ある社長のダイエット

1月はいろんなところで新年会が催されます。

久しぶりにお会いする方も多く、話が盛り上がります。

私     「A社長、お久しぶりです。あれっ、お痩せになられました?」

A社長   「そう、コミットしたんです。」

私    「ライザップですか?」

A社長   「ライザップではないが、3ヶ月で7㎏痩せたよ。」

聞くと、そのダイエット法は食べる前に食事のメニューの写真を送り、そのアドバイスを受けるというものでした。

はじめのうちは、そのアドバイザーも優しいのですが、だんだんとそれはダメ、次はこんな物を食べろと厳しくなっていくそうです。

そのアドバイスを忠実に実行すると痩せたそうです。

具体的なメニューは、まず野菜を満腹感の50%ぐらい食べて、次に肉、そして最後に炭水化物を少々、デザートもOKだということでした。

ほうほう、それなら無理なく痩せられそうですねと話が盛り上がったのは立食パーティの直前でした。

ローストビーフがおいしいと評判のホテルだったのですが、A社長が見てるのにいきなりローストビーフを食べてしまうと話を聞いてないと誤解されてしまいます。

せっせと野菜を選び、なぜかA社長にお伺いを立てる雰囲気に。

私     「こんなもんでいいですか?」

A社長   「そうそう、いいよ。でもそのポテトサラダは炭水化物だからね。」

バイキング形式で食べ物のカロリーと成分を考えながら選ぶのは結構つらいです。

でも、おかげで考えながら食べることの重要さを学んだような気がしました。

テマノビ

テマノビ ~手間のかかった美しさ~ というテレビ番組があります。

テレビ東京で毎週火曜 夜9時54分から放送されている番組です。

職人が作る手作りの品々。そこには手仕事ならではの美しさが宿っている。「手間の美」がコンセプトです。

そのテマノビから私たちの会社を取材したいという依頼がありました。

ディレクターさんが来社され、私たちの靴の製造工程をひと通り案内しました。

テマノビのコンセプトに合ったらしく、数日後、ほぼ1日かけて工場内を撮影されていかれました。

革の裁断、縫製、底付、仕上と、私たちの仕事は職人さんの手によるものが多いです。

靴の製造に携っている人ならそれは当然のことと思うでしょうが、外部の人から見ると、どのように映るのでしょうか?

機械と技術の進歩により、昔ながらの手作業はどんどん減っている業界が多い中で、靴製造はいまだ職人による手作業が多いのは事実です。

それは一言でいうと、天然皮革を扱うためだと思います。

一枚一枚微妙に違う質感を持つ天然皮革を使った靴を作るかぎり、職人による手作業は絶対になくならないと思います。

実はそのような業界は少数派であると気付かせてくれた今回の取材。

どのような番組内容になっているのか楽しみです。

放送予定は、1月26日(火) 夜9時54分からです。

 

 

えべっさんのおみくじ

商売の神様 えべっさん、関西の人にはおなじみでも関西以外の人にはあまり知られていないようです。

えべっさんとは恵比寿様を親しみやすくした呼び名で、七福神の一人です。

耳が大きく福々とした笑顔が魅力のチャーミングな神様です。

釣り竿と鯛を持っているので漁業の神であったのですが、今は商売繁盛の神として関西では絶大な人気を誇っています。

えべっさんの祭りは、毎年1月9日~11日に行われ、関西では正月よりも盛り上がる祭りだと言われています。

今年は、3連休と重なり例年以上の人出であったそうです。

私も毎年の恒例行事として、本社近くにある今宮戎神社にお参りに行ってきました。

お参りをして、おみくじを引き、縁起物を買ってきました。

おみくじの結果は吉。

そして運勢欄には「生産に携わっている人は今年はいい運勢です。ただし正しい心を持てば。」と書いてあるではないですか。

決して邪悪な心を持つつもりはないですが、お客様をはじめ仕入先、社員の皆さんに誠心誠意尽くすことが使命であると告げられた感じがしました。

今年一年、正しい心を持って仕事に励んでいきたいと思います。

新鮮な感動のある年に

あけましておめでとうございます。

今年は例年になく暖かいお正月でした。

一年を振り返り、新たな一年はどんな年になるだろうかと思いをめぐらせる時期です。

年末によく聞かれる 「この一年は早かったな」 というセリフ。

一説によると、年を重ねると同じような経験の繰り返しで新たな発見、出会い、感動が少なくなるため、早く感じるということらしいのです。

若い頃はどうだったでしょう?

大学1年生の時、社会人1年生の時、今思えばたくさんの発見、出会い、感動に満ちあふれ、長く感じていたのかもという気がしてきます。

経験が少ないということが一番大きな要因だと思いますが、何事も素直に受け入れて、良くも悪くも感動の感度が今よりも格段に良かったような気もします。

まあ、いい大人がささいな事に大感動してしまうのもどうかと思いますが、たくさんの新しい発見、出会い、そして感動のある一年にしたいと思っています。

それには、まず既成概念からの脱却、一歩踏み出す力が大事ではないかと、新年の心に刻んでいます。

皆さんにとっても今年は新たな飛躍の一年になりますように。