年の瀬に思うこと

今年の8月に公私とも大変お世話になった方が約1年間の闘病生活の末、この世を去
りました。

故人はビジネスの分野で大変有能なセンスの持ち主で、いろいろな局面において相談
した時に的確なアドバイスをしてくれていました。

何度も勇気と智恵をもらったことに感謝しています。

そして最後の1年間で私自身が学んだことは「人はやがて死を迎える」ということです。

だからこそ人は、生きているうちに悔いのないように精一杯努力しなければならないと
いう、ある意味あたり前のことを身をもって体得したような気がします。

死について考えるということは、生きるということを考えることだと思います。

先日、1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた「死ぬときに後悔すること
25」(致知出版社)を読みました。

この著書の中には、死ぬ間際にどのような後悔が多いのかが書いてあります。

例えば「故郷に帰らなかったこと」「会いたい人に会っておかなかったこと」「他人に優しく
しなかったこと」等、生きている時に意志さえあればできている事も多いのです。

この著者の言わんとすることは、死はいつおとずれるかわからないもので「後悔がないよ
うに」と普段から考え、自分にとっての後悔するかもしれないことに一生懸命はげんでみ
てはどうかということです。

年の瀬を迎えるにあたって、生かされているこの一分一秒を大切にしてがんばっていきた
いと思っています。

皆さん、よいお年をお迎え下さい。

今年の漢字

2010年の「今年の漢字」は「暑」に決まりました。

確かに今年の夏の暑さは異常で記録的な猛暑であったことは間違いないのですが、
寒い日々のつづく昨今では暑い夏は遠い記憶のような気がしてしまいます。

12月はいろいろな会の集まりが多く、その中で私にとっての「今年の漢字」はこうで
あったとスピーチをする方を多くみかけました。

そこで自分なりの「今年の漢字」は何だろうと考えてみました。

そして「挑」ではないかと思っています。

「挑戦」の「挑」で「挑む(いどむ)」です。

今年一年をふり返ってみると、新しいことに挑んだ一年であったと思います。

テレビ出演、ラジオ出演、講演等初めての経験をさせていただきました。

TOEICや日経テストも初めて受けて、学生に戻った気分も味わいました。

会社の方でもX線検査機を導入して独自の検査体制を構築したり、未経験の新入社
員に入社してもらい、一から育てていく人材育成システムに挑戦しています。

新しい事にチャレンジするということは大変なことも多いですが、知らない世界を知る
ことができるのが有意義だと思います。

人は年齢を重ねるほど新しいことをしなくなり、保守的になりがちです。

しかし、それでは成長はありません。

新しい世界を知り、恥をかき、勉強し、克服するというサイクルを経ないと真の成長に
はつながらないと考えます。

来年も新しい世界に挑戦し続ける自分でありたいと思います。

トイレの神様

今年の紅白歌合戦に選ばれた植村花菜さんの「トイレの神様」が気になって
いました。

以前、情報番組で取り上げられた時に少しだけ聴いたことがあったのですが、
全部通して聴いたことがなかったので思いきって iTunes Store で購入しまし
た。

9分52秒という長さでも話題になった歌ですが、1つのストーリーになっていて
紅白でもカットされることなく歌われるそうです。

花菜さん自身とおばあちゃんとの実際の話で、聴いてみるとすごくいい歌でし
た。

なぜかとてもリアルに頭の中で映像化され、思わず涙が出そうになりました。

はじめて聴いたのが地下鉄の駅だったのですが、まわりに人がいっぱいいた
ので必死で涙をこらえました。

2回目はデパートの人ごみの中でしたが、又涙が出てきそうでした。

「これはいかん。大人の男性がipodを聴きながら泣いている姿はみっともなさ
すぎる」と思い、3回目は一人で聴きました。

心に響く歌ってあるのですね。

今年の紅白は一人で観たいです。

龍馬伝

NHKの大河ドラマ「龍馬伝」を1年通して観ました。

大河ドラマを1年間欠かさずに観たのは久しぶりでした。

福山雅治演じる坂本龍馬は、はじめのうちは少し物足りなさを感じておりましたが、だ
んだんとよくなって終盤には流石と思わせる演技でありました。

時代が大変革する幕末に日本中を内戦状態にすることなく、近代国家への一歩をふみ
出すことができたのは奇跡であると言われています。

もし内戦状態になっていれば諸外国の支配をうけ、現代の日本の繁栄はなかったので
はないかと思います。

そう思うと当時の人の智恵と英断に頭が下がる思いです。

その中でも坂本龍馬の活躍は、その先見性と行動力において群を抜いていると思いま
す。

しかし、悔やまれるのは最終回の龍馬暗殺の場面です。

1年の中で最高のクライマックスシーンに地方選当選確実のテロップが流れたことです。

最終回が近づくにつれて、龍馬暗殺まであと何ヶ月と最高潮に向けてのカウントダウン
で視聴者をあおっていたのに、肝心の暗殺シーンで龍馬の顔にテロップがモロにかかっ
てしまいました。

「タイミングが悪すぎる・・・」

1年間大河ドラマの制作に苦労された人たちの努力を想うと、あまりにひどいタイミング
であったと思います。

もちろん地方選の結果が大事ではないと言っているのではありません。

ただ今回の選挙は自民、公明、民主の「相乗り」候補が次点候補を圧倒的大差で勝利
した選挙で、それほど緊急性を要するものではなく、又当確を打つタイミングはNHKの
判断でできたのではなかと思うのです。

せめてあと30秒でも遅くしていれば、こんな騒ぎにならなかったのにと悔やまれます。