先日、暴走族が激減しているという新聞記事を目にしました。
社会的にみて、迷惑行為や暴走行為をくり返す暴走族が減っていることはとてもよいこと
であると思います。
注目すべきは、その減少のスピードと理由です。
警察庁によると、暴走族は1982年の42000人ほどから最近では5分の1の8500人ほどに
減少しているらしいのです。
理由はというと以下のように時代の流れを感じます。
一、グループ内での厳しい上下関係が若者に敬遠される
二、不景気でバイクの改造にお金がかかる
三、パソコン、ゲームなどの娯楽の多様化
昔の暴走族は派手な刺しゅうの「特攻服」で改造バイクを乗り回し、騒音をまきちらしてい
ました。
昔のヤンキーは今ではびっくりするような長い丈の学ランを身にまとい、派手な赤や紫の
インナーを着ていました。そして髪型はソリ込みを入れたリーゼントといった一目みて「オ
レは社会に反抗している!」ムードをかもし出していたような気がします。
他人に迷惑をかける行為は決して許されるものではありませんが、その当時には社会に
抵抗していることへのあこがれがあったような気がします。
それが当時の若者にはかっこいいと映っていたと思いますが、今の若者にはかっこ悪い
と思われているようです。