石丸幹二さん

先日、あるクラシックのチャリティコンサートに行った時、石丸幹二さんがオーケストラを
バックに歌っていました。
石丸幹二さんといえば、ミュージカルファンの方ならよくご存知だと思いますが、全国的
に人気が出たのは、「半沢直樹」の浅野支店長役だったのではないでしょうか?
実際、石丸幹二さんは浅野支店長役をして以来、街で声をかけられることが多くなった
そうです。
その石丸幹二さんの歌がびっくりするくらい上手いのです。
それもそのはず、劇団四季で長い間、主演を務めてらしたので歌唱力と演技力はお墨
付きなのです。
経歴をみると、東京音大でサックスを学び、東京芸大で声楽を学んだあと、ミュージカル
の世界に入ったので、音楽的な実力は若い頃からそなわっていたのだと思います。
浅野支店長役でブレイクしてから、石丸さんは歌もうたうのだとよく言われたそうですが、
音楽関係が本職で俳優業は副業なのです。
それは「半沢直樹」で金融庁の黒崎役の片岡愛之助さんが本職は歌舞伎役者なのに、
愛之助さんは歌舞伎もするのですねと言われて困ってしまったというエピソードに似てい
ます。
本業と違う分野でブレイクして有名になるというケースが、今後も増えるのではないかと
思っています。

ヒッチハイク

先日、大阪の本社前の国道で片手を上げて、走っている車に何やらアピールしている人
を発見しました。
タクシーを拾おうと思っているのかなと思いましたが、少し様子が違います。
少し近づいてみると、右手の親指を立てて、左手にダンボール片を持っています。
もしや、これは・・・ まさか、そんなはずはない・・・
様々な思いが錯綜する中、確かめるためにその人の前に回り込みました。
なんと、左手に持ったダンボール片には 「和歌山方面」 とマジックで大きく書かれてあっ
たのです。
これは間違いなく 「ヒッチハイク」 だと確信しました。
しばらくすると、車が停まり、何やら交渉しています。
遠くから見守っていただけなので詳細はわかりませんが、その人が後部座席に乗り込ん
でいきました。
ヒッチハイク成功です。
思いがけない光景が、本社玄関前で繰り広げられました。
私たちが思っている以上に、街はグローバルに進化していっているのだなと、実感した瞬
間でした。

脳内トコロテン

街の中で、偶然知り合いに会った時に名前が思い出せない事がたまにあります。
顔ははっきりと覚えているけれど、どこの誰だかわからない・・・
ぎこちない会話になってしまいます。
年齢を重ねると、知り合いの数は膨大になります。
仕事関係、友人、家族の知り合い、よく行くお店の人等、知り合った関係性だけでも思い
出せばなんとかなりそうなのに、街で偶然会うと、どの関係の人なのか全く思い出せない
ことがあります。
人の顔や名前以外でも情報の数は無限に広がっています。
若い頃は比較的すんなり覚えられ、かつ思い出せたのに今では思うようにいかないこと
も多いです。
ある知人が言っていました。
「一つ覚えたら、一つ忘れる。脳内トコロテン。」
ほう・・・そういうことか。
それを逆手にとって、いい記憶を一つ増やしたら、悪い記憶を一つ消却する。
もし、そういう事ができたら、いつかはいい記憶だけになり、悩みや苦しみから解放され、
世の中がもっと平和になるのではと思ったりします。

社員旅行2014

先日、年1回恒例の社員旅行に行ってきました。
場所は滋賀県びわ湖畔のおごと温泉で天候にも恵まれ、湖上クルーズも楽しむことがで
きました。
今年は新入社員2名 (女性) も参加したので、平均年齢もグッと下がりました。
私たちは毎年このような社員旅行 (自由参加) を実施しているのですが、昔は靴職人さん
たち中心で、私自身が一番若い時もありました。
しかし、気がつけば今は私が一番年上になっており、時の流れを感じずにはいられません。
宴会のあとのカラオケも昔は演歌中心であったのに、今年は話題のアナ雪の「ありのまま
で」やAKBが中心でした。
若い社員たちは、その後も夜中までトランプをして盛り上がっていたようです。
「若いっていいな・・・」とふと思うことは、20年前に諸先輩方から言われていた言葉そのま
までした。
「でも、まだまだ若いモンには負けへんで」と次に思ったことも、20年前に諸先輩方は言っ
ていたような気がします。
時代はくり返される・・・
20年後、どのような社員旅行になっているのか、この目で見れるように頑張っていきたいと
思っています。