新型コロナウイルス下で住環境への関心が高まるなか、アート作品を身近に置いて楽しむ人が増えています。
先行き不透明な時代に思考や感情を刺激する一助としてアートを求める流れも背景にあるようです。
アート通信サイト「WASABI(ワサビ)」を運営する平山氏は「コロナ禍以降、特にアート人気を感じている」と話します。
WASABIでの平均単価ですが、19年は1万5千円程度であったのが20年以降は3万円台に上昇しました。
同社のアンケートによると、以前は家族世帯が引っ越しを機に買うケースが多かったのですが、今は単身者が半分を占め、男女の比率も半々だそうです。
在宅勤務でテレビ会議が増え、画面の背後にアートを置きたいニーズがあるそうです。
世界の展覧会の入場者数に関するデータで、日本の展覧会は常に10位以内に複数が名を連ねるほど日本はアート鑑賞が盛んです。
しかしながらアートの市場規模はまだ小さいです。
日本のアート産業に関する市場調査によると20年の日本の美術品市場規模は1,929億円。5.2兆円とされる世界市場の3.7%にすぎません。
日本のアート市場は伸びしろがいっぱいです。