検証 プレミアムフライデー

個人消費の押し上げや働き方改革推進のために、月末金曜日の早期退社を促すプレミアムフライデー。

2017年2月開始後、1年あまりが経過いたしました。

プレミアムフライデーはこの1年で最も話題を集めた項目でありましたが、その効果は限定的であったと言わざるを得ません。

給料日直後の週末なので消費は喚起されると予想されていましたが、月末の金曜日は仕事が忙しく早く退社することが難しい企業が多いのが現状です。

その結果、当初の狙いである外食や娯楽の伸びはあまりなかったのです。

しかしながら、過去の事例をみると評価を固めるのは時期尚早です。

今ではすっかり定着したクールビズも2005年の取り組み開始時には定着は難しいと言われていました。

又、企業の週休2日制も法改正後、定着まで5年以上の時間を要しています。

月末金曜日に限らず職場や地域、個人の実情に応じて仕事を早く切り上げる日を決める振替プレミアムフライデー制度を導入しようという動きもあるようです。

数年後には様々な形でプレミアムフライデーが定着し、クールビズのようにあたり前のようになっているのではないかと思います。

 

プロゲーマー

ユーチューバーと並んで新しい職業はプロゲーマーです。

プロゲーマーとはゲームをして報酬をうける人のことで、収入源はゲーム大会での賞金やゲーム会社とのスポンサー契約です。

日本で有名なプロゲーマー梅原大吾氏は世界大会で2度優勝し、格闘ゲームのレジェンドと呼ばれています。

彼がプロゲーマーになるまでにはたくさんの苦悩がありました。

17歳で世界一になっても周りからは、ほめられませんでした。ゲームは悪いものという世間での見方があり素直に喜べない環境でした。

一旦ゲームの世界から離れたものの自分の好きな道に行きたいと、プロゲーマーになりました。

彼の普段の生活は、プロゲーマーや上級者が集う練習場でひたすら練習し技を磨きます。なぜなら、いかに観客を楽しませるかが重要であると感じているからです。

複数のプレーヤーで対戦されるゲームはeスポーツという競技として捉えられ、全世界での競技人口5500万人以上、視聴者は3億8500万人以上といわれています。

実は先進国の中で日本は数少ないeスポーツ未承認国なのです。

身体を動かすことがあまりないeスポーツなのですが、人気はどんどん高まっており将来的にはオリンピックの正式種目になる可能性もあるほどなのです。

ユーチューバー

4月から新しい仕事についた人も多いと思いますが、昔からは考えもできなかった新しい職業も生まれています。

その代表的な職業はユーチューバーです。

ユーチューブなどの動画再生サイトに動画をアップして広告の再生回数で収入を得る職業です。

男子中学生のなりたい職業は、1位エンジニア・プログラマー、2位ゲームクリエータ―、3位ユーチューバーです。

昔とは大違いです。

若い人に圧倒的人気なユーチューバーはヒカキンです。

動画再生回数79億回以上、チャンネル登録者数1100万人以上という超人気ユーチューバーです。

大規模な実験をしたり、バカバカしいチャレンジをしたりとアイデア勝負です。

ヒカキンは企画、出演、編集を一人で行なっており、徹夜はざらのようです。

ストレスの多い現代社会の悩める人へ元気な自分をみてもらい元気になってもらいたいという想いだそうです。

実際にヒカキンの動画をみて元気をもらったり、つらい時期に心の支えになった人はたくさんいます。

ヒカキンは常に視聴者にとっての身近さを大切にしています。

そこらへんの兄ちゃんが何かおもしろいことやってるというスタンスを大事にしているので共感する人が多いのだと思います。

ちょっと心が疲れた時にヒカキンの動画をみると元気になれるかもしれません。

クソ野郎と美しき世界

先日、東京に出張した際にすごい数の人たちが並んでいる場所がありました。

その場所は日比谷にある帝国ホテルの商業施設、帝国ホテルプラザの1階で普段はとても静かな場所です。

殺到する人々に入場整理券を渡すスタッフがいて、整理券をもらった人々は静かに長蛇の列の後方に並んでいっています。

「なにごとか!」と好奇心を押さえられなくなった私は係の人に尋ねました。

「何があるのでしょうか?」

「クソ野郎と美しき世界のポップアップショップです」と美しい係の人が言いました。

「・・・・・」 意外な言葉に呆然としてしまいました。

私は知りませんでした。元スマップの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾らが出演する映画「クソ野郎と美しき世界」のことを。

あまりのインパクトのある言葉に我を失いかけました。

その映画は「ぶっとんでるけど愛がある」 というコンセプトから始まった4本のオムニバス映画で、4月6日(金) から全国86(野郎)館で公開されます。

「新しい地図」という新しい場所で挑戦し続ける3人を応援したいと思っています。