撮り鉄イベント

鉄道を撮影したり、乗ったりする有料のイベントが人気を集めています。

普段は立ち入れない車庫や引退した車両を間近で見られる特別感はもちろんのこと、場所取りや周りの目を気にする必要がなく、駅や線路沿いで撮影や見学をするよりゆっくり楽しめる点が好評のようです。

「往年の名機、一堂に会す。」

JR東日本が1月末、そう銘打って品川駅で開いたイベントは予約開始からわずか3分で完売し、2日間で計260人の鉄道ファンが参加しました。

参加料は1人27000円~30000円です。

国鉄時代から数十年にわたって寝台列車「ブルートレイン」をけん引した機関車など歴代4種類が線路に並び、当時の車両基地を彷彿とさせる光景です。参加者は約2時間にわたり間近での撮影を楽しみました。

参加者は「通常は写真を撮るために場所取りなどが必要だが、イベントでは落ち着いて好きなだけシャッターが切れる。料金を払って参加する価値がある。」と満足げです。

鉄道ファンを巡っては、一部で写真を撮るために立ち入り禁止エリアに入るなど危険行為に及ぶケースが発生しています。

JR側もイベント開催により駅や沿線でのトラブルの減少につながればと期待しています。