをつけるのは少し違和感を感じますが、ハロウィンや恵方巻きもはじめは違和感があったと思います。

そう思うとハーフとダブルの記念日が、日本の当たり前の行事になっているかもしれません。

バブルとゆとり

バブル世代とゆとり世代は今でいう50歳前後と20歳前後を中心とした世代です。

バブル世代の有名人は小泉今日子さん、織田裕二さん、三浦知良さんらで、ゆとり世代にとっては親世代になります。

当時のバブル時代は、今の時代とくらべると同じ国の出来事なのかと思うくらい違いがあります。

・DCブランドのバーゲンに開店前から5000人が行列を作る。
・夜のタクシーをつかまえるのに1万円札をヒラヒラさせても止まってくれない。
・アッシーくんにメッシーくん、ミツグくんと献身的な男子たち。

全て30年程前の日本の国で起こった普通の出来事です。

特に就活は極端だったと思います。

採用活動解禁前に内定が続々と出る。そもそも「内定率」という言葉もない。なぜなら「内定が取れない」という事態がないくらいの超売り手市場であったので、企業の学生への接待は今では想像もつかないくらいのものでした。豪華な食事やテレホンカードなどのお土産は当り前で、就活解禁日には青田買いした学生をディズニーランドや豪華客船に招待し、他の企業へ流れるのを阻止していました。

今の感覚では考えられないことばかりです。

バブル世代が生きやすかったかというと必ずしもそうではありませんでした。

学校や成人式は荒れ、暴走族やヤンキーが幅を利かせておりました。

社会に出ると「受け身で言われたことしかしない」「自分の身の回りしか興味がない」「自主性、創造力のない没個性」「言葉づかいもしつけもダメ」と上の団塊世代から言われ「新人類」とネーミングされ叩かれてきました。

現代の 「我が社にもゆとり世代がきた」 と同じ構図です。

社会は変化していきます。たかだか30年でこの差です。

自分が生まれ育った世代は変えることはできませんが、その価値観が唯一絶対のものではないと認識することが大事です。

そして次の時代の変化に備えて考え方を柔軟にしていかなければいけません。

バブルもゆとりも歴史の中では過去の一時代に過ぎないのですから。

京都ホテルオークラ店オープン

2017年3月7日に京都ホテルオークラ店をオープン致しました。

京都ホテルオークラは京都市役所のとなりにあり、地下鉄東西線「京都市役所前駅」下車スグのところです。

弊社の店舗は地下1階のショッピングアベニュー  コンフォート内にあります。

京都ホテルの歴史は古く1888年、京都ホテルの前身である「常盤ホテル」が川端二条に建てられたのが始まりです。

京都ホテルは京都の老舗ホテルとして海外や国内のVIPをお迎えしてまいりました。

2001年にはホテルオークラと業務提携し、名称を「京都ホテルオークラ」に改めました。

そのような歴史のあるホテルに出店できたことは大変光栄に思っています。

商品構成もサロンドグレープレミアム、サロンドグレーの婦人靴、ゴールドファイルの紳士靴、バッグ、ベルト、革小物を取り揃えております。それにTUNICさんのナイトウエアや下着も一部取り扱っています。

直営店でしか買えない商品もいろいろとありますので、お近くに来られた際は是非お立ち寄り下さい。

衝撃のメードインイタリーの真実

先日、テレビの情報番組で衝撃的なイタリアの現実について放送していました。

世界にメードインイタリーとして輸出されている靴は、一部の高級ブランド以外は中国人が作っているというものです。

実際に2000年以降、イタリアの靴業界においてイタリア企業は約150社が閉鎖したのに対し、中国企業が約300社進出しているのです。

イタリアに進出した中国企業が中国人に安い賃金で作らせ、メードインイタリーとして高い値段で売っているという構図です。

でもそれらはイタリアで作られたものなので、メードインイタリーに何ら違法性はありません。

アパレルはもっとすごく、中国企業が6500社進出し、イタリアの工場で中国人が作った服を大規模な卸センターで売っています。

2000円ぐらいの手頃な価格なので、全世界からバイヤーが買いに来ます。

メードインイタリーなので世界各国で人気があるのです。

中国企業の進出でイタリアのファッション産業は大打撃を受けています。

イタリアが永年かけて育んできたセンスと技術が切り売りされているようで、心が締めつけられる思いです。