紙対応

働き方改革の推進は多くの企業で課題となっています。

ある調査によると「残業時間の削減」や「テレビ会議システムの導入」を具体的施策として実施している企業が多いそうです。

しかしながら、紙を使った作業「紙対応」の作業量が変わったかどうか聞いてみたところ、86.3%が「変わらない」と回答しています。

多くの作業をパソコンで行うようになっても、最終的には紙に印刷して回覧したり記入したりすることが多いからだと思います。

当社でもメールでのやりとりが多くなってきましたが、売上日報などはFAXが中心です。

売場の販売員さん達から「この商品が売れました」 「お客様からこんなことを言われました」等の情報を毎日FAXで送ってきてもらいます。

販売員さんの直筆なので言葉選びや筆跡などで現場の雰囲気と共に個性が伝わってきます。

デジタルでは伝わらない暖かみを感じるのです。

FAXで来る売上日報は膨大な量になるので、一定期間保管したあとは会議資料の裏紙として再利用しています。

会議の際に数年前の売上日報をみつけるとその当時のことを思い出します。

紙の量は減らなくても何度も使うことにより、エコ活動に貢献したいと思っています。

 

異質から学ぶ

新入社員の季節です。

私が社会に出た頃も 「新人類」 と言われ、上司や先輩から異質扱いされたのを思い出します。

時代が変化していくと理想の職場、上司像も変わるのは当然です。

今の理想の職場は 「お互いに個性を尊重する」 ところで、理想の上司は 「一人ひとりに対して丁寧に指導する」人です。

以前の理想とされた 「みんなが一つの目標に向かって強いリーダーの下で切磋琢磨していく」 職場は今の新入社員にとって居心地の悪い職場なのです。

「何を甘いこと言って、私達の頃は・・・」 と言ってはいけません。

今のビジネス環境は正解がなく、変化が速く、複雑で先の読めない世界です。そこでは既存の知識や経験は通用しなくなっているのです。

異質な存在である若い人たちは、時代の変化の中ですでに新しい世界を生きるための体験を積んできたのですから、そこから学べることは多いと思います。

互いを尊重する姿勢、他者とコラボする力、目先の利益より社会にとって良いものを生みたいという指向性。

彼らを知るということは、今の消費者を知るということにつながっていくのではないかと思います。

定額制どこでも住み放題

定額制(サブスクリクション)が流行っていますが、どこでも住み放題という定額制住居サービス「HafH(ハフ)」が始まりました。

利用者は月額料金を払えば全国46ヶ所と海外7ヶ所の住居に好きなだけ住むことができます。

1ヶ月から契約でき、期間に上限はありません。

料金はプランによって異なりますが、月額8万2000円など。

敷金や礼金はなく、光熱費やWi-Fiの料金なども月額料金に含まれるという、うれしい設定です。

コワーキングスペース(共用オフィス)なども設け、普段のオフィス以外の場所で働きたいという声に応えています。

「多くの人にとってパソコンがあればどこでも仕事ができる時代。いつもと違う場所で働くと仕事の効率が上がる」と大瀬良共同代表は言います。

住居・旅・仕事を取り込んで、「世界を旅して働こう」 というテーマで作られたハフ。

住居を変えることにより、いろいろな人と出会い、様々な刺激を受けるのではないかと想像します。

もし自分が30歳若ければやってみただろうと思います。

3高より4低

「20代のうちに結婚したい」

まるで昭和の時代の話みたいですが、新元号の令和の時代も早く結婚したがっている人が多いようです。

昭和の時代に20代で結婚したがったのは、男なら「社会的信用」、女なら「30歳を過ぎたら売れ残り」という保守的な理由が強かったのです。

しかしその後、女性の社会的進出が進み、晩婚化が進んでいきます。

ところが最近若い男女にとって結婚は純粋にワクワク、ドキドキする人生の新しいステージと思われています。

そして面白いことに結婚相手に求める条件も変わってきました。

女性が男性に求めるのは「4低」

「低姿勢」 「低依存」 「低リスク」 「低燃費」 の男性が好まれます。

家族に威張らない、家事、育児を女性に依存しない、リストラなどのリスクが少ない、無駄なお金を使わない男性です。

ひと昔前は高学歴、高収入、高身長の 「3高」 を女性は男性に求めていました。

「3高」 より「4低」 を求める女性の変化は、女性の社会進出の裏返しに他ならないと思います。