2000年代初頭から長く静かに続いてきた「焼き芋」ブームがコロナ禍でさらにヒートアップしています。
焼き芋専門店のニューオープンや多店舗展開は全国に広がっています。
さらに最近の焼き芋ブームの過熱ぶりを象徴しているのが、2月23日から5日間にわたって開催された「さつまいも博 2022」です。
2021年はコロナ禍で開催が見送られ、2022年は入場制限などの対策を実施しながら開催されましたが、それでも5日間で約3万人の入場者を集めました。
同イベントの目玉は出店する全国の焼き芋店から来場者の投票で選ばれる「全国焼き芋グランプリ」です。
2020年グランプリ受賞の焼き芋「長期熟成シルクスイート」は、ねっとりとした食感が特色。あぜ道1つ越えただけで芋の味が全く変わってしまうとワイン醸造家のごとく畑まで指定して選び抜いたそうです。
今後のブームの行方について、さつまいも博実行委員会の石原氏は「ねっとり系の人気は今後も続くだろうが、最近は一周してホクホク系の焼き芋を求める方も増えている。今後は希少品種や地域性のあるサツマイモが注目され、焼き芋ブームが次のステージに行くのでは」と予測しています。
ねっとり系かホクホク系か熱い闘いが続いています。