外国企業のメードインジャパン戦略

先日、中国最大のパソコンメーカー、レノボが中国で生産しているパソコンの一部を日本
国内での生産に切り替えると報道されました。

これは品質において信頼性の高い「メードインジャパン」をアピールすることでレノボのブラ
ンドイメージを高めようとする狙いがあるようです。

2004年にレノボは、IBM社のPC部門を買収して世界市場に打って出ました。

このメードインジャパン戦略も世界中の顧客に品質をアピールする上で効果的であると判
断したのでしょう。

レノボと同様の狙いで先行しているのが、PCの世界市場シェア第2位の米ヒューレッドパ
ッカード社です。
 
東京の昭島工場でPCを生産し「メードイン東京」を前面に打ち出し、品質の良さをアピール
しています。

日本企業が海外へ工場を移転し、国内雇用が減少していく中で海外企業の日本進出は
雇用を下支えする意味で、歓迎すべきことであると思います。

ましてや、選ばれる理由が品質であることが、うれしい事だと思います。

中国が低価格製品の工場として世界を席巻したように、日本も再び巻き返すチャンスがあ
るのではないでしょうか?

それは低価格製品ではなく、高付加価値製品の世界工場として「メードインジャパン」ブラ
ンドを確立することではないかと考えています。

暴走族が激減

先日、暴走族が激減しているという新聞記事を目にしました。

社会的にみて、迷惑行為や暴走行為をくり返す暴走族が減っていることはとてもよいこと
であると思います。

注目すべきは、その減少のスピードと理由です。

警察庁によると、暴走族は1982年の42000人ほどから最近では5分の1の8500人ほどに
減少しているらしいのです。

理由はというと以下のように時代の流れを感じます。
一、グループ内での厳しい上下関係が若者に敬遠される
二、不景気でバイクの改造にお金がかかる
三、パソコン、ゲームなどの娯楽の多様化

昔の暴走族は派手な刺しゅうの「特攻服」で改造バイクを乗り回し、騒音をまきちらしてい
ました。

昔のヤンキーは今ではびっくりするような長い丈の学ランを身にまとい、派手な赤や紫の
インナーを着ていました。そして髪型はソリ込みを入れたリーゼントといった一目みて「オ
レは社会に反抗している!」ムードをかもし出していたような気がします。

他人に迷惑をかける行為は決して許されるものではありませんが、その当時には社会に
抵抗していることへのあこがれがあったような気がします。

それが当時の若者にはかっこいいと映っていたと思いますが、今の若者にはかっこ悪い
と思われているようです。

世界のブランドランキング

個人的なことで申し訳ないのですが、この3月に誕生日を迎え48歳になりました。

龍年生まれなので年男ということになりますが、あと12年後の還暦を迎える頃に会社が
どのように進化しているのか楽しみです。

2018年までにブランド企業になることを目標としていますが、12年後といえば2024年と
いうことになります。

そもそもブランド企業とはどのようなものなのでしょう?

世界最大のブランドコンサルティング会社であるインターブランド社が世界のブランドを順
位付けしています。

その評価方法は財務状況、ブランド力、サービスや商品の購入に際してブランドが果た
す役割という3つの基準をもとにブランドの価値を金額に換算してランク付けしています。

その順位は以下の通りです。
第1位 コカコーラ
第2位 IBM
第3位 マイクロソフト
第4位 グーグル   
第5位 GE
第6位 マクドナルド
第7位 インテル
第8位 アップル
第9位 ディズニー 
第10位 ヒューレッドパッカード

どうでしょう?

ブランドといえば、ルイヴィトンやエルメスといったラグジュアリーブランドを思い起こしてし
まいがちですが、IT関連がTOP10には多いです。

ちなみにラグジュアリーブランドは以下の通りで、前年に比べてブランド価値を向上させ
ています。
第18位 ルイヴィトン 
第39位 グッチ
第66位 エルメス
第70位 カルティエ
第73位 ティファニー
第93位 アルマーニ
第95位 バーバリー

日本ブランドは以下の通りで、自動車と電機関係がほとんどです。
第11位 トヨタ
第19位 ホンダ
第33位 キャノン
第35位 ソニー
第48位 任天堂
第69位 パナソニック
第90位 ニッサン

ここで注目すべきは、世界第2位の経済大国の中国からTOP100にランクインするブランド
がないということです。レノボやハイアールといった中国ブランドは今後大きな期待が持て
ますが、単なる低価格製品を越える世界的ブランドになるにはあと少し時間がかかるかも
しれません。

TOP100に入っているブランドは、不透明な市場環境の中、顧客ニーズに対応するために
継続して顧客の声を聞き、柔軟に対応し、進化し、さらに革新し続けています。

そこに私たちがブランド企業になるためのヒントがあるように思えます。

ONE PIECE

最近、漫画ワンピースを全64巻 完読しました。

きっかけはある人材会社の方が言った言葉です。

「今の若い人は偉人の伝記を読まない。だから二宮尊徳やリンカーンの例え話に反応し
ない。しかし、ワンピースは9割ぐらいの若者が読んでいる・・・」

ほとんどの若い人が読んでいるワンピースってどんなものだろうという好奇心から甥っ子
から全巻借りて読みました。

少年漫画なので軽いタッチの内容かと思いきや、本質的な部分は義理と人情の世界で
仲間のためなら自らの犠牲をもかえりみないという骨太の内容でした。

脚本のスケールも大きく、登場人物のキャラがよく際立っており、その各々に背景がしっ
かりとあるのです。

基本的には海賊の話なので現実離れしていますが、そこには現代社会の縮図となる構
図の中で展開される人間の善と悪、その中で主人公のルフィが仲間に支えられながら強
くなっていく過程がとても興味深いのです。

リーダーはこうあるべきだなと教えられます。

この漫画から人の関わりの薄くなった世の中で、仲間を大事にしたいという気持ちを若い
人たちが強く持っていることを教えられた気がします。

ロールキャベツ男子

ある新聞の記事にイマドキキーワードという特集記事がありました。

イマドキキーワードに心そそられるところが、もうすでにイマドキ人間ではないなと自覚し
ながらも読んでみました。

すると「ロールキャベツ男子」というのがありました。

女性に対してあまり興味がないようなタイプを草食系男子というのはすでに一般的になっ
てきましたが、この「ロールキャベツ男子」はひとひねりあります。

見た目は女性に対して興味がないようにみせかけて実は、興味大ありな肉食系であると
いうのが「ロールキャベツ男子」の正体です。

女性に対してガツガツしていると悪い評判が立ってしまうため、さわやかな草食系を演じ
ているといったところでしょうか?

逆パターンの肉食系にみえて、実は草食系なのは「アスパラベーコン男子」というそうで
す。

では肉まんはどうだろうと考えてみました。

太っていて肉食系?

あんまんやピザまんは見た目とは違う中身の人かな?

小籠包は小粒だけど中身はめちゃくちゃ熱い人かな?

いちご大福はどうかな?

これ以上考えるとお腹がすいてくるのでやめておきます。

天野教授という生き方

先日、天皇陛下の心臓バイパス手術があり、無事成功し国民全体がホッと致しました。

天皇陛下の手術に当たったのは、東大と順天堂大の合同医療チームで日本の最高レ
ベルのメンバーです。

執刀の中心的役割をはたしたのが、順天堂大学の天野教授です。

そもそも天皇陛下の健康を管理してきた東大チームに、外部の順天堂大の天野教授が
加わるという異例の体制が敷かれました。

この天野教授の経歴がすごいのです。

進路を悩んで3浪の末に日大医学部へ入学、父親が心臓弁膜症の手術を受けたことを
機に、心臓外科医を志します。

大学病院内でのエリートコースを歩まずに、心臓バイパス手術の多い民間の病院でひ
たすら手術の腕を磨いていったそうです。

その実績たるや4,000件以上にものぼるそうです。

周りの評判もすこぶるよく、熱心で責任感が強く、部下の面倒見もよいとのこと。

心臓外科医の世界は強烈な個性の持ち主が多く、自分が一番と思っている人が多い
そうですが、その誰もが天野教授の実力だけは認めているそうです。

そしてこのたび、天皇陛下の手術にあたり、腕もプライドも最高の東大病院に招かれて
異例の合同チーム編成ということになりました。

学閥やエリート意識の強い医学界では通常ありえない事だと思います。

腕一本でここまでの地位を極めた天野教授もすごいですが、それを受け入れた東大病
院も拍手喝采です。

「チームバチスタの栄光」や「医龍」の演技指導や監修を務めたことがある天野教授。

ご自身の人生こそ、すばらしいドラマになると思います。

ほこたての矛盾

「ほこたて」というTV番組が好きです。

どんな盾(たて)でもつきやぶる矛(ほこ)とどんな矛(ほこ)でもつきやぶれない盾(たて)が存
在することから「矛盾」という言葉が生まれました。

そのように世界に存在する相反する「絶対に○○なもの」同士を戦わせて決着をつけると
いうバラエティ番組です。

以前は深夜枠だったのにゴールデンタイムに出世したようです。

絶対に穴の開かない金属と、どんな金属にも穴を開けられるドリル対決は圧巻でした。

開発者と会社のプライドをかけた男たちの闘いという感じがして、思わずどちらかに肩入
れして熱く応援してしまいます。

何でも破壊する鉄球と絶対に壊れない壁対決も熱き男の闘いで、制限時間ぎりぎりで鉄
球が壁を砕き、鉄球の勝利となりました。

しかしながら、少し疑問のもつ対決もあります。

絶対にしいたけが食べられない人(勝村政信さん)と、どんな人でも食べられるしいたけと
の対決などがそうでしょう。

しいたけ嫌いのポイント(食感、ぬめり等)をなくした万人受けするしいたけらしいのですが、
しいたけらしさをなくしたしいたけはしいたけといえるのかという疑問がわいてきます。

会場の雰囲気はこのしいたけなら勝村さんでも食べられるでしょうというムードに支配され、
勝村さんにしいたけ嫌いを克服してほしいという、熱血感動ドラマのようになっていました。

勝村さんにとっては完全にアウェーでした。

勝村さんが一口を食べ、判定はいかにと誰もが固唾をのんでいました。

結果は「ごめんなさい」で克服できませんでした。

私はなぜかホッとしました。

食べ物の好き嫌いは深く問いただしても明確な理由はなく、つきつめると「しいたけだから
嫌い」ということだと思います。

私もきゅうりが苦手で、いくらきゅうりの青臭さや食感が違うものになったとしてもやはりダ
メだと思います。

勝村さんのコメントが全てを物語っています。

「しいたけが好きな人だけが食べればいいじゃないか!」

そのとうり!

5Sプラスワン委員会

去年の秋に社内に5Sプラスワン委員会を立ち上げて、様々な活動をしています。

5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、しつけを実行し社内美化につなげる活動で、多数の企
業が採用し成果を上げています。

私たちはそれらに節電を加えて、5Sプラスワンとし、活動を続けています。

特に原発依存度の高い関西電力は、この冬に節電要請を管内で行っています。

その節電要請に呼応した動きとして、私たちの会社では以下のルールを社内で決めまし
た。

1. 室内温度は19℃が目安
2. 個別暖房の原則禁止
3. 電気以外の暖房へシフト

3においてはエアコンから石油ストーブや石油ファンヒーターへとシフトしています。

1月の後半から強い寒波が来ていますが、節電のために寒い環境でも歯をくいしばって頑
張っている社員さんや職人さんたちの姿をみると胸が熱くなります。

先日、関西電力の方が当社へ節電の具体的施策や電力使用量の現状を説明に来られま
した。

すると、今年の電力使用量が去年とくらべて激減しているのでびっくりしておりました。

私たちの取り組みを説明すると、ここまで節電をやってくれる企業はないとおほめの言葉を
いただきました。

電力会社にほめてもらうために始めた活動ではありませんが、社会のために貢献できてい
ると実感できた瞬間でもありました。

まだまだ厳しい寒さが続きますが、体調に気をつけながら頑張っていきたいと思います。

オキナワ DE スペイン料理

先日、沖縄へ一泊二日の弾丸出張へ行ってきました。

日本列島が猛烈な寒波に襲われ、各地で大雪の被害が出ているのに沖縄地方だけ
は別世界のようでした。

日中の気温が17度ぐらいで、普通の服装で心地よい感じです。

もちろんマフラーやコートはいりません。

この時期にプロ野球やサッカーのキャンプが沖縄で行なわれる理由がよくわかります。

ちなみにキャンプによる沖縄への経済効果は85億円だそうです。

街は修学旅行の学生達や若い人のグループであふれており、スーツ姿は私たちだけ
のようでした。

夜に沖縄のお得意様と食事をしたのですが、スペイン料理店に案内されました。

当然沖縄料理を予想していた私にとって、バッターボックスで変化球待ちをしていた時
にブーメランを投げられたような意外さでした。

なぜスペイン料理なのかということはあまり考えずに、おいしい料理とお酒を楽しみまし
た。

しかし、お酒はしっかり沖縄の泡盛でした。

次回訪問した時は何料理なのか、今からワクワクします。

耳つぼダイエットの怪

先日、すごい話を記事で読みました。

耳つぼダイエットに成功した人のはなしです。

耳つぼダイエットというのは、耳のつぼを刺激することで自然に食欲を抑える効果がある
そうです。

具体的には、耳つぼを押す粒のついたシールを耳にはるだけで、インシュリンの分泌量
を正常に戻し、健康で太りにくい体質に改善するというかなりお手軽なダイエットです。

その人のはなしによると、まずは妙齢の優しい女性施術師による詳細なカウンセリング
のあと、耳つぼダイエットのシールをはってもらうそうです。あとは普通の生活をすればい
いのだそうです。

そして1週間後、2回目の施術を受けに行きました。

そこで事態は急変します。

体重がほとんど変わっていないのを知った女性施術師は烈火のごとく怒り出したそうで
す。カウンセリング時の優しさは微塵も感じさせず、やせていないことを激しく罵倒された
そうです。

その激しさはものすごい迫力で背筋の凍る思いだったそうです。

トラウマになるまで罵倒されたその人は次回の施術までの間、必死に走りこみ、食事制
限をして死ぬ思いで体重を減らしていきました。

恐る恐る行った3回目の施術時、数kgの減量に成功したその人に女性施術師はカウンセ
リング時の優しい表情でその結果をほめたそうです。

その後、その人は二度と罵倒されたくないという思いから、走りこみと食事制限で劇的な
ダイエットに成功したそうです。

果たしてこれは耳つぼダイエットなのかという疑問がわいてきますが、その人はあの恐怖
の体験を二度としたくないという思いからリバウンドもなく、体型を維持しているそうです。

これはある人の体験談の記事であって、耳つぼダイエットを否定、批判するような意図は
ありませんので・・・。