「犬バカ」と「バカ犬」

茶色のトイプードル(オス)を飼っています。落ちつきがなく、ちょこ
ちょこと動き回ることと色がチョコレート色なので名前は「チョコ」と
いいます。

その飼い犬が7月に4歳の誕生日を迎えました。犬の4歳は人間
でいうと30歳ぐらいの青年です。

食べ物に対しての執着心が強く、油断するとゴミ箱をあさる等の
あさましい一面があります。

食べ物をくれそうな人には一生懸命にこびを売ったり、芸をして食
べ物をもらおうとします。

そのような「チョコ」なので誕生日のプレゼントは食べ物にしようと
ペットショップに買いに行きました。

そこには様々なデコレーションをしたケーキやクッキーがたくさん
ありました。

人間の食べるケーキとそっくりなものもありましたが、クリームが
口のまわりの毛につきそうなのでやめました。

結局、クッキーの盛り合わせにしました。すると店員さんが誕生日
なので、ワンちゃんにあげて下さいと「ブルーベリー」「すなぎも」
「牛の干し肉」をプレゼントしてくれました。

どれが一番喜ぶのだろうかとワクワクしていましたが、一気に全部
食べてしまったのでどれが良かったのかわかりませんでした。

その翌日「チョコ」は食べ過ぎかあまり食べ慣れていないものを食
べたためかお腹をこわしへこたれていました。

その様子を見てやっぱり大好物のペディグリーチャムにすればよか
ったなーと反省しきりでした。

怪奇日食

先日、日本の陸地で46年ぶりに皆既日食が見られるというので、
多くの人が楽しみにしていましたが、あいにくの空模様で観測がで
きたのは一部の地域のみとなってしまいました。

それでも、昼間が急に暗闇につつまれる様子は、テレビで見ていて
も十分に自然の神秘を感じることができました。

お恥ずかしいことですが、子供の頃「皆既日食」という文字は「怪奇
日食」と思っていました。

「日食」という言葉のイメージが子供心に「怪奇」なものでとても恐ろ
しいことの様に思っていました。

おそらく、小さい頃にテレビで見た「ウルトラQ」の影響だと思います。

「ウルトラQ」は「ウルトラマン」より前に作られたウルトラシリーズの
第1作目の作品です。

それは、カネゴンやガラモン等の「怪獣ブーム」を生み出したことで
知られていますが、その真髄は怪奇現象や超常現象におびえる
人類の描写でした。

おまけにヒーロー不在なので解決されないまま終わることが多く、
最後に石坂浩二さんの恐怖心をあおるようなナレーションは、毎回
私を震え上がらせていました。

特に番組のはじめでバイオリンの不協和音の様なBGMに「ウルト
ラQ」のタイトルがうねうねと(これ以外に表現がない)表示される映
像は、小さな子供を一瞬で怪奇の世界へと導くには十分すぎるほど
インパクトがありました。

「皆既日食」のニュースで「ウルトラQ」を思い出すのは私ぐらいだと
思いますが、もし「ウルトラQ」に興味をお持ちの方がいらっしゃった
らDVDが発売されているらしいのでご覧ください。

 

靴メーカーの四季

もうそろそろ梅雨もあけて、夏本番を迎えようとしていますが、靴メーカーに
とって、今の季節感がどのようなものであるか少しお話したいと思います。

もちろん店頭では、春夏物セールの真最中です。

ほとんどのお店で8月末ぐらいまで続くと思います。

私たちの製造部門では、8月後半から出荷が始まる秋物のパンプス、カジュ
アルシューズの生産が最盛期を迎えています。

一方営業部門では、今年のブーツの受注のために展示会の開催、出張、
商談等で忙しくしています。

企画部門はというと、来年の春物商品の資材集め、情報収集、サンプル
製作に励んでいます。

この時期に靴用資材の展示会が東京や大阪で開催され、弊社も次の新
製品のための資材をいろいろと取り集めました。

このように、小売部門、製造部門、営業部門、企画部門がそれぞれ、夏、秋、
冬、春を迎えており、9月になるとカレンダーをめくる様に、各部門の季節が
1つずつ進んでいきます。

つまり、靴メーカーの四季は常に、それぞれ存在し、同時進行しているという
ことです。

時に混乱することもありますが、日本にこのような美しい四季があることで私
たちの仕事が成り立っているのでとても感謝しています。

えびが大好きなんです。

食べ物の話ばっかりで申し訳ないですが、えびが大好きなんです。

えびが生であろうと蒸されていようとフライになっていようと好きです。

特に、中華料理の前菜に出てくる伊勢えびをボイルしたものは格別です。

関西には伊勢えび専門店の「中納言」というお店があります。

前菜に始まり、スープ、グラタン、メイン等、詳しくは忘れましたがえび
づくしでえび好きにはたまらない店です。

しかし、えびがあまり好きでない人にとっては少しつらい店のようです。

数年前にお客様と一緒に行った時に、途中でお客様が「また えびか、、、」
とテンションが下がっている様子がうかがえました。

一方私は、「また えびだ!!」と一人喜んでいたのですが、、、

食べ物の好みは人それぞれ違い、千差万別なのですが伊勢えび専門店の
「中納言」だけは、えび好きの人と行った方が楽しく食事ができるのでは
ないかと思っています。

実は、きゅうりが嫌いです。その2

数年前の夏の日でした。お客様と一緒に海鮮居酒屋のようなお店で
食事をしていた時の事です。

宴たけなわとなった頃に、お寿司の盛り合わせを注文しました。

その中で、うにの軍艦巻きがありました。

うにの軍艦巻きは、上にきゅうりを薄く切ったものが2~3枚のってい
るのが一般的だと思いますが、この時はのっていませんでした。

何のためらいもなく、口に入れたことが悲劇の始まりでした。

そのうにの下にあったのは、かっぱ巻(きゅうり巻)だったのです。

「カリッ」

新鮮なきゅうりをかむ音と同じに広がる味とにおい・・・

涙目になりながら苦しそうに食べている姿に気づいたお客様が聞き
ました。

「どうかしたのですか?」

私はとっさに「わさびが多かったようで・・・」とわけのわからな
い返事をして、お茶をガブ飲みしました。

うにの下がかっぱ巻に成っているとは誰が想像するでしょう。

ものすごい意表をつかれた感じがしました。

それ以降、うにをさりげなく持ち上げてかっぱ巻きでないことを確
認してから食べるようにしています。