中国のオフィス街にある中華ファストフード店。この店は昼どきになると周辺で働いている人たちでごった返していました。
しかし、ある時から混雑はなくなりました。そしてそこには店員の姿が見当たらず、無人店になったのです。
お客さんはスマホで料理を注文し支払います。5分ほどするとロッカーの並ぶ場所へ向かい、お客さんが再びスマホを操作するとロッカーの扉が開き、料理が出て来るというしくみです。
効率化でお客さんの滞在時間が短縮され、売り上げは4割もアップしたといいます。
この店は人件費削減と売り上げアップを成し遂げました。
中国では従業員に対して良いサービスを期待しておらず、無人の方が不快な思いをしなくていいと考える人が多いのだそうです。
日本ではまだまだ店員がいる方が安心できると考える人が多いです。
それは、接客サービスへの期待値が高く、かつ従業員の水準も高いので店員のいる小売店を選ぶ要因にもなっています。
しかしこれからの日本は人手不足がますます深刻になってくるので、その問題を打開するために無人店が増えるのではないかと思います。