機会があれば行きたいと思っていたお伊勢参り (伊勢神宮参拝) に行ってきました。
江戸時代に大流行したといわれるお伊勢参りですが、昨年20年に一度の式年遷宮があ
り、それ以降、参拝客が急増しています。
混雑をさけるために早朝に参拝致しました。
月明かりの下で参道に一軒、赤福本店のみが昔ながらの風情で開店していました。
店内に入ると、江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気で、薪をくべたかまどでお湯を
沸かしていました。
聞くと、年中無休で毎朝5時に開店し、参拝客を迎えているという。
創業当時から変わらぬ姿勢に浪花のあきんど魂を感じます。
餅入れさんと呼ぶ女性職人さんが、ひとつ一つていねいに赤福餅を作っていました。
今から300年以上も前から、このような手作りで餅を作り、全国から来た参拝客をもてなし
ていたのかと思うと、商売人としてのあるべき姿をそこにみたような気がしました。
無事参拝を終え、願うのではなく、お礼を伝える場所だと痛感。
神宮内で御朱印帳を購入し、今後、神社、仏閣を巡る楽しみがひとつ増えました。
伊勢神宮と赤福本店、昔から人々を惹きつける魅力がわかったような気がしました。