AI投信学習中

AIの特長は膨大なデータを読み込んで瞬時に最適解を探すことです。

そういった面で株式投資にAIは優れた結果を出すのではないかと期待されたAI投信ですが、苦戦を強いられています。

株はある意味、買い手が多いか売り手が多いかを予測することですが、そこに合理性があると限りません。

9月3日 グミを主力商品とするカンロ株が特段上る材料のない中、上昇し始めました。

翌4日にはストップ高になりました。

これは9月3日がグミの日でテレビ番組で特集があり、SNSで話題が広まったためだと分析されています。

又、過去にはディスカウントストアのジェーソン株がホラー映画「13日の金曜日」に登場するジェイソンと同じだったということで13日の金曜日に暴騰したことがあります。

業績には直接関係がない材料でもネットで拡散すれば株価を動かす時代になってきたということです。

一見、非合理に映る新たな株価形成のメカニズムをAIが学習すれば、成績が格段に向上するのではないかと思います。

映像の世紀コンサート

映像の世紀は戦後50周年、NHK放送開始70周年、そして映像発明100周年を記念して制作されたNHKのドキュメンタリー番組です。

初回放送から20年以上経ってもNHKスペシャルの中でも人気の高い番組です。

その映像の世紀を巨大スクリーンに写し、ピアノとオーケストラによる生演奏によるコンサートが開催され行ってきました。

場所は大阪のフェスティバルホール。

音響のすばらしいホールで聴く生オーケストラと映像の世紀はとても迫力があり、視覚と聴力の相乗効果で感動は倍増でした。

映像が発明されての100年は戦争の歴史でした。

第一次世界大戦、ヒトラーの登場、第二次世界大戦、東西冷戦、ベトナム戦争と映像は人間の罪と愚かさを如実に淡々と伝えます。

数多くの戦争で貴重な命が奪われ、人々の暮らしが破壊されても人間は争いを止めようとしません。

しかしながらエンディングで流れた人々の笑顔が未来への希望を感じさせてくれます。

次の100年は争いのない平和な時代を作り上げ、人間のすばらしさを証明したいものです。

辛坊次郎講演会

大阪の高視聴率番組 「そこまで言って委員会」 等で司会を務める辛坊次郎氏。大阪が誇る名アナウンサーです。

先日、その講演会に行ってきました。

アナウンサーなので話し方がうまいのは当然ですが、驚くべきはその記憶力です。細かいデータの数字まで資料を見ずにスラスラとしゃべります。時には笑いをまじえながら。

テーマは「長生き」というリスク。

平均寿命とは0歳からみた寿命で、一番死亡率の高い幼少期を乗り越えた人にはあてはまりません。

知るべきは平均余命です。現年齢からあと何年生きる可能性が高いか。厚生労働省は年齢別の平均余命を発表しています。

例えば55歳男性の平均余命は28年、83歳まで生きるということです。しかしこれは平成28年度のデータで平均余命は年々上昇傾向なのです。

特効薬オプシーボの登場で、末期がんも完治する時代です。

又、IPS細胞の応用が進むと臓器は再生され、内臓はほぼ入れ替え可能になります。

たった一つ再生できないのが脳で、脳の寿命は120年だそうです。

人生100年時代でびっくりしていたのも束の間。人生120年時代がもうそこまで来ているのです。

平穏な日常の大切さ

9月4日に関西を直撃した台風21号。

いまだかつて経験したことのない暴風は街のインフラを破壊し、看板や屋根を吹き飛ばしました。

信号機は曲がり、街路樹は折れ、シャッターでさえ壊されてしまうぐらいの風の強さでした。

又、沿岸部を襲った高潮は関西空港の機能を奪いました。

そのニュースの衝撃が冷める間もなく、9月6日には北海道で震度7の地震が起こり、北海道全土で停電となる事態が発生しました。

こんな立て続けに大規模な自然災害が起こるとは誰が予想したでしょう?

今年の夏は猛暑、豪雨、台風、地震と気の休まる時がないくらい災害が頻発しました。

新聞やテレビなどのマスコミも次々と起こるニュースに振り回され、普段なら伝えられるニュースも埋没してしまっているのではないかと危惧します。

そう思うと、くだらないニュースを延々と伝えている日々がいかに平和で平穏な日常であったかと思います。

今は早く、くだらないニュースを延々と伝える日々に戻ってほしいと願っています。