電話運

商談中の相手の携帯が鳴る時があります。

チラッと見て「別にいいです」と言って、その人は商談に戻ります。

すると又かかってきて「どうぞ、電話に出て下さい」と言っても相手の方は「急がないので」と言って出ません。

これだけ掛けてくるのだから電話を掛けてくる相手は急いでいるのではと心配をしてしまいます。

世の中には不思議に電話を掛けてくるタイミングの悪い人がいます。商談中、電車の中、食事中などすぐに電話に出られない時にばかり掛けてくる人がいます。

もちろん相手も意図しているわけではないのでたまたまなのですが、こちらが一息ついて折り返し電話をするとタイミングが悪く相手が出られないこともあります。

それが2~3回も続くと気になってきます。やっとのことでつながると、大した用事ではなかったりします。

逆に一人で時間のある時に電話を掛けてくる人もいます。これもたまたまなのですが、不思議と同じ人だったりします。

時間と心に余裕があるので話がうまく進展することもあります。

人との出会いは運とタイミングです。電話運も大事にしていきたいと思っています。

 

人に会うよろこび

新型コロナの影響でリモートワークが盛んです。

得意先とのオンライン会議もだんだんとあたり前になってきて、会わなくても仕事が回っていくものなのかと思ってしまいます。

でも何か違う、何か物足りない感じがするのです。

オンラインで話すことと実際に話すことは何が違うのでしょう?

ある人類学者によると、人間は他者への信頼は視覚と聴覚だけではなく、嗅覚とか味覚とか触覚とかの感覚も使って築くものらしいのです。

又、京都大学総長の山極氏は人間というものを以下の様に分析しています。

人間の視覚と聴覚を使って他者と会話すると、脳で「つながった」と錯覚するのですが、それだけでは信頼関係はできないのです。なぜなら人は五感のすべてを使って他者を信頼するようになる生き物だからです。

そのとき鍵になるのが嗅覚や味覚、触覚といった本来「共有できない感覚」なのだそうで、他者の匂い、一緒に食べる食事の味、触れる肌の感覚、そうしたものが他者との信頼関係を築く上で重要なのだと言っています。

他者を信頼するという極めて人間的な行為が極めて動物的な感覚によってのみ築かれているのです。

オンラインでの物足りなさの正体はこれなのかも知れません。

信頼できる人と三密を気にせず共に食事をして笑い、語り合うそんな日常がとても恋しく感じます。

「人に会うよろこび」今しばらくは我慢しなければなりませんが、大切にしたい気持ちです。

 

縁起担ぎ

なぜ日本人は縁起担ぎをする人が多いのでしょう?

脳科学の視点から「縁起担ぎ」をする理由を考えると2種類に分かれます。

1つ目は「成功体験による縁起担ぎ」です。物事が非常にうまくいった時はセロトニンとドーパミンが大量に分泌されます。

その快感は脳に明瞭な記憶として残り、もう一度味わいたいと脳は欲します。その時着用していた「赤い服」や「黒い手袋」などが成功体験の縁起物として脳が記憶しているのです。

2つ目は「負の遺産としての縁起担ぎ」です。思わぬ失敗をした時はストレスホルモンであるコルチゾールが大量に分泌されます。

その強度なストレスも脳に明瞭な記憶として残り、もう二度と味わいたくないと脳は欲します。その時の失敗体験をできるだけ避けようとします。1つ目とは逆の意味での縁起担ぎです。

「縁起担ぎ」にぴったりの英語がないように、日本人は「縁起担ぎ」にこだわる人が多いといわれています。

最近の研究でセロトニンの量を調節しているセロトニントランスポーター遺伝子が不安に関係することがわかってきました。

世界的な調査で日本人は遺伝的にその不安遺伝子を持つ人が多いのです。

そのため日本人はあらかじめ自分なりの「縁起担ぎ」をして自分の心を落ち着かせようとしているのかもしれません。

日本メーカーの反撃

今年1月の箱根駅伝では出場選手の8割以上がナイキの厚底シューズを履いていました。

その後、国内外で好記録が続き、新技術の規制論争に発展し、世界陸連はソールの厚さを最大4センチとする新ルールを導入しました。

そのようなナイキの独走状態に国内メーカーが反撃を始めました。

ミズノの新製品「ウエーブ デュエルネオ」は野球のバットの反発力を応用した素材を使い、軽くて高反発の靴に仕上がっています。

反発力は従来から約35%向上したそうです。

今年1月の箱根駅伝で区間新を記録して話題を集めた「謎の白いシューズ」の正体がこの靴です。

アシックスが6月に発売した「メタレーサー」はつま先が硬く、そり上がる構造をとり入れたカーボンプレートを組み込んでいます。

重心が自然と前にうつり、転がるように足が前に進むそうです。

各メーカーが新製品をPRする場として照準を合わせてきた東京オリンピックは新型コロナの影響で延期が決まりました。

延期により新製品開発に猶予ができた面があり、今後の開発競争に拍車がかかってくるのは間違いありません。

日本メーカーの反撃に注目したいです。

 

梨泰院クラス

「愛の不時着」を見終わって不時着ロスを埋めてくれたのが「梨泰院クラス」でした。

ネットフリックスで「愛の不時着」と双璧をなす人気韓国ドラマです。

これまたどっぷりとハマってしまいました。

「愛の不時着」と同じように仕事と生活に支障が出ないように一日一話、楽しみに見ました。そして今ロス中です。

ストーリーは「半沢直樹」のような復讐劇なのですが、リアルな今の韓国社会のトレンドをうまく表現し、全体的におしゃれに仕上っています。

又、展開も早く見ている人を飽きさせません。

主人公が信念を貫き、正義、信頼を大事にしながら仲間と共に成功していく様は閉塞感のある世の中で心が洗われる思いがしました。

ドラマの中で扱うことが難しいソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)やトランジェスター問題、人種差別問題もストーリーの中でとりあげており、脚本の新鮮さも感じました。

そしてなによりも演じる俳優陣が上手いのです。

特に悪役の悪役っぷりは回を重ねるごとに憎さが増していき、復讐劇を盛り上げてくれました。

「愛の不時着」「梨泰院クラス」という2大人気ドラマを見終わってしまったので次に何を見るべきか、はたまたしばらく見ないべきか迷っています。

同じような境遇の人がいたらアドバイスをお願いします。

心の処方せん

電車が少しずつ混み合うようになり、通常の経済活動が戻りつつあると実感致します。

しかしながらコロナ感染や景気後退の不安がつきまとい、又それらがいつまで続くのかわからないことがつかみようのない不安感になっているのだと思います。

そんな時に自分の心を安定させてくれるものは何だろう?

自粛期間中に自分と向き合い、自分の心の処方せんを見つけるいい機会になったのではないでしょうか。

自分の心に活気を与えてくれるもの、ほっとさせてくれるものは人それぞれで他人にはわからないものです。

人と会うことが心を安定させる人もいれば、人と会わないことが心を安定させる人もいます。

図らずも自粛期間が気づかせてくれました。

ネコを撫でる、ストレッチをする、オンライン飲み会をする、お気に入りのユーチューブをみる等、多くの人たちが不自由な環境の中で自分にとって活気ややすらぎを与えてくれる過ごし方をみつけたのではないでしょうか。

しばらくはウィズコロナの時代が続きます。

心が少し疲れたなと思ったら自分なりの心の処方せんで過ごして下さい。

コロナサーチャージ

6月19日、他の都道府県への移動自粛が解除されました。

これにより全国の観光地や飲食店には賑わいが戻りつつあります。

コロナ自粛の反動で多くの人々が外出を楽しみ出しました。

日常が戻ってきたと喜ぶ反面、感染リスクも高まるので不安も入り混じった複雑な気持ちです。

多くのお店は密を防ぐために席数を減らしたり、お客さんが帰るごとに消毒をしたりと予防策を講じています。

席数減で客数が減り、消毒などの衛生コストが上がっているので経営的には厳しいと思われます。

アメリカではコロナの影響によるコスト増を顧客に転嫁する動きがあります。

通常の価格に上乗せして追加料金「コロナサーチャージ」を課す行為で、レストランや美容院、物流などに広がっています。

追加料金導入の理由は様々で、レストランは食材の値上り、美容院は衛生管理コストの増加、物流では減便により運送コストが上がっていることが理由です。

しかしながら消費者には不評です。

大変な思いをしているのは事業者だけではないのに自分勝手だと映ったのでしょう。

常に消費者の気持ちに寄り添いながらサービスをする姿勢が大事だと思います。

 

愛の不時着

ネットフリックスで配信中の人気韓国ドラマ「愛の不時着」に不覚にもハマってしまいました。

「冬のソナタ」で韓流ドラマを好きになってしばらくは色々な作品を見た時期もあったのですが、ストーリーがパターン化していたのでここ数年はほとんど見ることはありませんでした。

「愛の不時着」も話題作なので一応みてみようかなという軽い気持ちで見始めたのが運のツキ。

どっぷりハマりました。

仕事と生活に支障が出ると困るので一日一話と決め、16話を見終わりました。今は不時着ロス中です。

ストーリーは韓国ドラマの王道ラブストーリーなのですが、何がそれほど人を魅了するのか不思議です。

北朝鮮の軍人と韓国財閥令嬢との恋が現代版ロミオとジュリエットのような許されざる恋という側面もありますが、北朝鮮が舞台というのもたくさんの人の興味を引いたのではないでしょうか。

なぜなら韓国、日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、中東などネットフリックスで展開されている幅広い世界で話題になっているからです。

脱北者の人の話からリアルに描写された北朝鮮の人々の生活。

世界の人の興味がそこにも注がれていたと思います。

会社移転しました

令和2年6月8日に株式会社サロンドグレーと株式会社クレッセントは新社屋に移転しました。

新社屋は平成13年まで当社が使っていた建物を改装したもので、引っ越し前の場所から約100メートルという近さです。

当社の創業の地でもあるので新天地という感じではなく、懐かしい場所に戻ってきたという感覚です。

引っ越し作業は当初予想していた通り大変な作業で、生産設備や皮革、木型、底材をはじめとして商品、デスク、書類等膨大な量がありました。

不要な資材や書類はこの機会に捨てようという強い意志の下、断捨離を実行しました。

コロナを契機に時代が大きく変容していくと思われるので、過去の資料の大半を捨てました。

ひとつひとつの資料を確かめて捨てていく中で「こんな時代もあったな」と感慨深くなると同時に「新しい時代を創る」という思いが強くなっていきました。

過ぎていく一秒一秒が全て過去のものとなっていきます。

過去を振り返るのではなく、常に未来志向で歩んでいきたいと思っています。

ファクターX

WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は日本の新型コロナ対策について「成功している」と評価しました。

世界メディアは日本のコロナ対策は何から何まで間違っているように思えるが、不思議なことにうまくいっているという論調です。

世界での成功事例として、情報テクノロジーをうまく使いこなした台湾や徹底した検査と追跡、隔離で感染を抑え込んだ韓国、官学一体で合理性のある戦略にこだわったドイツなどがあります。

それらは「台湾モデル」「韓国モデル」「ドイツモデル」として感染拡大防止のため他国の手本となっています。

しかし日本は「日本モデル」として他国の手本とはなっていません。

実際に公共交通機関も止めず、要請ベースの緊急事態宣言は欧米に比べかなり緩いのですが感染者数や死亡者数が明らかに少ないのは事実です。

なにがうまくいったのかは不可解な謎なのです。

京都大学の山中伸弥教授は日本の死者数が少ない要因「ファクターX」があるのではないかと仮説を立てています。

山中教授の「ファクターX」の候補は「マスク着用や毎日の入浴などの高い衛生意識」「ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化」「日本人の遺伝的要因」「クラスター対応の効果」「BCG接種」などです。

それが解明できれば日本独自の対策が打てるので大いに期待したいです。