病院のキャンペーン

会社に届いた一通のDM。開けてみると健康診断を専門にする施設がオープンするという内容です。

社員の健康を守るのも会社としては大事な使命です。

私たちも近くの病院で年に一回、健康診断を実施しています。

届いたDMを読んでいくと、少し違和感を覚えました。

CT、エコー、内視鏡等の機器の充実、清潔な診察室、待合室をアピールしています。

このあたりは普通なので違和感は感じませんでした。

しかし次のページに、オープン記念キャンペーン!という派手な文字。

ただ今、新規にご契約いただいた企業様には35歳以上の方、1年目に腫瘍マーカーをプレゼント!

男性→PSA(前立腺ガンなど) 女性→CA125(卵巣ガン、乳ガン、子宮ガンなど) 通常¥1944を無料でプレゼントと書いてあるではないですか。

しかも全体的にカラフルでPOPな文体で。

この違和感はなんだろう?私が昭和すぎるからなのか?

いまだに人に言えず、悩んでいます。

すっぴんでOK

男性にはわからない女性ならではの悩みがあるのですね。

会社に出社せずに在宅勤務で仕事をする人たちが増えています。

その在宅勤務する女性たちがオンライン会議のためにわざわざ化粧をするのが負担であるという悩みがあるそうです。

そこで資生堂がオンライン会議で画面上に表示される顔に自動で化粧をするアプリを開発しました。

パターンは4種類で、顔色や口元の明るさも調節できるというすぐれもの。

さらに自宅内の様子が映るのにも配慮し、背景をぼかす機能までつけたそうです。

さすが資生堂です。かゆいところに手が届いています。

これでオンライン会議のたびに化粧をしたり、映る部屋を片づけたりといった負担は解消されそうです。

ただ、このアプリが普及すると化粧品が売れなくなってしまうのではと思うのですが…

しかし、「アプリで美しくなることで気持ちが高まり、逆にメークをしたいと思ってもらえるはず」と資生堂はコメントしています。

さすが資生堂です。感服いたしました。

具体的な目標の大切さ

数年後の目標や夢を叶えている自分の姿を具体的に描くことは、大変重要であるとつくづく思います。

若いアスリート達が 「4年後の東京オリンピックに出場して金メダルを獲る」 という目標はとても具体的で、そのためには1年目、2年目、3年目に何をしなければならないかが明確に浮かび上がってきます。

しかしながら日本経済が停滞している中、1~2年後の見通しも不透明な状況では将来の大きなビジョンを掲げることが難しくなってきているのが現状です。

だからこそ、具体的な目標が大切なのです。

散歩の途中で、偶然に富士山の頂上にたどり着ける人はいません。

富士山に登るという目標を掲げた人だけが、頂上に着けるのです。

そのような目標がなければ日々の努力の結晶である歩みが気が付くと方向がずれていたり、高い成果が得られなかったりすることがあります。

「そんな夢みたいなことを」 と笑われそうなことでも、実現している未来を思い描くことができれば、なんとか叶えたいという気持ちが強くなり、従来の枠や前例を超えた知恵やアイデアが生まれやすくなります。

そこから小さな行動に細分化して、丁寧に着実に積み上げていけば、環境変化や周りの反対にあっても、ぶれることなく前に進んでいけるでしょう。

多面的だから面白い

島倉千代子さんの代表曲 「人生いろいろ」 の歌詞は趣きがとても深いです。

人はみな違って当たり前、人それぞれの生き方があるという意味が込められています。

人はそれぞれ性別、年代、生い立ち、容姿、学歴、思想、職業、経験知などが違います。

外国へいけば、人種、文化、宗教などの違いがよりはっきりとして、人は違っていて当然と思えてきます。

一人の人間もまた、様々な面を持っています。

いつも憎まれ口をたたいている人が意外にも温情家であったり、いつも素直な人がとんでもない強情ぶりを発揮して周りを驚かせたりします。

短所の裏には長所があり、美点の裏には欠点もひそんでいるものです。

「遅いのではなく慎重」 「速いのではなく拙速」

表現により、その印象は大きく変わります。

大事なことは人の一面にだけとらわれて、他のよい面を見失しなわないようにすることです。

自らのせまい「常識」にはめ込んで、他の人を批判する傾向が多くなっているのではと危惧しています。

自分も含めて人は多面的です。

だから人は面白いのです。