効率のTPO

東京の出張によく行くのですが、人の多さにびっくりします。

人の多さを実感するのは昼食時です。

先日の出張時にビジネス街のビル内で昼食をとろうと思い、カウンターのある和食屋
に行きました。正午少し前だったのでカウンター席、テーブル席ともにがらがらでした
が、カウンターの一番はしっこに案内されました。

ランチメニューは2種類のみ、AかBかです。もちろんデザートも飲み物も付いてなく、
680円だったと思います。

注文してほどなく料理が運ばれてきました。その頃にはお客さんが次々と入ってきて
店の人が効率よく席に案内して、12時10分には店は満席状態でした。

食べ終わったのが12時20分ぐらいでしたが、店の前には長蛇の列。押し出されるよう
に店をあとにしましたが、がらがらの店内でカウンターの一番はしっこに案内された理
由や、ランチメニューが2種類しかない理由がわかりました。

効率を最優先にしているということです。

味やサービスも一定レベル以上で悪くなかったですし、その店にメニューの選択肢や
より良いサービスを求めたらお客様の数をさばけなくなるので効率を最優先にするの
はよいことだと思います。

しかしながら、私たちの靴の販売ではあまり効率を求めるものではないと思っています。

お客様の求めるニーズは様々でありますので選択肢は多いほうがいいし、おもてなし
の心で接客したいと考えていますので居心地のいい空間を目指しております。

同じお客様を迎える立場のお店でもこれだけスタンスが違うので、効率がいいとか悪
いという前にTPOがあるのではないかと思います。