入院での気づき

先日、おなかが痛くて眠れない夜がありました。

翌朝、大きな病院で診てもらうと即入院してくださいとのこと。

びっくりはしましたが、時折襲う激しい痛みをなんとかしてほしいという思いでいっぱいでした。

いろいろな検査の結果、病名が判明しました。

「絞扼性イレウス(腸閉塞)」

何らかの原因で腸管が締めつけられる病気です。

早速、手術が行なわれ無事成功しました。

たくさんの方々にご心配をかけてしまい申し訳ございませんでした。

ただ、はじめての長期入院生活で思うところもたくさんありました。

自分の回復を心より願ってくれている家族、親戚、社員さん、その他大勢の方々の存在に改めて気づけたことが一番大きかったです。

今、自分があるのはそのような人たちの支えがあってのことです。

神様がそのことに気づかせてくれたのかもしれません。

一日も早く皆さんの前に元気な姿を見せられるようにがんばります。

Habit

健康のためには何がいいという情報があふれていますが、そもそも人のカラダには個体差があり、万人に効果があるのかという漠然としたギモンがありました。

先日、目にした記事の中で、そのギモンに答えてくれる会社がありました。

食生活のアドバイスと食事プランを提供するアメリカの会社 「Habit」

Habitはまず身体データを収集するために2種類の採集キットを送ってきます。

ひとつは、頬の内側をこすって口腔細胞を採取するための綿棒。これはDNA解析に使用します。

もうひとつは、タンパク質と炭水化物と脂肪分の入った特別なシェークを飲む必要があります。飲む前に1回、飲んだ後に一定間隔で2回、針を刺して血液を採取し、シートに保存します。

DNA解析と体がシェークにどう反応したかの結果に基づいてレポートと栄養プランが出されます。

摂取カロリーのうちタンパク質、炭水化物、脂肪分をそれぞれ何%づつ摂ればあなたにとって最適かを教えてくれるのです。

日本の一般的な食生活は15%がタンパク質、55%が炭水化物、30%が脂肪分と言われています。

Habitは試験結果で判明した個人個人の栄養ニーズを満たす出来合いの食事も販売しています。

自分の個人データがわかればもう他の情報にまどわされることはありません。

近い将来、個人データを持つことが当たり前になり、レストランでそのデータを提示して作ってもらう時代が来るかもしれません。

 

ささいな問い合わせ

先日、あるサービスのお問い合わせ電話番号に掛けた時のことです。

出てきたのは機械の音声です。

用件の種類を番号で押していくパターン。

その他ならゼロを押して下さいとのこと。

「いや、ちょっとささいな事を聞きたいだけなのに・・・」 と思いつつ根気よく用件の種類を選び、やっと最後に「それではオペレーターにおつなぎします」と機械音。

ルルルルルと呼び出し音のあとカチャと出る音。

「あっ、もしもし・・・」 と言ったら再びの機械音。

「只今電話が大変混み合っております。このままお待ちいただくか、お掛け直し下さい。」

「ええ加減にせい!」 と言いたくなりました。

最近、お問い合わせがメールのみであったりと何かとささいな問い合わせのハードルが上がってきているように感じます。

勘違いかもしれないことや念のために確認したいことは、オペレーターとしゃべると30秒もかからないことですが、オペレーターとしゃべるまで数分要してしまいます。

オードリー・ヘプバーン

先日、あるデパートで開催されていたオードリー・ヘプバーン写真展に行ってきました。

オードリー・ヘプバーンほど人々に愛され、後年まで語り継がれるスターはいないのではないかと思います。

少女のような清楚さ、子鹿のように愛らしい瞳、生まれもった気品、まっすぐな正義感、そして時代の流行を生み出してきたファッションセンス。

生まれながらのスターとばかり思っていました。

しかし、その写真展からかいま見る彼女の人生の成功は、才能ではなく努力のたまものであると感じ取れます。

少女時代はナチスの脅威にさらされた不安な毎日を送っています。

戦争が終結した後、フランス人作家コレットに見いだされ、舞台「ジジ」 の主役に抜擢されます。その後 「ローマの休日」 のアン王女役で華々しくハリウッドデビューします。

「麗しのサブリナ」 「ティファニーで朝食を」 「マイ・フェア・レディ」 と数々のヒット作に出演します。

その他にも心の葛藤に悩む修道女を演じた 「尼僧物語」、 幻想的な少女を演じた 「緑の館」 、社会派映画 「戦争と平和」、 西部劇 「許されざる者」 、レズビアンをテーマとした 「噂の二人」等、様々な役柄を演じ好評価を得ています。

それらは彼女のたゆまぬ努力の結晶なのです。

晩年はユニセフの活動に尽力し、アメリカ大統領から勲章も受けています。

米国映画協会が選定した 「最も偉大な女優50選」 で第3位にランクインしているオードリー・ヘプバーン。

彼女の人生や内面に思いをはせながら、まだ観ていない作品をじっくりと観てみようと思います。