LINEの決済革命

電子メールより簡単に連絡を取り合える「対話アプリ」で名をはせたLINEが「銀行」への道を走り始めました。

電子決済サービス「LINEペイ」を今後3年で拡散させる戦略を打ち出しました。

その内容は全国どこでも24時間365日、手持ちのスマホで送金できるというもの。しかも無料です。

「決済革命」と称した新戦略は3年間小さな飲食店や商店から受け取る手数料をゼロにし、端末の初期費用も一切かからないという店側にとって夢のようなはなしです。

送金や決済の手数料で稼ぐ銀行やクレジット会社とは違い、LINEはそこで得られるデータや顧客情報を収益につなげるモデルです。

そのようなことを可能にしたのは規制緩和です。

従来は「預金と融資」 「決済取引」のいずれかを手掛ける場合には銀行免許が必要でしたが、少額の「決済取引」なら資金移動業者の登録で済むようになりました。

スマホ決済を巡ってはヤフーやメルカリなどIT大手も参入を急いでいます。

7500万人の利用者を持つLINE。3年後にはメガバンクを超えるギガバンクになっているのかもしれません。

野菜シート ベジート

わずかな傷や不揃いで捨てられてしまう野菜。

いわゆる規格外野菜と呼ばれるもので、農家の人たちもきれいな商品にするための代償と割り切っていますが、その量は収穫量の20~30%とかなり多いです。

規格外といっても味や栄養価は変わらないのでもったいないです。

そのムダをなくしてなんとか農家の人たちのお役に立ちたいと、長崎の小さな企業が画期的な商品を開発しました。

その名も野菜シート「ベジート」 (5枚入り 350円)

規格外野菜をペースト状にして乾燥させシート状に加工したものです。原料は野菜と寒天のみで、野菜の色味をそのまま活かした食材です。

人参と大根が発売されており、トマト、カボチャが開発中だそうです。

厚さ0.1mmとうすくてパリッとした食感なのでスナック菓子のようです。

水にさっと浸すと弾力が出て、いろいろな惣菜に利用できます。

生野菜をラッピングしたサラダや、ごはんを巻いたベジロール巻等、野菜嫌いの子供にも食べられそうです。

又、色もカラフルなので食卓に華やかさが出ます。

捨てられていた野菜を使ってお手軽に野菜が食べられるという一石二鳥の商品。大ヒットの予感がします。

好みの喫茶店

人はそれぞれ好みの喫茶店があるのではないかと思うのです。

スターバックスやタリーズに代表されるようなシアトル系コーヒーショップが好きな人もいれば、コメダ珈琲のような昔ながらの喫茶店が好きな人もいます。

私は昭和の人間だからなのか、昔ながらのレトロ喫茶店が大好きです。

地方や都会から少し離れた郊外に行くとそんなレトロな喫茶店が奇跡的に生き残っていることがあります。

たいがいは年季のはいったマスターやベテランウエイトレスがいて「昔からこの街で生きています」といった雰囲気を醸し出していて、なぜかホッとします。

私にとっていい喫茶店の条件とは、おのおのが自由気ままに過ごしているかどうかだと思います。

お気に入りの新聞、雑誌を読みふけっている人。

一点をみつめながら思索にふけっている人。

ニヤニヤしながら漫画を読みふけっている人。

それぞれが一人の時間を誰にも邪魔されずに楽しんでいる空間、それこそが喫茶店の醍醐味だと思います。

全国各地でおすすめのレトロ喫茶店があれば是非紹介して下さい。

 

大人のカタチ

明治時代以降、140年あまりにわたって「満20歳」とされてきた成人の定義が見直されることが決まりました。

現行の20歳から18歳に成人年齢を引き下げる改正民法が国会で成立し、2022年4月に18歳、19歳も新成人となる見通しです。

しかしながら、飲酒や喫煙、公営ギャンブルは20歳未満禁止を維持するため18歳になったからといってお酒は飲めず、タバコも吸えず、ギャンブルもできません。

できるのは有効期間10年のパスポートを作ることができるくらいで、いわゆる世間でいう大人の仲間入りという感じではないのです。

私が最も心配するのが成人式です。

毎年1月に全国で開かれる国民的なイベントには着物、着付、メイク、写真といったビジネスの人がたくさん携わっています。

18歳が新成人となると、ほとんどの人が高校3年生在学中で、1月の成人式シーズンには大学受験の本番前となりそれどころではありません。

着物を着る人が少なくなっている中で、着物業界にとっての成人式の振袖需要は一大イベントです。

せめて成人式がすたれても、お酒、タバコ、ギャンブルが解禁となる大人記念式のようなイベントを着物を着て祝うカタチで定着できればいいなと思います。