小林研一郎

「炎のマエストロ」と呼ばれる指揮者、小林研一郎。

81歳を迎え、ますます円熟味を増す小林研一郎の十八番とも言える作品スメタナ「我が祖国」を聞く機会がありました。

「我が祖国」はチェコ国民音楽の祖  スメタナの代表作で、現在も音楽史に輝く名曲です。

当時のチェコ (ボヘミア) はオーストリア帝国の支配下で民族復興運動が起こっていました。

第2曲「モルダウ」に象徴されるように祖国への郷愁や愛情が情感たっぷりと溢れ出てくる曲です。

それを一音一音に魂を込める小林研一郎、81歳とは思えぬ元気さと情熱的な指揮。

オーケストラと一体となったその響きは聴衆の胸を揺さぶりました。

チェコには行ったこともないのに、なぜかこの曲を聞くと懐かしい思いに駆られます。

そういえば同じチェコのドボルザークの「スラブ舞曲」を聞いても郷愁を感じます。

もしかしたら前世でチェコと関わりがあったのかも知れません。

機会があれば東欧を訪れてどんな気持ちになるのか確かめてみたいです。

 

植物男子

デパートの松屋 銀座店 (東京・中央) の5階紳士フロアに8月、一風変わった売り場がオープンしました。植物の「コケ」売場です。

カジュアル系紳士服売り場跡の40平方メートルに50種類のコケや関連商品が置いてあります。きっかけは新型コロナウイルスの感染拡大に伴うテレワークやステイホームの増加です。

それにしてもなぜコケなのでしょう?

コロナの影響で出勤は減り「働く男性」の象徴であるスーツの販売は低迷しました。自宅で働く時間が増える中、緑による癒やしがビジネスパーソンにとっては必要であると考え、お手入れが簡単なコケが最適ではないかと思い至ったそうです。発案者は女性社員です。

じわりと男性購入客が増えてきて、育て方やジオラマの作り方などのワークショップも考えているそうです。

別のデパートの高島屋 玉川店 (東京・世田谷) でも同じような現象が起きています。別館にある植物専門店「プロトリーフ」はコロナによる植物ブームにより3月、地下2階に新店をオープンさせました。

新店はサボテンなどの多肉植物や少し変わった植物を多数そろえたところ男性客が殺到。従来の女性客を上まわりました。

ステイホームの長期化で30代を中心とした単身男性が買っていくのだそうです。

コロナ下で着実に植物男子は育っています。

大阪名物ミックスジュース

大阪の喫茶店で定番メニューの「ミックスジュース」。その原液が家庭向けに人気を集めています。

老舗飲料メーカーの森井食品 (大阪市) が作る「MJシロップ」がそうです。喫茶店や大手飲料チェーンなど業務用に卸していた原液のパッケージを一新するなどしたうえで一般消費者向けに専用サイトで販売しました。するとSNSで話題を呼び、問い合わせが相次いでいるそうです。

ミックスジュースの原液はミカンや黄桃、パイナップル、リンゴを混ぜた特製で、果実感のあるジャムのような濃厚さが特徴です。この原液に牛乳を注いで混ぜるとミックスジュースが出来上ります。

原液を多めに注ぐと果実のごろごろとした舌触りが楽しめ、牛乳を多めに入れるとすっきりした味わいになるそうです。

この原液は通常の果肉飲料とは違い果物はしぼらず、混ぜ合わせることで食感や香りなどをしっかりと残しているのが特長です。

原液は全て瓶に詰め、金属の栓で蓋をします。紙やペットボトルの容器と比べるとコスト高になりますが、果実の香りが抜けるのを防ぐことを優先しています。

ここに来て一般消費者向けの販売に踏み切った最大の理由は新型コロナの影響で飲食店向けの売上が激減したためです。

価格は1リットル1,480円で送料を含めると2,000円を超えますが、他にはないミックスジュースの味を提供したいという思いから製法を変えずに販売しています。

昔ながらの大阪名物ミックスジュース、全国に広まってほしいと思っています。

バーチャルヒューマン

パラリンピックの閉会式に登場した「imma」というピンク色の髪の女性モデルが話題となっています。

「imma」はインスタグラムやCMの中で活動していますが、現実には実在しない「バーチャルヒューマン」と呼ばれる存在で、CG (コンピューターグラフィック) で作られたモデルなのです。

CGで一番難しいとされる表情も絶妙でCGと言われれなければ本物の人間と思う人がほとんどだと思います。

このような中、サイバーエージェントは俳優や有名人をCG化する「デジタルツインレーベル」という事業を始めました。

有名人やタレントをスタジオに設置した160台のカメラで様々な角度から全身を撮影し、身体の画像データを収集してCG化します。そしてレーベルに所属してもらいCMなどにキャスティングするビジネスで、2023年までに500人を所属させる計画を立てています。

CG化しておけばリアルな撮影後にポーズ変更などの要望に応えることができ、再撮影の手間も省けるというのです。

又、肌を日焼けさせるなどの加工も可能になります。

CGよりもリアルがいいと思う人もいると思いますが、実はインスタの写真などは加工アプリで加工されているのがほとんどだと言われています。

私たちが気がつかないだけで、すでにCGは本物のふりをして日常に存在しているのです。

培養魚肉

マグロやクエといった高級魚などの水産資源を細胞培養でつくる「培養魚肉」が2022年に実用化しそうです。

アメリカのスタートアップ企業 ブルーナルがクロマグロの培養魚肉を米国で販売する予定で、価格は天然魚と同程度になる見込みです。

乱獲と人口増で消費量が増え、持続可能性の危機にある水産資源を補う食料源として期待を集めています。

世界の水産資源の消費量は増えており、魚介類の消費量は2000年の9574万トンから2018年には1億5044万トンになっています。

水産資源を増やす方法としては養殖があります。近大が実用化した「完全養殖マグロ」の場合、実際にマグロの体重を1キロ増やすには他の魚など13キロもの餌がいるといわれており、養殖を盛んにすると水産資源を消費する面があるのです。

培養魚肉は魚の細胞を培養容器で増やします。魚種を問わず培養でき、マグロやクエなどの高級魚を作れば価格競争力が出ると期待されています。

又、培養魚肉は廃棄部分がなくすべて食べられるという利点があります。一般的な魚の可食部は約60%にとどまり、頭や尾といった食べられない部位が多いのです。

培養魚肉の課題はコストのほか味や食感です。製品によっては天然ものと味や食感が大きく異なる可能性があるのです。

しかしながら普及して一般的になると、培養魚肉の方がおいしいという人たちが出てきてるかもしれません。

誕生魚診断

マルハニチロがウェブ上で「誕生魚」という自分の性格に合う魚を紹介してくれる性格診断が人気です。

利用者の性格を6つの魚の要素 (エレメント) に分けた上で魚種を紹介。魚種の生態、特徴をもとに利用者の性格、長所にあわせた分析を提供してくれます。

例えばサケは「仲間を思う気持ちは魚一倍、群れには欠かせないムードメーカー!」マグロは「緻密な計算で目標達成、潮の流れを読む名プロデューサー」というようにそれぞれの性格を分類分けしています。

やり方はいたって簡単、生年月日を入力するだけです。

ちなみに私は青物エレメントで「どこまでも続く海のような広い心で他の魚をサポートしたり喜ばせたりするのが得意」だそうで、その中でも誕生魚として診断されたのが「キビナゴ」でした。「やわらかな物腰で相手の懐に入るようなしなやかさが特徴」だそうです。

ワンポイントアドバイスとして「やわらかな物腰はどんな魚からも好かれるはず、アウェイな環境でも臆せずにどんどん発言しましょう」とありました。

最後に誕生魚のおいしい食べ方を紹介してくれます。キビナゴの旬は春で天ぷらにしてサクッと食べるのがおすすめだそうです。

マルハニチロが「誕生魚」サービスを始めた背景には若者を中心とした魚離れがあるそうです。

親しみやすい占いと魚を結び付けることで魚への興味を持ってもらい、中期的な消費量の拡大につなげていきたいそうです。

興味のある方は是非検索してみて下さい。

ギョーザの熱い戦い

ギョーザの街日本一を巡る勝負が白熱しています。

総務省が発表した家計調査によると2021年上半期 (1月~6月) の1世帯当たりのギョーザ購入額で宮崎市が同期として2年連続の首位となりました。

2位は浜松市、3位は千葉市でギョーザの街として名高い宇都宮市は6位にとどまっています。

年間通じて初のトップを目指す宮崎市は宮崎市ぎょうざ協議会を立ち上げ、飲食店や卸売業者の協力体制の下、毎月の販促やイベントなどを積極的に行なっています。又、宮崎観光協会もポスター制作といったPR面で協力をし、オール宮崎で首位を目指しています。

2位の浜松市ではコロナ禍で消費のあり方に変化がでてきています。巣ごもり需要の高まりや非接触での購買拡大の流れの中でギョーザの無人販売店が相次いで開業しています。

6位の宇都宮市ではコロナ下で消費活性化への模索が続いています。毎年11月に開催し、15万人以上が集まる一大イベント「宇都宮餃子祭り」は今年もコロナ禍により2年連続の中止となってしまい、代替事業を検討しています。宇都宮餃子のブランド発信や消費喚起を目指し、新たな手法を積極的に取り入れたいと考えているそうです。

コロナ禍への対応は三者三様ですが、日本一を目指す宮崎市、浜松市、宇都宮市の戦いは後半戦に入り更に熱くなりそうです。

不便が新鮮

「映え」にこだわるのはもう古いという考え方で開発された使い切りカメラのようなスマートフォンアプリが10代から20代前半の「Z世代」を中心に浸透しています。

このアプリは「Dispo(ディスポ)」英語のディスポーザブル(使い捨て)の略です。

画面全体で被写体を見る通常のスマホカメラとは違い、画面上に現れる狭いファインダーをのぞいてシャッターボタンを押して撮影します。ズームやフラッシュ機能はありますが、撮影後に明るさや色調を調整して画像の印象を変えるといった加工はできず、操作はいたってシンプルです。

そして最大の特長は、撮った画像が翌朝9時まで「現像中」と表示されて、すぐには見られない点です。

一見不便に思えるこのアプリ、人気の秘密は何でしょう?

若い世代にとってインスタ等に投稿される写真はアングルや加工にこだわった「作品」であり、そこに注がれる労力は計り知れません。

一方、ディスポは撮り直しなし、一発勝負の「撮って出し」

人が見切れたり、目を閉じてしまったりという失敗も出てきますが、それはそれで良い思い出となります。

加工や編集が当たり前のデジタルネィティブ世代にとって「完璧な自分」ではなく「ありのままの自分」を見せられることが新鮮で受け入れられているのかも知れません。

 

ビズッパ ボトルキャリー

ワインボトルなど持って外に出かける際、どのように持ち運ぶか悩まれたことはないでしょうか?

紙袋やエコバックだと不安定だし保冷バックも収まりが悪いし、見た目もちょっとイマイチな感じだなと思っていました。

じゃ、作ってみようと出来たのが「ビズッパ ボトルキャリー」です。

1つ目の特長は高品質人工皮革にゴールドのファスナーが光る、高級感あふれるデザインという点です。水や汚れにも強く手触り感も抜群です。

2つ目の特長は衝撃吸収、断熱、撥水などの機能性にこだわった点です。中間材に断熱効果に優れたアルミ蒸着ポリエチレン「クールマジック」を使用。内部への外気温影響を緩和しつつ、ボトルを衝撃から守る効果もあります。又、底面には高衝撃吸収材を使用しておりボトルを保護します。内面には撥水加工を施したポリエステル素材を使用しており、結露などの水分が人工皮革にしみ込むのを防いでいます。

3つ目の特長は2種類のストラップで多様な持ち方ができる点です。ショートストラップで手持ち、肘掛け、ショルダーストラップで背面掛け、肩掛けなど様々な持ち方、掛け方が楽しめます。

カカトの踏めるビジネスシューズ「ビズッパ」で培った技術から生まれた「ビズッパ  ボトルキャリー」どのような反響があるのか楽しみです。

8月24日から応援購入サービス「マクアケ」で販売をスタートしています。

興味のある方は是非検索してみて下さい。

3Dデジタル猫

7月から始まった東京・新宿の三毛猫動画の屋外広告が話題を集めています。

広告のあるビルから今にも飛び出しそうなリアルで巨大な猫の3D画像。

多くの人が立ち止まってながめているニュースがテレビで流れていましたので記憶している方もいるのではないでしょうか。

屋外広告ビジョンは「新宿アルタ」のそばにあり、新宿駅東口の駅前広場に面しています。画面の広さは約150平方メートル。4K相当画質の三毛猫動画は3パターンあり、猫が身を乗り出そうしたり、寝そべったりする様子が音声と共に流れます。

動画は湾曲したビジョンの形状を利用。特定の場所からみると立体的にみえるのだそうです。

観覧による人の滞留を防ぐために配信回数は当初計画よりも増やしています。又、コロナ感染が落ち着いてくれば動画パターンも増やしていく計画だそうです。

広告ビジョンはデジタルサイネージ関連の事業会社が運営しており、アフターコロナを想定した上で「街に人が来てくれないとサイネージの需要自体が高まらない」と言っています。

人を集めてはいけないというコロナ下での苦悩がにじみます。

渋谷の忠犬ハチ公前のような待ち合わせ場所にしたい考えがあるようで、将来的に猫の名前を募集するかもしれないそうです。

数年後には待ち合わせは新宿の〇〇前でと言っているかもしれません。