耳つぼダイエットの怪

先日、すごい話を記事で読みました。

耳つぼダイエットに成功した人のはなしです。

耳つぼダイエットというのは、耳のつぼを刺激することで自然に食欲を抑える効果がある
そうです。

具体的には、耳つぼを押す粒のついたシールを耳にはるだけで、インシュリンの分泌量
を正常に戻し、健康で太りにくい体質に改善するというかなりお手軽なダイエットです。

その人のはなしによると、まずは妙齢の優しい女性施術師による詳細なカウンセリング
のあと、耳つぼダイエットのシールをはってもらうそうです。あとは普通の生活をすればい
いのだそうです。

そして1週間後、2回目の施術を受けに行きました。

そこで事態は急変します。

体重がほとんど変わっていないのを知った女性施術師は烈火のごとく怒り出したそうで
す。カウンセリング時の優しさは微塵も感じさせず、やせていないことを激しく罵倒された
そうです。

その激しさはものすごい迫力で背筋の凍る思いだったそうです。

トラウマになるまで罵倒されたその人は次回の施術までの間、必死に走りこみ、食事制
限をして死ぬ思いで体重を減らしていきました。

恐る恐る行った3回目の施術時、数kgの減量に成功したその人に女性施術師はカウンセ
リング時の優しい表情でその結果をほめたそうです。

その後、その人は二度と罵倒されたくないという思いから、走りこみと食事制限で劇的な
ダイエットに成功したそうです。

果たしてこれは耳つぼダイエットなのかという疑問がわいてきますが、その人はあの恐怖
の体験を二度としたくないという思いからリバウンドもなく、体型を維持しているそうです。

これはある人の体験談の記事であって、耳つぼダイエットを否定、批判するような意図は
ありませんので・・・。

生まれ変わるとしたら日本人になりたい?

ある新聞が上記の質問を10代から60歳以上の各世代に聞いてみたそうです。

その結果、10代では「ぜひなりたい」が57%、20歳代は40%、30~50歳代はいずれも
30%台で若い世代ほど日本に愛着があるという結果になりました。

今後の生活の見通しについても若い世代の方が「良くなっていく」と答えた人が多く、又、
日本の経済成長についても40歳代以上に比べて、若い人の方が楽観的な見通しの人
が多かったようです。

今年の成人式についてのコメントにしても、古い世代の人が「今の若い人は大変だ」と思
っている人が多いのに対し、当の若い人たちは大変だとは思っていない様子がうかがわ
れます。

このことはどう見るべきでしょう?

現実を知らない楽観なのか、世代間の価値観の相違なのか、判断に迷います。

おそらく両方あたっているのでしょう。

ひもとくヒントは今の若者がC世代と呼ばれていることです。

貢献(Contribute)で社会にかかわりを持つことに価値を見いだしています。

私を含めた古い世代が消費することで社会につながりを持った価値とは大きく違います。

C世代が社会の中心になった時、日本は今より良くなっていると確信しています。

マラソンブーム

新年の華やいだ雰囲気も一段落し、今年来た年賀状を整理する時期です。

年賀状という習慣は、日本独特のものではないかと思います。

若い人はメールであいさつをするケースが多くなっているので、年々年賀状の量は
減っているといえども36億枚以上出されているようです。

年賀状は長い間会っていない友人たちの近況がわかるので、個人的には好きな習
慣です。

しかしながら「なぜか続いている年賀状だけの知人」「出そうか出さないかといつも
迷う人」「そして出さないと決めた人から来る年賀状」「出しとけばよかったなぁと思
う後悔」・・・そのような事を毎年くり返している習慣でもあります。

今年の年賀状ではひとつ特徴的なことがありました。

私の周りの友人、知人に「マラソンブーム」が起きているのです。

「フルマラソン完走しました」「次はタイムアップを目標に」と体力の衰えを感じつつも
前向きにチャレンジするコメントばかりでした。

もちろん、それぞれの友人、知人同士は面識もありません。

ということは、日本中でみると、私の予想以上に本当にたくさんの人がマラソンをして
いるということなのではと推測しています。

そして興味深いことに、ほとんど人がマラソンを始めたことを後悔せずに次への目標
を明るく語ります。

実際はとてもつらいと思うのですが、走っている瞬間やゴールした時の達成感はそれ
をも凌駕するぐらいの満足感があるのだと思います。

ブームが去った頃、「マラソンはじめました」と言っている自分がいそうでこわいです。

経営方針の変更

新年あけましておめでとうございます。

2011年が日本にとって大変な年であったので、このように普段通りに新年のあいさつが
交わせることが幸せであるとしみじみと実感しています。

2012年より当社の経営方針を変更致しました。

2011年は「人にやさしく 数字にきびしく」というものでした。

今年は「協力する心 成長する姿勢」です。

当社は数年前より人材育成に力を入れております。

それは「企業は人なり」という考え方に大いに賛同するからです。

企業にとって売上目標、利益目標、不良品率、消化率等、数字で表されるものに努力、
邁進していくことは大変重要であると思っています。

しかしながら、その会社の人間の心が腐っていたらどうでしょう。人の事はおかまいなし
で、自分本位な振る舞いの中で達成された数字にはなんの価値があるのでしょう?

それは単なる空虚な数字でしかありません。

私は会社の成長は人の成長であり、人の成長は心の成長であると信じています。

だから「協力する心、成長する姿勢」の人を認めて評価していきたいと思っています。

困っている人を助け、失敗を他人のせいにせず、自省の中で次の改善点を見い出してい
く人材を育成していきたいと考えています。

2012年は一人でも多く、このような人材を輩出していきたいです。