1980年代に大ヒットしたカセットテープ。
当時は音楽を聴くのはカセットテープだったと記憶しています。
レンタルレコード店でレコードを借りて、カセットテープに録音するというアナログ的なことをみんながしていたと思います。
お気に入りのテープを自作し、車やラジカセで聴いていたのをなつかしく思い出します。
あれからカセットテープはすっかり見なくなりました。そもそもカセットテープを再生するカセットデッキが車や家から消えてしまったので。
そんなカセットテープがひそかなブームを巻き起こしているのです。
主なユーザーは趣味でカラオケの練習をするシニア層。
カラオケは1曲5分程度が多いため、10分テープがよく売れるのだそうです。
シニア層が互いに歌を録音して交換し合うなど、カセットテープはコミュニケーションの一部にもなっているらしいのです。
又、音楽業界ではCDのように曲をスキップできない特性を生かしてアーティストがアルバム作成にあたりカセットテープを採用する動きもあるそうです。
「アルバムを1つの作品として聴いてもらいたい」と考えるアーティストから支持を得ているそうです。
時代が一周するといろいろなニーズが生まれるのですね。