年齢を3で割ると

新聞の人生相談のコーナーで21歳の女性が結婚、出産、仕事等、将来のことを漠然と思い悩んでいました。

回答者は高橋源一郎さん。人生の達人です。

その回答の中で年齢を3で割ると、それはその人が人生の何時にいるかを示す数字であると言っていました。

21歳の女性は午前7時。一日が始まったばかりです。

起きたばかりなのに一日の予定のことばかり心配していても仕方がない。そんなことは太陽がもっと高く上ってからでいいのではないかと回答していました。

人生のある時点を一日の何時かに置き換えるのはおもしろい視点です。

36歳で正午。一日の折り返し地点。

45歳で午後3時。一生懸命に働いています。

60歳で午後8時。一日の疲れを癒す頃です。

ちなみに私は午後6時20分。夜が始まったばかりでまだまだ楽しみがありそうです。

しかし、これから寿命がどんどん延びていくと、3ではなく4で割らなければならなくなりそうです。

ミレニアル世代

日本には世代を表す言葉がいろいろあります。

1947年~1949年生まれを指す「団塊」

1950年~1964年生まれの「新人類」

1965年~1969年生まれの「バブル世代」

1970年~1984年生まれの「ロストジェネレーション」

それぞれの生まれ育った環境により経験や考え方が特長的であったりします。

1989年~1995年生まれは「ミレニアル世代」と言われ、ゆとり教育を受けた「ゆとり世代」と重なっています。

「ミレニアル世代」はSNSで情報を収集し、旅行に積極的であります。好景気を知らないので現状に不満が少ないとも言われています。

実際、若者の「幸福度」は統計上でも高まっています。

内閣府の調査では、18歳~29歳で「生活に不満がある」と答えた人は2016年以降、3年連続で20%を下回っています。

その要因とみられるのが就職環境の改善です。

就職氷河期が終わり、就職はしやすくなり初任給も上昇しています。

ぜいたくをしなければ、安定した生活が送れる世の中であると認識している世代です。

今回の参議院選挙で「ミレニアル世代」がどのような投票行動に出るのか注目です。

レンタル なんもしない人

テレビや書籍で「レンタル なんもしない人」が話題です。

「一人で入りにくい店、ゲームの人数合わせ、花見の場所取りなど、ただ一人分の存在だけが必要なシーンでご利用下さい。ごく簡単な受け答え以外なんもしません。」とツイッターで告知。

料金は交通費など実費だけで、基本は無料です。依頼者が自らの意思で報酬を出すのはかまいません。

サービス開始直後は行列並び要員などの実用的な依頼が多かったらしいのですが、時間がたつにつれ想像もしなかった不思議な依頼が増えてきているそうです。

「転勤するが、新幹線のホームで手を振ってほしい」

ホームでの別れは友人だとしんみりし過ぎてしまうので、関わりの薄い人がいいらしいのです。

又、実際に人に言えないことを話したいとの依頼もあるそうです。

深い悩みほど家族や友人に話せないケースもあり、AIではなく生身の人間で関わりの薄い人に聞いてもらいたいのです。

「なんもしない」ので悩みの解決や助言はしませんが、一人で抱えるにはつらく、話を聞いてもらうことで気が楽になるのです。

そばに誰かいるだけで、救われる気持ちになるのはよくわかります。

きゅうりの季節

「冷やし中華始めました」という店の貼り紙が目につき始めると、今年もきゅうりの季節が来たなと感じます。

きゅうりは夏野菜の代表格。夏になるとその色どりの良さから出番が増えてきます。

私は小さい頃からきゅうりが苦手なんです。

そのため、この季節になると飲食店での料理のオーダーの時に、多分入ってないと思うけど念のために「きゅうりが苦手です」と最後に言い添えます。

その際、必ずといっていいほど「アレルギーですか?」と聞かれます。

「アレルギーではなく、苦手なだけです」と答えるのですが、一瞬変な空気になることがあります。

「アレルギーではなく、単なる好き嫌いですか。子供みたいですね。いい大人がみっともない。」という空気です。

きゅうり嫌い歴の長い私は、すかさず「ズッキーニやなすびは食べれます」とささやかな抵抗をします。

「ズッキーニはかぼちゃの仲間で、なすびはナス科です。きゅうりに近いのはスイカやメロンです。でもスイカやメロンは大丈夫です。」

言えば言うほど子供みたいになってしまいます。

 

昔話法廷

今年で裁判員裁判が始まって10年を迎えます。

「人」を裁くことの難しさを改めて突きつけられるのがNHKの番組「昔話法廷」シリーズです。

「赤ずきん」や「浦島太郎」などを題材に登場人物がある罪に問われ「裁判員裁判」が開かれるストーリーです。

心に残ったのは「アリとキリギリス」です。

働き者のアリは食べ物を準備し、冬を無事に越せましたが、キリギリスはバイオリンの演奏ばかりして餓死してしまいます。

昔話法廷では食料を分けてほしいと頼んできたキリギリスを見殺しにしたとしてアリが「保護責任者遺棄致死罪」に問われます。

離れて暮らすキリギリスの母親が二人は兄弟のように仲が良い親友で、キリギリスが川で溺れたアリを救ったこともあると証言。

一方、アリの妻も法廷に立ち、赤ん坊も含めて子供が8人いて、ひもじい思いをさせたくなかったと話します。

アリは親友と家族との板ばさみで悩み、苦渋の決断だったと胸中を吐露します。

一見、アリの判断は仕方がないと思いがちですが、その後アリの日記が発見され意外な事実が判明します。

それを見ている視聴者が自分が裁判員になったつもりで考えるという番組なので判決はありません。

よく知っている物語のイメージががらりと変わる「昔話法廷」シリーズ、NHKのホームページからも見ることができますので、興味のある方は是非。

 

スマホを落としたら

先日、東京の地下鉄で向かいの席に座っていた男性があわてて降りていきました。

その際に何かがポケットから落ち、私の足元で止まりました。

「あっ」と声をかける間もなくドアは閉まり、男性は気づかないままでした。

落とし物を拾ってみると、なんとスマホとIC乗車券でした。

大事なものなので、落とした男性は困っているだろうなと思いました。

目的駅でもあった次の駅で降り、駅員さんに事情を説明して落とし物を渡しました。

男性が前の駅で降りた時に落としたこと、5両目ぐらいであったことを伝えました。

そのあと、スマホはロックがかかっているので、どうやって落とした本人に連絡するのだろうかと思いました。

携帯会社に連絡してロックを解除してもらうのか、そうなると個人情報がもれてしまうのではないかと一人で悶々としていました。

するとある人がそんな場合は、落とし主が自分のスマホに電話かけてくるので大丈夫と言ってました。

「なるほど」と思い、なぜそれに気づかなかったのか一人反省しました。

スマホを落としたらまずそのスマホに電話する、一つ教訓ができました。

ハニワ課長、喜ぶ。

先日、百舌鳥・古市古墳群が世界遺産へ登録される見通しという報道がされました。

百舌鳥・古市古墳群は大阪南部にある4世紀後半から6世紀前半にかけて作られた古墳で、その中の大仙陵古墳はエジプトのクフ王ピラミッド、秦の始皇帝陵とともに世界三大墳墓の一つに数えられるほどの巨大さです。

私が以前から注目していた堺市の広報キャラクターのハニワ課長もさぞ喜んでいることだろうと思いました。

ハニワ課長は2014年に登場した百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を目指してPRしている自称公務員のキャラクターです。

ハニワの頭部にスーツにネクタイ、シュールないでたちで、ゆるキャラとは一線を画す「かたキャラ」です。

「生まれて1600年。経験したことのないうれしさです」と喜びのコメント。

それもそのはず、国内推薦から漏れると「私みたいなのがいるからダメなのかも」と思い詰め、「頭が割れそうなぐらいショック」と嘆き悲しんでいたからです。

世界遺産に登録されると多数の観光客が押し寄せるでしょう。

シュールな外観とシャイな性格のハニワ課長、世界の観光客相手にうまく立ち回れるだろうかと心配しています。

眠りの自動運転

アメリカのシンクタンクが発表した調査資料では、日本人の睡眠不足による経済的損失は15兆円と試算されています。

働き盛りの人ほど十分な休息が取れずに蓄積した「睡眠負債」が多いと言われています。

あるアンケートの調査では「睡眠が日中のパフォーマンスに影響がある」という人は80%を超える一方、「睡眠の質を高めるための具体的な行動はしていない」という人が70%以上なのです。

つまり睡眠不足を自覚しつつも改善の手立てを打っていない人がほとんどです。

病院や介護施設向け電動ベッドメーカー パラマウントベッドは「眠りの自動運転」という新しい睡眠スタイルの商品を開発しました。

その商品はシート状のセンサーで使用者の入眠時、熟眠時、起床時の体の状態に合わせ、ベッドの角度が自動で変わるというもの。

入眠時は少し上体を起こして眠ると呼吸がしやすくなるそうです。

使用者が眠ったことをセンサーが感知するとベッドが自動でフラットになり、熟睡に必要な寝返りを打ちやすくなるそうです。

ベッドは1分に1度ずつ角度を静かに下げ、体の動きを感知するとベッドが止まるというすぐれものです。

設定した起床時間が近づき、眠りが浅くなった状態を感知した時にはベッドが自動で背上げし、「心地良い目覚めを促す」のだそうです。

睡眠不足で悩む人にとっては救世主になるかも知れません。

飲むおにぎり

働き方改革もあって、とかくせわしい現代社会。

いろいろと忙しくて、ゆっくり食事する時間のない人に朗報です。

最短10秒程度で食事を済ませられる商品が登場し、予想を超える売上を見せています。

その名も「飲むおにぎり」(130g入り 税別160円)

容器の見た目は栄養補給のゼリー飲料そっくりです。

しかしその食感はずっしり重く、ゼリーに包まれたお米やのり、具の昆布が舌と喉を直撃します。

味は予想を大きく裏切るものです。

3月の発売以来SNS上で話題になり、当初予想の8倍の80万個を出荷しました。

ただ1年間保存可能にするために梅などを使ったせいか、味付けがしょっぱいとの指摘があり、なかなか10秒程度で完食する人は少ないようです。

発売元のヨコオデイリーフーズは年内にもライトな食感の減塩タイプを発売し、今後も新商品を投入する予定だそうです。

2020年の東京五輪、パラリンピックでの公式飲料を目指しているそうです。

ボズスキャッグス公演

4年ぶりに来日したボズスキャッグスの公演に行ってきました。

1970年代後半から1980年代にかけて流行したアダルト・コンテンポラリーを代表するミュージシャンで74歳になる大ベテランです。

現在でも精力的に活動を続けており、2018年8月、ブルースミュージックに回帰したアルバム「アウトオブザブルース」をリリースし、第61回グラミー賞にノミネートされています。

コンサート内容も往年のヒット曲をたくさん演奏してくれて、その当時のままの歌声を聴かせてくれました。

観客層は私より10歳くらい上の人が中心で、それぞれの人が昔の青春時代を想い出しているようでした。

私もボズスキャッグスを聴き始めた頃は大人の音楽へのあこがれが強く、背伸びして聴いていた気がします。

AORのはしりであったボズスキャグスがまだ現役で頑張っていることに感銘を受けると共に、その音楽がとても心地よいと感じる年齢になってきたのを実感しました。

最近のインタビューでボズスキャッグスはこう語っています。

「長年かけてようやく自分の音を見つけた気がする」

長く続けてこそ見える世界があるのだなと思います。