令和版3畳一間の幸せ

東京都新宿区の閑静な住宅街に白を基調としたスタイリッシュな外観の2階建てアパートが建っています。

共用の廊下は人がすれ違えないほど狭く、玄関は靴3足を置けばいっぱいになるほど小さいです。

3畳の居住スペースを含む専有面積はわずか9平方メートルしかないのですが、白い壁や3.6メートルの高い天井のせいか圧迫感はあまり感じないそうです。

リビングにかけられたはしごの上には専有面積には含まれない屋根裏部屋のようなロフトが付いていてベッドルームや物置として使うことができます。

立地の良さに加え敷金、礼金ゼロで、周辺の相場より2~3万円安い7万4500円という家賃です。

住んでいる人は「狭いけど気にならない。手を伸ばせば何でも届く距離にあるのが楽」と幸せそうです。

この物件を扱う不動産会社「スピリタス」(東京都港区) は新宿や恵比寿、目黒など都内の人気エリアの駅周辺で「3畳・ロフト付き」の賃貸アパート約100棟を展開しています。

全約1500室の入居率は98%で、ほぼ空室がありません。

入居者は男性が65%、女性が35%で、20代30代が80%を占めています。

狭くても幸せに暮らせると考える若者が多いようです。