ぬけるような青空をみていると「天高く馬肥ゆる秋」という言葉が脳裏に浮か
んできます。
空は澄みきって高く、牧草などの食べ物も豊かになって馬も肥える秋の好
時節になったという意味です。
しかし、昔の中国では馬が食欲を増し肥えてたくましくなるので、北方から
の侵入に備え、国防を固める時期であるとされてきました。
今の日本では、いろいろな秋の味覚が収穫の時期に入るので「食欲の秋」
と同じように使われていると思います。
秋の味覚の代表格はマツタケではないでしょうか?
今年は中国産のマツタケが復活の兆しです。農林水産省によると中国産の
マツタケは国内市場の約6割を占め、価格は国産の2割弱だそうです。
昨年は中国産の食品への不信が高まり、大幅に減少しましたが今年は復
権しています。
マツタケ以外でも中国産の食品は日本に大量に輸入されており、中国産の
食品がなければ日本の食卓は成り立たなくなっています。
グローバル化がより進んでいく中で、平和を維持することが全ての前提にな
っているのだなと澄みきった青い空をみて思いました。