消費者にとって製品がどこの国で作られたのかということは、購入する際の大きなポイン
トであると思います。
しかしこれほど経済がグローバル化すると、原産国を特定することは思っているほど容易
ではないのかも知れません。
A国に本社のある企業がB国のデザイナーに企画をしてもらい、C国の原料を使ってD国
にて半製品にして、E国で完成させた商品をF国にて販売したら原産国表示はどうなるで
しょう?
とっても複雑ですね。でもこのような事は世界で普通に行われています。
答えはモノによる、国によるというなんともあいまいなものなのです。
日本の場合は景品表示法という法律があり、その中の「原産国」という定義に「その商品
の内容について実質的な変更をもたらす行為が行われた国」とあります。
わかるようでわからないですね。
そこで運用細則にこう書いてあります。
アパレル ― 縫製
革 靴 ― 底付
「実質的な変更」とは、パーツから完成品に近い形になる瞬間の工程ではないかと思われ
ます。
それらは商品によって違うのです。
そして興味深いことに国によっても違うのです。
私たちの靴は日本において裁断から縫製、底付、仕上げまでを日本で生産して日本で販
売していますので間違いなくメイド イン ジャパンです。
日本製ハンドメイドのジャパンクオリティを世界の人にもはいてもらいたいと思っています。