焼肉ライクの「焼肉フィットネス」は月額1万円台で毎日1食店舗で焼肉が食べられるサブスクリプションサービスです。
「焼き肉」「フィットネス」という一見すると相いれない2つの単語を結びつけ、焼き肉の新たな利用者層を開拓しました。
ステーキは一般に赤身肉のイメージが強く、ダイエットや筋トレと親和性が高いと認識されていました。一方で「焼き肉」で思い浮かぶのはタレや脂身、白米やお酒です。
同じ肉なのになぜここまで違うのか、焼き肉はもっと幅広い可能性があるはずと思った焼肉ライクの有村社長はジムでトレーニングにはげむ人に焼き肉を食べてもらおうと考えました。
メニューは増量中の人のための「筋力アップセット」、脂質を減らしたい人向けの「低脂質セット」、糖質量を制限したい人を対象にした「ロカボセット」の3種類があり、月1万4080円で毎日好きなセットを注文することができます。
これが大ヒットとなりました。
ジム通いしている利用者は想像以上に規則正しい生活をしており、ルーティンに焼き肉を組みこんでもらうことに成功しました。
焼肉ライクは1人1台の無煙ロースターが特徴で、1人で気軽に焼き肉が楽しめます。又、注文や精算の自動化にも注力し、できる限り店員との接点を少なくしました。
月に何回でも利用できるサービスなので店員と頻繁に顔を合わせない工夫がサブスクには相性がいいらしいのです。
焼き肉でダイエットは当たり前の世界になりそうです。