オルセー美術館展 2010

東京六本木にある国立新美術館で開催されている「オルセー美術館展2010」に
行ってきました。

感想は「すごい、すごすぎる・・・」でした。

そもそも、この絵画展が開かれたきっかけは、パリのオルセー美術館が1年半を
かけて改装工事をするので、普段では決してありえない名作中の名作を一挙に
貸し出し、「オルセー美術館展」が世界を駆けめぐるという千載一遇のチャンスに
めぐまれたことです。

それが今、日本に来ていて、世界的な名画の数々を日本にいながら楽しめるこ
とができるのです。

年間300万人が訪れるといわれるオルセー美術館の中でも最も人気が高いのが、
ポスト印象派の絵画です。

ゴッホ、モネ、ロートレック、セザンヌ、ゴーギャン、ルソーと絵画ファンならずとも
一度は聞いたことがある巨匠の大作が惜しげもなく展示されており、その時代を
独自の手法で表現している作品はどれも圧巻でありました。

なぜ、日本人が印象派の作品が好きなのかはわかりませんが、印象派の巨匠
たちが少なからず浮世絵に代表される日本文化に影響を受けていたことが、日
本人のノスタルジックな感情を想い起こさせているのかも知れません。

5月26日から8月16日までの会期ですので興味のある方は是非早めに行かれ
ることをおすすめします。