自分の「べき」

新幹線や飛行機のリクライニングシート、後の人に声をかけるべきか、かけないべきかちょっとした論争になっています。

ある調査では、ほぼ半々。意見が割れています。

「一声かけるのがマナー」「リクライニングできる構造になっている以上、一声かける必要はない」と意見は様々です。

鉄道会社や航空会社の見解は「後の人への御配慮を」というあいまいな言い方です。

これは自分の「べき」の問題です。

「べき」は自分の理想、願望、譲れない価値観などを象徴する言葉です。

「~であるべき」 「~するべき」 と思うことがその通りにならない、守ってもらえない時に怒りが生まれ、相手に対し攻撃的になるのです。

ただ「べき」は人それぞれに違います。

自分の「べき」は相手の「べき」とは違うことを認識することが大事です。

「5分前までに集合するべき」 「返信はすぐするべき」等、自分と相手の「べき」のちょっとした差異でトラブルになることがあります。

自分はどのような「べき」を持ち、大事にしているのかを知り、相手の「べき」を推し量り行動すれば無用なトラブルに巻き込まれないのではないかと思います。