黄金比率

長い時間を経て生み出された絶妙な割合である黄金比率。

その黄金比率に果敢に挑戦した企業があります。

単品として国内で一番売れているお菓子「亀田の柿の種」の黄金比率は柿の種6 に対しピーナッツ4 です。

亀田製菓はピーナツ好きの要望に応えて、柿の種3 ピーナッツ7 というチャレンジングな商品を発売しました。

その名も「柿の種たっぷりピーナッツ」

一方、関東ではおなじみの崎陽軒のシウマイ弁当。

シウマイ5個、タケノコ煮、マグロ、アンズ等々、定位置に収められたシウマイ弁当は安定感抜群です。

最近、弁当が食卓でのおかずに利用されることも多くなっており、人気のタケノコ煮を通常の4倍にし、シウマイを3個にした弁当を発売しました。

その名も「ドリーミング タケノコ シウマイ弁当」

両商品とも好評だったそうです。

しかしながら、じっくりと購入者の反応を聞いてみると「さすがに飽きて。普段の量が一番。」という声が多いそうです。

変化させた比率は黄金比率の正しさを再確認させる結果となりました。

はなちゃん

靴の中で雑菌が繁殖して起こる足の臭い。

その臭いを確かめたくても数値として結果が出るのは悲しいと開発されたのが臭い判定小犬型ロボット「はなちゃん」です。

はなちゃんは鼻の先にガスセンサーを搭載。

靴下のニオイをかがせるとアミン系、硫黄系の悪臭物質を検知します。

測定結果に応じていい匂いの場合は「すり寄る」、可もなく不可もない場合は「ワンワンと吠える」、臭う場合は「力なくゆっくりと崩れ落ち気絶する」と反応が変わります。

開発したのは北九州市にあるネクストテクノロジーという会社です。

「自分のにおいが気になる」と知人から相談されたのが開発のきっかけだそうです。

月最大200台の生産体制を整え、毛色や柄は異なる7種類を税別35,000円~45,000円で販売するそうです。

又、悪臭を感じ取るとマーキングするようにお尻から消臭剤を勢いよく放つ新型も開発中。

居酒屋の座敷席など、靴を脱ぐ場所に導入する動きもあるという「はなちゃん」、もし出会えたら一度試してみたいです。

呉氏

広島県呉市。そのPRキャラクターがすごいのです。

その名も「呉氏」

体は全身瀬戸内海をイメージしたターコイズブルー、顔はそのまま「呉」の一文字になっていて、呉の上部の口がそのままキャラクターの口になっています。

背中は読みの「クレ」と書いていて子供にも分かりやすいのです。

ぬりかべのような体ですが、キレッキレのダンスを踊ります。

曲はTRFのヒット曲「CRAZY GONNA CRAZY」の替え歌「呉ー市ーGONNA呉ー市 クレーシーゴナクレーシー」

そのプロモーションビデオが秀逸です。

呉氏のシュールな存在感、ラブストーリー仕立ての脚本、だじゃれ満載の歌詞、壮大なロケ、大人がそんなに真面目にふざけていいのかと思ってしまいます。

しかし、見終わったあとは呉市の名前とその街の良さが伝わってきて行ってみたくなります。

ユーチューブでの再生回数は70万回以上に達したそうです。

2018年、呉氏はブレイクするのか?期待したいです。

薄底VS厚底

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

昨年のTBS系ドラマ「陸王」で竹内涼真が箱根駅伝の元スター選手の挫折と栄光の軌跡を好演し大ヒット致しました。

そのせいもあり、今年の箱根駅伝は今まで以上の人気と盛り上がりがあったのではないかと思います。

結果的には原監督率いる青山学院大の4連覇となりましたが、見ごたえは十分にありました。

私が一番注目していたのは「薄底」と「厚底」の対決です。

従来、靴底は薄くて軽いのがいいとされ、走法は足の中央部で着地するミッドフット走法が最適とされてきました。

しかし昨年、ナイキが真逆の厚底靴を出し世界を驚かせました。

その靴はヴェイパーフライ4%。

かかとが厚いのでまっすぐ立つと前かがみになり、走ると足の前部で着地するフォアフット走法になります。走り方を根本から変えなければ対処できません。

そのナイキの厚底靴を取り入れたのが東洋大学です。

下馬評の低かった東洋大学は往路優勝。総合でも2位と大健闘しました。

東洋大学は今年のメンバー10人のうち9人が残ります。

彼らがその経験を生かし、ナイキの厚底靴の走法を会得すれば青学の5連覇を阻止することも十分に考えられます。

アディダスの青学かナイキの東洋大か、来年の箱根駅伝は2大スポーツメーカーの代理戦争でもあるのです。