元気の秘訣

顧問や社外取締役等でいろいろな会社を手伝っているご高齢の方はたくさんいらっしゃいます。

たくさんの経験を経て様々な知見をもっているので引く手あまたなのだと思います。

そういう方は忙しいけれども総じて元気です。

NHKの特集番組で社会で活躍する高齢の方を採血して調べたところ、老化につながる慢性的な炎症が極めて少ないことがわかったのです。

その炎症を抑えている要因が食事や睡眠、運動なら医学的にも納得できるのですが、意外な研究結果が出たそうです。

それは、社会や人の役に立てるという「心の満足」が要因であるという研究結果です。

人は歳を重ねるごとに物質的な欲求が減っていく傾向にあります。モノを持っていることよりも自分の言葉や行動で誰かがよろこんでくれたり、感謝されたりすることで精神的な充足感を得られるようになるといいます。

「ありがとう」と感謝されることが元気で暮らせる秘訣なのです。

社会や人の役に立てて「心の満足」を得られる年のとり方は理想だと思います。

寂しい十日戎

「十日戎」とは江戸時代から続いているお祭りで、例年約100万人が商売繁盛を祈願するために夜通し参拝に訪れる大きなお祭りです。

商売人の多い関西地方では「えべっさん」の愛称で親しまれており、最もポピュラーなお祭りの一つで毎年1月9日から11日までの3日間行われます。

しかし、今年はコロナの影響で人出も少なく、寂しい十日戎でした。

神社周辺の露店営業はなく、祭りばやしや威勢のいい掛け声などもありません。みんな黙って参拝するだけです。

名物のどら (耳の遠いえべっさんにたたいてお祈りするところ) もなくなっていました。

人出が多く活気があるお祭りはコロナ時代にはNGだらけだと再認識させられました。

関西人の習慣として去年買った福笹や縁起物の飾りを返納し、新しいものを買って一年間お店や会社に飾るという習慣があります。

私も会社を代表して去年の飾りを返納したのですが、新しい縁起物の飾りが露店営業自粛のため売っていません。

しかたなく神社境内で売っている福笹につける飾りをかわりに買いました。ふと、この日のために飾り物をたくさん作って用意していた業者は今ごろどうなっているのだろうと心配になりました。

えべっさんの 飾りや干支の置物などはこの期間しか売れないのに。

さぞかし無念であろうと思いを馳せ、「商売繁盛」とともに「疫病退散」をお願いしました。

2021年の色

日本流行色協会は2021年の色に「ホワイト」を選びました。

白は白紙に戻すなど「はじまり」を示す言葉によく使われている色です。

白を選んだことについて日本流行色協会では「希望を胸にゼロから考えるという意味を込めてゼロホワイトと名付けた」と説明しています。

このほか同協会では ①白には「知性」「潔白」というイメージがあり、2021年には何が本当かを見抜く「知性」が求められる ②政治に対しては隠し事のない「清廉潔白」が望まれる ③公共空間、家庭内ではウイルスから身を守る対策を今後も続けていかねばならず、白は「清潔さ」を表現するために欠かすことのできない色になる等の点を選定理由として挙げています。

選定理由にこの時代を反映しているなと思います。

新型コロナウイルスで社会が大きく変容し、今までの成功体験や解決策が全くあてはまらなくなっています。

売場振興策ではお客様の興味のあるものを提案し、にぎわいを創出することに注力していましたが、今やにぎわいを創出することが密になってしまうので歓迎されない事態になっています。

人を集めずに静かに売ることが求められています。

正に、過去に答えがない時代を生きる中で希望を胸にゼロから考える発想が大事なのだと、色の選定理由をみて再認識致しました。