はじめての講演

私の先輩が主催する集まりに講演をしてくれないかという依頼があり、断りきれ
ずに生まれてはじめて講演をするという機会がありました。

準備する段階から何をしゃべろうかと悩みました。

事業計画や製品説明のプレゼンは何度か経験はありましたが、一人で一時間も
ぶっ通しでしゃべり続けるのは初めてです。

私は人の講演を聞きに行くのは好きでよく行っていました。

笑いあり、涙ありの聴衆を魅了する講演者もいれば、自分の持論を淡々と展開し、
聴衆をしらけさせる講演者もいます。

そこでやはり気をつけなければいけないのは、自分の得意とする分野の話を聞い
ている人たちの興味をそそるように話さなければいけないなと思っていました。

講演の内容は靴の話を中心として、タイトルは「日本のフェラガモを目指して」に決
めました。

簡単な自己紹介のあと、天然皮革の靴が多い理由や靴選びのポイント等、全ての
人にかかわるような話をさせていただきました。

そしてメインのメイドインジャパンにこだわり、ハンドメイドにこだわる日本初のメーカ
ーブランドになりたいことと、はきやすい靴だから買うのではなく、サロンドグレーの
靴だから買いたいとお客様に思ってもらえるようになりたいということを熱く語ってし
まいました。

時計をみると予定の1時間を15分もオーバーしていました。

聴衆が熱心に聞いていたのか、しらけていたのかはわかりませんが自分の想いは
90%以上は語れたような気がします。

結果はどうあれ、新しいことに逃げずにチャレンジできたことと、忙しい中でも納得し
た準備ができたことは良かったなと思っています。

日経テスト

先日、日経テストというものを受けてきました。

日経テストとは、日本経済新聞が主催する経済知力を測るテストです。経済知力
とは単に知識だけではなく、そこに考える力(知恵)を駆使し問題を解決していく能
力のことです。

いわば、頭でっかちの知識だけではなくビジネスの現場でどれだけ実務に精通し、
問題解決能力に長けているかが試されるわけです。

試験会場に行くと、やはり年齢層が高く50~60代の管理職クラスからビジネスの
現場の主力である30~40代の人がほとんどでした。中には、学生らしき人もいまし
たが少数でした。

問題は4択問題で100問、試験時間は80分でした。

はじめは80分は結構長いなと思っていましたが、読み解くのに時間がかかり制限
時間いっぱいまでかかってしまいました。

受験した感想は、とてもむずかしく、自分の知らないことがたくさんあるということを
知らされた感じでした。

社会人になるとテストを受けるということがほとんどなくなるので、試験会場の緊張
した雰囲気がとても懐かしく感じられました。

幸い、このテストは合格、不合格はなく上限1000点のスコアで表されるものなので
すが、スコアの目安として400点以下は発展途上人材とされているので何とか400
点以上はとりたいと思っています。

オルセー美術館展 2010

東京六本木にある国立新美術館で開催されている「オルセー美術館展2010」に
行ってきました。

感想は「すごい、すごすぎる・・・」でした。

そもそも、この絵画展が開かれたきっかけは、パリのオルセー美術館が1年半を
かけて改装工事をするので、普段では決してありえない名作中の名作を一挙に
貸し出し、「オルセー美術館展」が世界を駆けめぐるという千載一遇のチャンスに
めぐまれたことです。

それが今、日本に来ていて、世界的な名画の数々を日本にいながら楽しめるこ
とができるのです。

年間300万人が訪れるといわれるオルセー美術館の中でも最も人気が高いのが、
ポスト印象派の絵画です。

ゴッホ、モネ、ロートレック、セザンヌ、ゴーギャン、ルソーと絵画ファンならずとも
一度は聞いたことがある巨匠の大作が惜しげもなく展示されており、その時代を
独自の手法で表現している作品はどれも圧巻でありました。

なぜ、日本人が印象派の作品が好きなのかはわかりませんが、印象派の巨匠
たちが少なからず浮世絵に代表される日本文化に影響を受けていたことが、日
本人のノスタルジックな感情を想い起こさせているのかも知れません。

5月26日から8月16日までの会期ですので興味のある方は是非早めに行かれ
ることをおすすめします。

バタデン

バタデンとは島根県にある一畑電車の愛称です。

中井貴一主演の映画「RAILWAYS」で舞台となっているのが、島根県の
湖畔や田園地帯をゆっくりと走るバタデンです。

中井貴一演じる主人公がエリートサラリーマンを辞めて、突然バタデンの
運転士になるという内容ですが、都会の生活の中で失ってしまったものを
徐々にとり戻していく過程に共感をおぼえました。

実は、私たちの靴も松江にある一畑百貨店さんにお世話になり、たくさん売
っていただいております。その関係で私も松江に数回行ったことがあります。

ゆっくりと時間が流れているようなのどかな風景、特に夕日にそまる宍道湖
の美しさは息をのむほどです。

一畑百貨店の方がおっしゃっていました。

「都会の百貨店のマネはしない。地元密着でお客様に楽しんでもらえれば
それでいい。」

実際、百貨店の中を案内してもらった時にブランド自慢ではなく、ぬくもりの
ある木製のベンチを自慢されていました。「このベンチで地元の人に休んで
もらいたい。」そういう想いがヒシヒシと伝わってきました。

都会の生活に疲れたら、島根観光をおすすめします。

日本の失われつつある原風景がそこに残っていますので。