いきなり!ステーキ

行列ができる人気店 「いきなり!ステーキ」 が東京営業所の近くに出来たので行ってき
ました。
「いきなり!ステーキ」 は美味しい本物のステーキを圧倒的なリーズナブル価格で提供
している店です。
安さの理由は立ち食いとメニューをしぼることで実現しています。
驚くべきことは、リブロース1g 5.5円、ヒレ1g 8円という計り売りで、基本300g以上から
の厚切りステーキだということです。
厚くカットしたステーキを表面だけ焼いたレア状態で、前菜なしでいきなり食べる。空き腹
に食べることで肉の旨さが倍増するのだそうです。
又、店内にはダイエットという文字も・・・
いきなりそんな大量のステーキを食べて、ダイエットなのかなと思いながら・・・
運ばれてきたのは、ランチタイム限定のワイルドステーキ300g 1200円。
すごいボリュームです。
熱々の鉄皿に特製のステーキソースをかけるとジュワァ~と音がして、食欲をそそります。
肉も柔らかくておいしい。どんどん食べれます。
半分位食べたところで、だんだんとあごが疲れてきました。
厚切りの肉なので、かむ回数が増えているせいでしょう。
ちょっとペースを下げてゆっくり食べようとすると、立ち食いなので足もだんだんと疲れて
きており、休む暇がありません。
なんとかステーキを小さく切り分けて最後まで完食しましたが、あごと足が疲れてしまい
ヘトヘトになりました。
今度来る時は、あごと足をもっと鍛えて来なければと思いました。
もしかして、それがダイエット効果なのかと考えるも、店の狙いとは違いそうです。

接客ナンバーワン?

先日、とあるドラッグストアでの話です。
ひとりの女性店員が 「いらっしゃいませ~」 と店内に響きわたる元気のいい声を出してい
ました。
みると胸に接客ナンバーワンのバッチが・・・
社内の接客コンテストでナンバーワンになったようです。
たまたま、その人がレジにいる時に会計をたのみました。
「○○(商品名)1点198円、○○ 1点258円・・・ 合計で952円です」
流れるような手さばきと正確なレジ打ち。
お金を用意する間に今後のキャンペーンの告知等を一方的にしゃべる。
5千円札を出すと 「5千円お預かり致します」 と元気な声。
すると 「一緒に確認お願いします」 とイッチ、ニッ、サンッ、シッ、 はい4千円と目の前でお
札を数えさせられました。
「よんじゅうーはちえんのお返しです!」 とグループ分けされた小銭を返されました。
確かに仕事は正確で早いかもしれませんが、気になるのが彼女と一度も目が合わなかっ
たことです。
作業を早く正確にしようとするあまり、目の前のお客さんがみえてないのです。
一生懸命な目なのに・・・接客ナンバーワンなのに・・・なぜか彼女との空間が心地よいと
は思えず、この人から又買いたいとは思えなかったのです。
枝葉末節に気をとらわれすぎて本質を見失っている感じで、マニュアル接客の盲点をみ
た気がしました。

75年周期

新年あけましておめでとうございます。
2015年はどのような年になるのでしょう?
ここ数年なんとなく感じるのが、日本人の価値観が大きく転換している時期なのではという
思いです。
ある人が言っていました。
日本の歴史をずっと見ていると、75年周期で大きな転換点があると。
太平洋戦争はほぼ75年前、その75年前が明治維新、また75年前が松平定信の寛政の改
革、またその75年前が徳川吉宗の享保の改革。
そして2011年の東日本大震災・・・ そのあと日本人の価値観が変わったような気がします。
ある価値観の中でずっといくと都合のいい人と悪い人がでてきて、75年もするとうまくいか
なくなり、新しい価値観がおのずと出て来るのかもしれません。
それがいいとか悪いとかではなく、価値観の賞味期限や耐用年数の限界ではないかと思う
のです。
今後どうような価値観が主流になるのかはわかりません。
数十年を経ての歴史の検証を待たねばなりませんので・・・

高倉健という生き方

先日、高倉健さんが亡くなりました。
突然の訃報に日本中が驚きました。
もちろん私もその一人ですが、もし万が一、健さんが亡くなることがあるなら、闘病生活
をみせることなく静かに息をひきとり、全ての葬儀を終えた後に発表されるのではないか
と思っておりました。
それが高倉健という生き方で、最もふさわしい終焉だからです。
だから訃報を聞いた時に、「見事な人生だ」と感じ入りました。
多くの健さんファンも同じ想いだったのではないでしょうか。
映画を通じて人として、男として、どう生きるべきかを教えてくれました。
武骨で不器用だけれど、人一倍優しく、義理人情に厚い。
追悼番組を見るにつけ、役作りに没頭する姿勢に心が打たれました。
プライベートな面は、見せず語らず。
映画を観る人にとって余計なイメージを作ってはいけないと思ったのでしょう。
いかにその役になりきって演じきるか、その一点で勝負する。
本当のプロフェッショナルです。
ご冥福をお祈りします。

発見!京都の新名所

京都は何度訪れても新たな発見があります。
先日訪れた将軍塚青龍殿、平成26年10月に落慶したばかりで、国宝青不動が御開帳さ
れています。
京都東山の山頂に位置し、なんと清水寺の舞台の約5倍の大舞台があり、比叡山から大
阪まで見渡せます。
それもそのはず、この地は長岡京から平安京に移す時に、都にふさわしい場所かどうか
を下見に来られた場所だそうです。
西暦794年桓武天皇は京都に都を移すことを決断し、都の鎮護のためにこの地に将軍塚
を作らせました。
国家の大事があると、将軍塚が鳴動したという伝説が 「太平記」 に残されています。
国宝青不動ですが、日本三不動画のひとつで三井寺の黄不動、高野山の赤不動とともに
篤く信仰されています。
密教において宇宙のすべてを司る大日如来の化身の不動明王。
一切の人々を救うまではここを動かないという不動の姿を表しており、人々の煩悩を炎で
焼き尽くしてくれています。
国宝青不動がある将軍塚青龍殿
今後、大人気となる可能性が高いので、京都ファンの方は今のうちに訪れることをおすす
めします。

知っているようで・・・

世の中にあふれるカタカナ語に戸惑っている人は、多いのではないかと思います。
なんとなくこんな意味だろうと推測し、やり過ごしている経験も何度かあります。
そんな 「知っているようで知らないカタカナ語」 のモヤッとした思いにうまく解説している
記事を読みました。
知っているようで知らないカタカナ語は、ピタッとした訳語がない場合が多いのです。
例えば、オンデマンド配信などで使われる「オンデマンド」
直訳すれば 「要求があればすぐに」 なのですが、国立国語研究所が 「注文対応」 と提
案していますが定着せず「オンデマンド」のまま使われています。
又、文書やデータなどを保存したもので使われる「アーカイブ」
これも「保存記録」と提案しましたが、定着していないようです。
イノベーション (技術革新) も多用されていますが、訳語はピンときません。
失敗例に、こんなものがありました。
「ハイレゾ」 (高質音源) を「ハイレグ」と勘違い
4Kテレビを3K (きつい、汚い、危険) の新バージョンと勘違い
このような勘違いをしないために、わからない言葉はそのままやり過ごさずに調べるくせ
をつけようと思っています。

ネーミングの妙

ネーミングがいかに重要であるかは万人が認めるところであると思いますが、最近の
バンド名のインパクトは強烈です。
知っている方も多いと思いますが 「ゲスの極み乙女。」 は一度聞いたら忘れられない
でしょう。
いい、悪いは別として 「何それ?」 と思ってしまいがちです。
そう思わせるとネーミングは成功でしょう。
興味を持った何割かの人は曲を聴いてみるのですから。
最近はすぐにネットで聴けるので便利です。
ネットの伝達力で 「ゲスの極み乙女。」 はブレークしたといっても過言ではないと思い
ます。
休日課長(ベース)、ほな・いこか(ドラムス)というメンバーのネーミングも私のツボです。
曲調もオリジナリティあふれる独創的なフレーズで、なんとなくクセになりそうです。
もし、大ヒットすると 「ゲスの極み乙女。」 というネーミングもなんの違和感もなく普通
の会話の中にとけ込んでいくと思います。
人気バンド 「ポルノグラフィティ」 がそうであったように・・・。

青春時代

先日、近くのカジュアルなイタリアンレストランで食事していた時のことです。
おもむろに店に入ってきた中年のカップルが店の人に言いました。
「2~3曲、いいですか?」
男性の手にはギターがあります。
店の雰囲気を確認した店長らしき人が 「いいですよ」 と言いました。
そうです。流しの人なのです。
はじめは乗りのいいビートルズの曲などを演奏していました。
だんだんお客さんも乗りだして、雰囲気が盛り上がったところで「最後の曲、青春時代」
と言って弾きはじめました。
そう、森田公一とトップギャランの名曲 「青春時代」 です。
「青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの~」
懐かしいフレーズがよみがえってきます。
この歌は私の青春時代によく聴いた歌ですが、その当時はあまり歌詞の意味を深く考
えていなかったように思います。
流しのおじさんが絶叫風に歌うのをみて、心に響くものがありました。
時を重ねて人生経験が豊富になると、知識、智恵がつくと共に責任や役割が増えてき
ます。
青春時代は何も背負うものがなく、ただがむしゃらに前に向かって突き進んでいたよう
な気がします。
しかし、精神的には不安定で歌詞にあるように「青春時代の真ん中は道に迷っている
ばかり」だったかもしれません。
青春時代はよかったなぁと思う反面、戻りたいとは思わないのは少しは成長した証しな
のかなと思います。

キュウリビズ

体を冷やす効果があるとされるキュウリを食べて、暑い夏を乗り切ろうというキャンペーン
が東京で開かれています。
JA全農グループが夏の代表的野菜のキュウリの消費拡大のため、「クールビズ」 になぞ
られて 「キュウリビズ」 という名前で展開しているそうです。
キャンペーンに参加している飲食店は、様々な試行錯誤を繰り返しながらキュウリを使っ
た新メニューを開発したそうです。
キュウリを使ったタルトやケーキなどのスイーツや、すりおろしたキュウリを使ったカクテル
等、予想外のメニューで人気を集めているようです。
キュウリは今までよく知られている野菜ではあったけど、主役として登場することはなく常
に脇役の存在でありました。
江戸時代の儒学者 貝原益軒に 「味よからず」 と書かれ、ギネスブックに 「世界一栄養価
の低い野菜」 と認定される等マイナスイメージが先行していました。
「栄養価の低い野菜」 だからダイエットに向いているという逆手に取った発想。
消費者に受け入れられるのか興味深いところです。
土用の丑の日にうなぎを食べる、バレンタインデーにチョコレートを贈る等、様々な習慣を生
み出してきた日本。
千載一遇のチャンスにキュウリはブームに乗れるのか、個人的に大注目しています。

通り過ぎてゆくもの

チェッカーズの藤井フミヤさんは、私より2歳上で、同じ時代を生きた同世代です。
そのフミヤさんのエッセイを偶然読む機会があり、とても共感した部分がありました。
内容は、要約すると以下の通りです。
「昔は車とか洋服、ブランド物とか物質的なモノが欲しいと思っていたけど、今は通り過
ぎてゆくものに興味がそそられる。食べ物、楽しい時間、旅とか・・・」
ほんの数行だったのですが、時代の変化により変容していったライフスタイルをうまく表
しているなと感じました。
通り過ぎてゆくものは後に残りません。
ただ、いい記憶として心に残るだけです。
最近、藤井フミヤさんの活動はあまり知らないのですが、エッセイを読む限りではアート
にも造詣が深いようです。
肩の力を入れずにナチュラルに生きている印象がして、こうありたいなと思う人の一人で
した。