2011年は景気が回復してほしいと日本中が思っていると思います。
しかし、景気が回復することによって全ての問題が解決するものではありません。
景気がよかったといわれるバブル経済の頃もいろいろな問題を抱えていました。
不動産価格が高騰したので都会に持ち家をもつことはほとんど不可能であったし、家賃
や月極駐車場代も今とはくらべものにならない位高かったです。
仕事が忙しかったので残業も多く、日本中がよく働いていたと思います。
日本人の持ち家比率と年間総労働時間という2つのデータだけをとるとバブルの頃より
も今の方がずい分いいのです。
つまり、今はバブルの頃よりもマイホームを持った人が多く、労働する時間もかなり少な
くなってきています。
普通だとそれだけで幸せになったと思う人が多いはずなのに、幸せになったと思ってい
る人が少ないのはなぜでしょう。
主観的幸せとは何をもって決定するのでしょう?
ある心理学者は人生の目標を外的条件(経済的成功、名声、美貌)として努力する人と、
内的な事柄(他者とのかかわりを満足なものとし、世の中を良くすることと自己成長する
こと)に価値を置く人に分かれるとしています。
そして前者は後者にくらべて喜びを味わうことが少なく、体の不調が多いと発表していま
す。
人の感じる幸せは様々です。
長い歴史の中でも不遇の時代に生まれた人で幸せな人生を送った人もたくさんいます。
又、その逆もしかりでしょう。
どんな時代になっても幸せを感じる感性を研ぎ澄まさせて生きたいと思っています。