社員旅行

先日、社員旅行に行ってきました。行き先は岡山県の瀬戸大橋の近くにある鷲羽山
です。

以前はよく社員旅行に行っていたのですが、諸般の事情で最近は行かない年が多か
ったので久しぶりでした。

近年、私たちの会社も新しい人が多く入ってきていますので、初めて参加という人も多
かったです。

社員旅行は寝食を共にするので、生活様式やモノの価値観が現れるので興味深いで
す。

普段通りに生活しているつもりでも人から見ると変に映ったり意外だったりするものです。

多分、私自身も周りから意外な面が発見されているかも知れません。

一泊二日の短い旅ではありましたが、同じ会社の仲間たちと共に時間を過ごせて大変
楽しかったです。社員同士も普段よりも濃いコミュニケーションがとれてよかったと思い
ます。(笑)

最近の日本の会社は、会社内での旅行や飲み会などの社内イベントが減って、社内コ
ミュニケーション不足による不協和音が多いと聞きます。

私たちはできるだけ社内コミュニケーションを円滑にし、他事業部のことを理解し、協力
し合える組織作りを目指しています。

その第一歩は、人と人とがふれ合い、理解し合うことから始まると思います。

いくら文明が発達しても機械やコンピューターが仕事をするのではありません。

それらを操作する人が仕事をするのです。

その原点である人と人とのつながりが会社にとって一番重要なポイントだと思います。

省エネ消費

日本は今年、いつもより暑い夏を迎えることになりそうです。

浜岡原発の停止を受けて節電意識は全国に浸透し始めました。

私たちの会社も15%の節電を実行すべく省エネ、クールビズを実施することに致しまし
た。

エアコン温度が高めに設定されるので、快適でかつ機能的に仕事ができる服装を選ば
ねばならないと思っています。

震災以降、消費動向の変化が著しいです。

例えばエアコンは低価格タイプではなく、省エネ性能の高い20万円前後のタイプがよく
売れ、扇風機は例年の倍以上売れています。

その他、冷蔵庫の開閉時に外気が外部に漏れるのを防ぐ「冷蔵庫カーテン」や外気の
熱を遮断するためのガラス用フィルム、屋根用塗料等が売れているようです。

又、百貨店やスーパーでは品ぞろえの多い都心店や大型店ではなく、自宅近くのお店
で買い物を済ませる消費者が増えているようです。

できるだけ節電に貢献したい、電車、自動車、バスなどを使わずに買い物がしたいとい
う欲求が高まっているようです。

このように従来のものさしでは計れない消費スタイルが生まれつつあります。

こだわりはござるか?

わたしたちは、毎年シーズンごとにバイヤー様向けの展示会を全国で開催致します。

靴の場合は、春物と秋物の新作発表が多いので、春物新作展と秋物新作展には多数
のお客様がお見えになります。

今回は、4月20日より5月27日まで東京を皮切りに福岡、札幌、再び東京、そして大阪と
5回の展示会を開催致しました。

ゴールドファイルの紳士靴が初登場しましたので、テーマは「夫婦でサロンドグレー」とし
ました。ご主人様にもサロンドグレーのはきごこちを実感してもらいたいという思いでつけ
ました。

おかげ様で全国各地で多数のお客様がご来場下さり、展示会は大変盛況なものとなり
ました。

1ヶ月以上にわたる展示会期間の最終日(5月27日)に思いもかけない出来事が起こり
ました。

その日も多数のお客様がお越し下さり、工場内の製造工程など見学される方も多かった
です。

東京からはじめて大阪に来ていただいたお客様との商談の席で「商品のどのようなとこ
ろにこだわりはございますか?」と言おうとしたところ、「商品のどのようなところにこだわ
りはござるか?」と言ってしまったのです。

一瞬の間のあと、大爆笑でした。

少し固かった商談の雰囲気が一気になごみました。

「いつの時代の人やねん!」と自分自身でつっこみながらも、とても恥ずかしかったです。

そんなこんなで笑いのうちに終わった展示会でいただいた秋物受注分は、9月には店頭
に並びますので楽しみにして下さい。

MITSUKO

先日、MITSUKOという安蘭けいさん主演のミュージカルのプレビュー公演に行って
きました。

プレビュー公演とは、公演初日以前にお客さんを入れて本番と同じように演じ、最終
チェックをするというもので途中で演出家が止めて指導をすることもあるようです。

そのため料金は通常公演より安く設定されています。

ミツコはヨーロッパで最も有名な日本人であるといわれています。

時代は文明開化真っ只中の明治時代、日本に赴任してきたオーストリアハンガリー
帝国の外交官ハインリッヒ伯爵に見初められたミツコは結婚しヨーロッパへ渡ります。

ミツコは伯爵夫人として、ヨーロッパ社交界にデビューします。

しかし、ハインリッヒ伯爵が急死してしまいます。ミツコは異国での孤独感と闘いなが
ら、7人の子供にすばらしい教育を受けさせて立派に育て上げていきます。

当時のヨーロッパは第一次世界大戦がおこりオーストリア帝国が崩壊し、ナチスドイツ
が勢力を伸ばすなど激動の時代でありました。

その時代を勇気ある情熱で自立した生き方を貫いた「黒い瞳の伯爵夫人」ミツコにヨー
ロッパの人たちは感銘をうけたのでしょう。

世界的に有名な香水、ゲラン社の「ミツコ」はそこから命名されたといわれています。

又、ミツコの次男 リヒアルト伯爵はEUの概念を作った「欧州連合の父」として有名で
映画「カサブランカ」のモデルにもなりました。

しかしながら、ミツコの晩年は子供達が寄りつかず、さびしいものであったようです。

ミツコが親の反対を押し切って単身欧州へ渡り、自立した生き方を目指したため、子
供達もそれぞれ自立して親元をはなれていってしまったようです。

「因果応報だね・・・」とつぶやくミツコはとてもさびしそうでした。

衣替え

先日、衣替えをしました。もう寒くなることはないだろうと思い、実行しました。

最近は季節の変わり目が例年通りでなく、暑くなったり、寒くなったりと天候不順に悩ま
されている人が多いと思います。

いつも衣替えの時に「今年も出番のなかった服」を発見します。

今年こそ着るぞと思っていた服なのに、今年も出番なくしまいこみます。

実際のところは、今年こそ着るぞと思ったのは衣替えの時だけで、その後は存在さえも
忘れてしまっていることが多いのが現状です。

そして衣替えの時にその存在を思い出し、少し後悔するのです。

冷静に考えると、その存在さえも忘れてしまっているものは捨てるべきであり、場所の
無駄であります。

衣替えのたびに捨てるものもあるのですが、いつもその関門を通りぬけてタンスのこや
しという定位置に収納されていく服があります。

なぜ捨てないのか自分でもわからないのですが、多分理由は「思い出」や「なつかしさ」
という感情の部分と「まだ着れる」というもったいない気持ちがあるように感じます。

今回も今年こそ着るぞと思っている夏用の服があるのですが、忘れないように一番わか
りやすい場所に置きました。

それでも着なかった服は潔く捨てようと決意しながら・・・。

復興の源

「私なんか、まだましなほうです・・・。」

東日本大震災で被災された知人の方にお見舞の言葉を申し上げると、必ずといって
いいほど上記の言葉が返ってきます。

被災地の近くに住んでいる方々は、もっとつらい経験をされている人たちを身近に感じ
ているため、このような心情になってしまうのでしょう。

他人を思いやる日本人の良さの表れだと思います。

原発事故はまだまだ予断を許さない状況ですが、事故当初の様子が次第に明るみに
なってきています。

事態がますます深刻になっていく時期に命の危険があるにもかかわらず、まさに決死
の覚悟で注水活動をされた自衛隊、消防、警察の方々は本当に立派であったと思い
ます。

御家族の方も相当な覚悟であったろうと想像されます。

当時、石原慎太郎知事が出動したハイパーレスキュー隊をねぎらった時に流した涙は、
相当危機的な状況であったことを表していると思います。

「人の役に立ちたい。」

ある自衛隊の下士官は決意の理由をこう述べています。

このような日本人の心情こそが、復興の源であると強く確信しています。

松ケンと朝シャン

松ケンと小雪が結婚というニュースを聞いてびっくりしていると、映像を見て二度びっく
りしました。

松山ケンイチさんだったのですね・・・

てっきり松平健さんだと思っていた自分がとても恥ずかしかったです。

松山ケンイチさんは松ケンで、松平健さんはマツケンだそうです。

ちなみに前田健太さん(広島のピッチャー)はマエケンです。

休日は朝シャンという雑誌の記事を読んで、これまたびっくりしました。

朝からシャンパンを飲むという大変優雅なことだったのですね・・・

てっきり朝からシャンプーだと思っていたので、何も休日でなくてもと思っていました。

年齢をかさねるということは、知識と経験が積み重なり膨大な量になっているので、時々
同音語が入ると以前の情報の上書き保存が困難になっているのかなと思うことがありま
す。

十数年前、まだ携帯電話が普及しはじめた頃、となりのおじさんたちの話が衝撃的だっ
たのを今でも憶えています。

「おっ、お前の携帯電話もアウか?」とおじさん同士の会話がはじまりました。

「やっぱりNTTドコモよりアウの方がいいな・・・。」

「・・・・」

「おじさん、それはauと書いてエーユーと読むのですよ。アウではないですよ。」と、のど
まででかかりましたが結局言えませんでした。

そのおじさんがどの時点で読み方の違いをわかったのかは知るよしもないですが、まさ
かローマ字読みではなく、アルファベット読みだとは思いもよらなかったでしょう。

でも今は、そのおじさんのことをバカにすることはできません。

いつか自分も超ド級のボケをかますことになるかも知れないことを考えると心配でもあり、
少し楽しみでもあります。

遅ればせながら・・・

遅ればせながら「もしドラ」を読みました。

ご存知の方も多いとは思いますが「もしドラ」とは「もし高校野球の女子マネージャー
がドラッカーのマネジメントを読んだら」というタイトルの本で発行部数が250万部を越
える大ベストセラーです。

2009年に発売されて話題になっていましたが、あまり読もうという気になりませんで
した。

その理由は、なんとなくタイトルと表紙のアニメから高校野球を舞台にした青春ドラマ
なんだろうと想像してしまい「読まず嫌い」だったと思います。

読んでみると、とってもおもしろい。1日で読んでしまいました。

次の展開をすぐにでも読んでみたいと思った本に出会ったのは久しぶりです。

まず、ドラッカーのいうマネージャーと野球部の女子マネージャーが同じであるという
誤解を主人公がすることがおもしろいのですが、読み進めるうちに誤解ではないのが
わかります。

「野球部の顧客は誰か?」 「マネージャーの資質とは?」

主人公のみなみが問題に直面するとドラッカーの「マネジメント」を読み、苦悩しなが
ら解決し、野球部を強くしていく様は痛快です。

個人的には、「専門家には通訳がいる」というくだりが気に入っています。

まだ読んでいない人にはおすすめな本です。

本が苦手な人はアニメが4月25日(月)からNHK総合テレビで放送される予定です。

又、AKB48の前田敦子さん主演で映画化され、6月4日(土)から公開だそうです。

今年は空前のドラッカーブームが起こりそうな予感です。

ビミョーな結果

先日受けたTOEICのテスト結果が知らされました。

スコアは610点でした。

昨年の夏に受けたスコアは605点だったので、5点アップしました。

ビミョーな結果です・・・

今回は2回目なのでテキストを買ってそれなりに勉強して、できるだけの準備をした
のにこの結果とは少し残念です。

準備をした分、TOEICの傾向がつかめて問題の意図もわかるようになっていました。
時間配分もシュミレーションどうりにできたと思います。

なのに、このビミョーな結果です。

まぐれでも納得のいくスコアなら、ここでスパッと止められるし、前回よりも悪いスコア
なら実力はここまでとスパッと止められると思っていたのに・・・

次回、チャレンジすべきなのか迷う結果です。

英会話の先生は「震災の影響で受験者数が減ったので、比較的スコアが低めに出て
いる」とビミョーな励ましをしていました。

次のTOEICの時期までに先生が「三度目の正直」ということわざを知らないままでい
てくれればいいのにと、祈っている今日このごろです。

こんな時こそ

「こんな時こそ、経済を回すためにも買わないとね!」と言って靴を買ってくれた人がい
ました。

本当に涙が出るほど、うれしかったです。

過度な自粛は経済全体を縮小させてしまいます。だから普段どうりの生活に戻れる人
は普段どうりに戻った方がいいのではないかと思います。

特に西日本の人たちは被害が少ないので、普段どうりの経済活動をすることが長期的
には支援につながるような気がします。

先日、東京方面へ出張してきました。

聞いていたとうり街全体が節電モードで照明が暗く、エスカレーターが停止していまし
た。はじめは少しとまどいましたが、街の人々は当たり前のようにそれを受け入れ、順
応していました。

そのことに私は感銘しました。

被災された人たちのことを考え、共に痛みを分かち合おうとする気持ちが伝わってきた
からです。

停電中にろうそく1本の部屋に集まり家族の会話が増えたことや、階段を使うことによ
り運動不足が解消されたことなど、思いがけない産物もいろいろあるようです。

便利なモノに慣れすぎてしまっていた世の中で、何が必要で何が無駄なモノかが、わ
かってきたような気がします。

「節電中にて支援中」

東京の居酒屋のドアにはってあったこの張り紙が、一番状況を表していると思いました。