テレビ出演

先日、24時間生放送の通販専門チャンネルに生出演しました。

もちろん弊社の靴を販売するために出演したのですが、はじめてのテレビ出演でおま
けに生放送であったため緊張しました。

前日より紹介する商品のカラー、ワイズ、ヒール高などのスペックを頭の中にたたきこ
みました。ここはまちがってはいけないポイントです。

事前のゲストトレーニングで、放送上好ましくないNGワードも教えてもらいました。最
高、抜群という表現も主観的すぎるということでNGワードでした。

最高の皮革を使った抜群のはきごごちはNGワードだらけです。

NGワードを使わずに商品の良さを紹介しなければいけないので余計に緊張します。

24時間生放送なので直前まで違う商品を売っています。

その商品がかたづけられ、弊社の靴が並べられます。手際のいいセット替えです。

「呉本さん、どうぞこちらへ」と案内されるやいなや

「本番はいりま~す。5、4、3、2、1、スタート・・・」

「ええ~、いきなりですか」(心の声)

緊張しながらもスタッフの人に助けられ、なんとか無事に1時間の生放送を終えること
ができました。

気になる販売額は1時間で約650万円の売上で、初めての商品紹介ではまずまずの
数字だそうです。

大変貴重な体験をさせてもらったのですが、一番感じたことは体調管理の大事さです。

自分以外の代役がいない状況で穴をあけることは、準備にたずさわった全ての人に迷
惑をかけてしまうので、出演前はストイックな生活になっていました。

そう思うとタレントさんや役者さん達の体調管理の気の使い方や、日常生活の緊張感
は相当なものであると想像します。

偶然みた「プロフェッショナル 仕事の流儀」というテレビ番組で、あるバレエダンサー
が言っていました。

「本番で100%のパフォーマンスをみせるには、準備段階で120%のパフォーマンスを
しなければいけない」

これぞプロフェッショナルであると心酔し、私たちもこうあらねばならないと心に誓いま
した。

親のメンツ

先日受けたTOEICテストの結果が判明しました。

このブログでも書いたのですが、私と娘(高3)と息子(高1)が同時に同じテストを
受けるというハメになったガチンコテストの結果です。

結果は、私が605点、娘が590点、息子が385点というスコアで何とか親のメンツ
は保たれたのではないかと思い、ホッとしています。

しかし、娘との差が僅差で、しかもリスニング分野では、娘が私を大きく上回ると
いう内容でした。

耳は今後きたえてもたかがしれてるので、文法力を娘が身につけると総合点で
逆転されることは十分に考えられます。

息子もこれからが伸び盛りになるので、急速に差を縮められる可能性は大です。

子が親を超える、弟子が師匠を超える、部下が上司を超える瞬間は必ずやって
くると思います。なぜなら、後者のほうが先に老いるからです。

しかし、大事なのはお互いが切磋琢磨して、成長することであると考えます。

成長するには弛まぬ努力が必要であるということを、後世に伝えることができれ
ばこれ以上に喜びはありません。

GACKTの眠狂四郎

先日、機会があってGACKT主演の眠狂四郎無頼控という公演に行ってきま
した。

この公演は東京で満員御礼になり、大阪にやってきた話題の公演です。

その後は名古屋、福岡、札幌、広島、仙台とまわり、最後に東京にもどってき
て凱旋公演を行う予定だそうです。

GACKTと時代劇がいまいちピンとこなかったのですが、大変よかったというの
が率直な感想です。

GACKTは思っていた以上に背が高く大柄で、鍛えぬいた体格でした。

その容姿は、妖艶な美しさと神秘的なオーラが重なり、存在自体が特別な感
じをかもし出していました。

脇をかためる共演者達も田中健、堤大二郎、有森也実などアラフォー世代にと
っては青春時代を共に過ごしたような感じの豪華キャストでした。

その共演者達がベテランの味を出して、GACKTというアーティストの時代劇を
サポートする、・・・そしてそれが見事にマッチしているところに時代の流れと変
化を感じずにはいられません。

眠狂四郎は外国人とのハーフで、冷酷な残虐性と独特の世界観を持っている
という設定なのでGACKTにイメージがぴったりだと思います。

このGACKTの眠狂四郎が、後世に伝えられる当たり役となっているような気
がします。

母娘でサロンドグレー

9月から10月にかけては弊社の展示会のシーズンになります。

札幌、東京、大阪、博多の四ヶ所で行うのですが季節の変わり目にあたるので、街
々の様子の変化もよく感じる時期でもあります。

秋の本番を迎える時ですが、展示会の内容は来年の春物の新作コレクションです。

春はオープントゥやパンチング使い等、すずしげなデザインが多く、又、色目もあざや
かなので華やかな感じがします。

今回のテーマは「母娘でサロンドグレー」です。

具体的イメージとしては、60代のお母さんと一緒に買い物に来た40代の娘さんにも
サロンドグレーのファンになってもらいたいという想いで作りました。

デザインや素材、カラー等も従来のコレクションよりは少し若いテイストをとり入れて
いるものもあります。

一般のお客様にお目にかかれるのは来年の春になりますが、母から娘へ、そして
次の世代へと確かな品質を語り継がれていくブランドを目指してまいりますので、今
後ともよろしくお願い申し上げます。

効率のTPO

東京の出張によく行くのですが、人の多さにびっくりします。

人の多さを実感するのは昼食時です。

先日の出張時にビジネス街のビル内で昼食をとろうと思い、カウンターのある和食屋
に行きました。正午少し前だったのでカウンター席、テーブル席ともにがらがらでした
が、カウンターの一番はしっこに案内されました。

ランチメニューは2種類のみ、AかBかです。もちろんデザートも飲み物も付いてなく、
680円だったと思います。

注文してほどなく料理が運ばれてきました。その頃にはお客さんが次々と入ってきて
店の人が効率よく席に案内して、12時10分には店は満席状態でした。

食べ終わったのが12時20分ぐらいでしたが、店の前には長蛇の列。押し出されるよう
に店をあとにしましたが、がらがらの店内でカウンターの一番はしっこに案内された理
由や、ランチメニューが2種類しかない理由がわかりました。

効率を最優先にしているということです。

味やサービスも一定レベル以上で悪くなかったですし、その店にメニューの選択肢や
より良いサービスを求めたらお客様の数をさばけなくなるので効率を最優先にするの
はよいことだと思います。

しかしながら、私たちの靴の販売ではあまり効率を求めるものではないと思っています。

お客様の求めるニーズは様々でありますので選択肢は多いほうがいいし、おもてなし
の心で接客したいと考えていますので居心地のいい空間を目指しております。

同じお客様を迎える立場のお店でもこれだけスタンスが違うので、効率がいいとか悪
いという前にTPOがあるのではないかと思います。