不要不急な外出

今年の夏は記録的な暑さで酷暑と言われています。

気象庁も猛烈な暑さで不要不急の外出はお控え下さいと連日のように注意喚起していました。

熱中症の恐れがあるので、その趣旨には大賛成なのですが、そもそも不要不急の外出とはどんな用事なのかなと素朴に疑問を感じます。

何か用事があるので外出するのですが、それが不要不急なのかそうでないのかは人によって意見が分かれるところでしょう。

不要不急は字のごとく「重要ではない」「急ぎではない」という意味ですが、考えれば考えるほど不要不急の外出例が気になります。

「近所の猫の様子を見に行く」

「ふらっと散歩しに公園に行く」くらいしか思い浮かびません。

仕事や学校は「不要不急」ではないので休みにはなりませんが、不要不急な仕事も世の中には存在します。

もしある人が「私の仕事は不要不急でないので休みます」と言ったらどうなるでしょう?

自分の携わっている仕事がどれだけの価値があるのかを改めて客観的に見直してみたいと思います。

星空の映画祭

酷暑の大阪を離れ、長野県に行ってきました。

そこで偶然みつけたのが星空の映画祭。

星が美しい原村で夏の間だけ開催される野外映画会で、なんと今年で33回目という恒例行事だそうです。

八ヶ岳自然文化園の野外ステージで毎晩8時に開始されます。

のんびり野外で映画を観るのはどんなものだろうと軽い気持ちで行ってみたら、当日券を求める長蛇の列。

なんとかぎりぎり入場できたと思ったら野外ステージは1000人を超える人で埋まっておりました。

でもそこは日本人のマナーの良さでしょうか。1000人以上いるのに騒がしさはなく、お互いに気を使いながら快適に観賞できるように気を配っています。

かすかに聞こえる虫の声、風に運ばれてくる森の香り、見上げると満天の星空、自然と見事に調和した野外映画会。感動です。

この環境を考えた人はすごいです。

そして何よりも33年も続けているボランティアの方々がすごいです。

日本の素晴らしい一面を感じた夏の思い出でした。

自分の「べき」

新幹線や飛行機のリクライニングシート、後の人に声をかけるべきか、かけないべきかちょっとした論争になっています。

ある調査では、ほぼ半々。意見が割れています。

「一声かけるのがマナー」「リクライニングできる構造になっている以上、一声かける必要はない」と意見は様々です。

鉄道会社や航空会社の見解は「後の人への御配慮を」というあいまいな言い方です。

これは自分の「べき」の問題です。

「べき」は自分の理想、願望、譲れない価値観などを象徴する言葉です。

「~であるべき」 「~するべき」 と思うことがその通りにならない、守ってもらえない時に怒りが生まれ、相手に対し攻撃的になるのです。

ただ「べき」は人それぞれに違います。

自分の「べき」は相手の「べき」とは違うことを認識することが大事です。

「5分前までに集合するべき」 「返信はすぐするべき」等、自分と相手の「べき」のちょっとした差異でトラブルになることがあります。

自分はどのような「べき」を持ち、大事にしているのかを知り、相手の「べき」を推し量り行動すれば無用なトラブルに巻き込まれないのではないかと思います。

サポートシューズ

人生100年時代です。

おしゃれは若い人たちだけの特権ではありませんので、90歳になってもおしゃれな靴をはきたいと思う人は多いと思います。

年を重ねるたびにライフスタイルも変化していくので、おしゃれの仕方も変化していくのが当然です。

私たちは常にお客様に寄り添い、その時代に応じた靴を提案したいと考えてきました。

そこで開発したのがサポートシューズ(おしゃれな介護シューズ)です。

世の中に介護シューズと呼ばれる靴はたくさんありますが機能面に特化しすぎて、おしゃれなデザインや色・素材にこだわった靴はあまりありませんでした。

私たちのサポートシューズは5E木型を使用しているので、ゆったりとしたはきごこちはもちろんのこと、面ファスナーで甲の部分が大きく開いて脱ぎ履きがしやすいのが特長です。

サロンドグレーの特長である日本製の職人による手作りなので、軽くてやわらかい仕上りになっています。

従来の介護シューズにはあまりなかった本革を使ったおしゃれなデザインと豊富なカラーバリエーションなので選ぶ楽しみも増えます。

いつまでもお客様の足元を支える存在でありたいと思っています。