日本のアート市場

新型コロナウイルス下で住環境への関心が高まるなか、アート作品を身近に置いて楽しむ人が増えています。

先行き不透明な時代に思考や感情を刺激する一助としてアートを求める流れも背景にあるようです。

アート通信サイト「WASABI(ワサビ)」を運営する平山氏は「コロナ禍以降、特にアート人気を感じている」と話します。

WASABIでの平均単価ですが、19年は1万5千円程度であったのが20年以降は3万円台に上昇しました。

同社のアンケートによると、以前は家族世帯が引っ越しを機に買うケースが多かったのですが、今は単身者が半分を占め、男女の比率も半々だそうです。

在宅勤務でテレビ会議が増え、画面の背後にアートを置きたいニーズがあるそうです。

世界の展覧会の入場者数に関するデータで、日本の展覧会は常に10位以内に複数が名を連ねるほど日本はアート鑑賞が盛んです。

しかしながらアートの市場規模はまだ小さいです。

日本のアート産業に関する市場調査によると20年の日本の美術品市場規模は1,929億円。5.2兆円とされる世界市場の3.7%にすぎません。

日本のアート市場は伸びしろがいっぱいです。

米粉チーズ

コメ卸最大手の神明がコメから作るチーズの本格生産に乗り出しました。

熱するとトロリと伸び、見た目は本物そっくりの「米粉チーズ」は米粉の生産に際して「加水分解」と呼ばれる技術を応用したのが特徴です。

精米したもち米を砕いた後、高温・高圧の水に入れて溶かすことで冷めても固まりにくい性質に改良しました。又、オリーブオイルを加えてチーズらしい色と風味を実現し、酒かすで香りも再現しました。

神明は約10億円を投じて神戸に専用工場を設け、月に200トンの生産量を見込んでいます。

原料には秋田県の契約農家から仕入れるもち米を使う予定です。

まずは冷凍食品メーカー、飲食店チェーン向けに販売を始め、2022年秋ごろには消費者向けにも販路を拡大する計画だそうです。

販売価格は1キログラムあたり1000円程度となる見通しで、米粉チーズは通常のチーズより1~2割程度安くなります。

大豆肉をはじめとする代替食品は既存品より高価になるケースが多いのですが、割安な米粉チーズは価格競争力も魅力です。

欧米を中心にビーガン(完全菜食主義者) が増加傾向で、豆腐、ナッツ類などを使った植物性チーズの人気が高まっています。

米粉チーズも海外の乳製品メーカーからの引き合いが強く、世界的な大ヒット商品となる可能性があり、大注目の商品です。

Z世代

人は生まれ育った時代で大きく考え方が異なります。

「X世代」と呼ばれるのは1965年から1980年までの生まれを指し、戦後復興から現代まで絶え間ないテクノロジーの進化と共に成長してきた世代です。

「Y世代」は1981年から1995年までの生まれを指し、インターネットを使用することが当たり前なデジタルネイティブ世代で価値観に多様性があります。

「Z世代」は1996年以降、インターネットが普及された世界に生を受け、新しいサービスが次々と生まれる世の中において、それを「消費すること」で自己を形成してきた世代です。

又、「Z世代」は小学生時代にリーマン・ショックに遭遇し、不況の時代しか知らないと言っても過言ではありません。

ですから、お金を使って遊ぶというよりかは、あるもので最大限の楽しみを引き出すことに価値を見いだすなど堅実な経済感覚を持ち合わせています。

意外と思考は保守的であり、SDGsに象徴される環境保全、社会貢献に対する感度は思いのほか高いのが特徴です。

「Z世代」の言動は、わからないとさじを投げる前に、彼らの育ってきた環境や考え方に焦点をあてると理解できるヒントがあるのではないかと思います。

シラファー

飲みニケーションという言葉に代表されるように、企業から大学サークルに至るまで潤滑油としての酒の役割は大きいです。

しかし、酒を飲まない、飲みたくない人にとって酒の場は苦痛です。

酒を飲まない人たちのことを最近では「シラファー」(しらふの変形) と呼ぶらしいのです。

シラファーを中心に飲めなくても楽しめる場を作りたいというムードが高まってきています。

新たなノンアルコール文化です。

ノンアルが普及し始めたのは2009年。道交法改正に伴う飲酒運転の罰則強化を受け、ノンアルコールビールが発売されました。

あくまで飲める人の代替品であったのがですが、次第にノンアルそのものを楽しむ商品が開発されてきました。

酒を飲めない、飲まない人は約4000万人といわれ、実は潜在需要はとても大きいのです。

2021年7月には東京秋葉原にノンアル飲料を提供する「LOW  NON   BAR」がオープンしました。

ダイヤモンドカットした氷を入れたカクテル、オーガニックの白ブドウを搾ったワインなどをそろえ、雰囲気もバーそのものです。

ノンアル市場のこれからに注目です。

新社会人

4月1日から新社会人となった人も多いと思います。

コロナ禍で十分な学生生活を送れなかった世代であり、時代の転換期に就職するという点では注目を集めるのではないでしょうか。

コロナの世界的大流行だけでも世界を一変させてしまったのに、ロシアのウクライナ侵攻でより先の読めない不透明な世界になってしまいました。

全世界が環境問題の解決に同じ方向で努力していき、グローバル経済が発展していくと思われていたのにロシアの蛮行によりその前提が崩されてしまいました。

米ソ冷戦時代のブロック経済に逆戻りしそうです。

でもモノは考えようです。

それほどの苦難を経験した若者は過去にそんなにいません。苦労をしたからこそ精神的にも成長したはずなので、その点は自信を持って下さい。

これからは前例や正解のない課題が待ち受けています。

それらは、ほとんどの大人にとっても経験という武器が使えないので難しい問題なのです。

今まで受動的にみてきた問題も主体的に解決すべき問題として取り組んでほしいと思います。

新たな知恵や発想が世の中を変えていくのです。

春を待つ昆布

北前船で北海道から運ばれていた昆布。

料理用やヨード分として珍重され、西日本でよく売れていました。

若狭湾に面する敦賀 (福井県) は昔から昆布交易の中継地でありました。

昔は敦賀に昆布が届くのは晩秋だったそうです。

京都や大阪へ運ぶには降雪地帯を越えねばならないので、仕方なく春が来るまで昆布を蔵に置いていたそうです。

するとうまい具合に若い昆布のカドが取れ、熟成が進みました。

蔵囲いという手法は偶然に生まれ、現在でも行なわれています。

「桜の花が散るまで、昆布は売るな」という格言は今も守られています。

現在は北海道と日本海を結ぶフェリーで昆布は届きます。

売り先は今や日本のみならず欧米にまで伸びています。

ウマミが欧米のシェフの注目を集め、ニューヨークやパリのレストランへの輸出も増えています。

2023年10月にはパリで昆布を切り口に日本文化を広く紹介するイベントが計画されています。

春を待っていた昆布はもうすぐ出荷されます。

サバ

日本人の人生は新たなステージに入ってきたようです。

平均寿命もどんどんのびて「人生100年」もそれほど遠い時代ではなくなってきています。

WHO (世界保健機関) が昨年に発表した統計によりますと、日本人の平均寿命は男女合わせて84.3歳で、2位のスイスに1歳近く差をつけて1位に輝いています。

日本では超高齢者になっても脳力も体力も衰えない元気な人が増えています。

その原因はなんでしょう?

医療の進歩ももちろんありますが、最大の原因は日本独自の和食に裏打ちされた食事法ではないかといわれています。

和食文化最大の特徴は海産物、なかでも魚です。

その中でも安価でおいしく人気の高いサバが健康維持に貢献している可能性が高いのです。

サバに含まれるEPAは血液をサラサラにして血行をよくする効果や、脂肪の燃焼効果があるといわれ、現代人が陥りやすい症状を予防する働きがあるのです。

又、サバに含まれているDHAは脳の活性化に役立ち、記憶力や発想力が高まるといわれています。

しゃきっとしていてスタスタ歩く超高齢者の原因はサバにあるのではないかと本気で思っています。

 

洋楽 冬の時代 

洋楽が売れなくなっています。

日本レコード協会によると邦楽と洋楽の比率は長らく70対30前後でありましたが、2010年に洋楽は20%を割り2020年には9%にまで落ち込みました。

日本のトップ100にはBTSをはじめとしたKポップ勢はたくさん入っていますが、その他はマカロニえんぴつ、優里、King  Gnu、あいみょんら国内勢ばかりです。

一方、韓国や台湾、インドネシアなどのトップ100にはアデルやエド・シーラン、ザ・ウィークエンド、ポスト・マローンといった欧米勢が数多く顔を出しています。

洋楽を聴かない傾向にあるのは世界的にみて日本の若者世代が顕著です。

洋画においても日本の若者は字幕ではなく吹き替え版を好む傾向があるのだそうです。

分析によると活字を読むのが苦手で分かりやすさを好むからだそうです。又、そもそも知らない国の文化には興味がないという人が多いのも一因です。

異なる文化に触れて刺激を得るよりも、分かりやすい文化に共感したいのかもしれません。

洋楽の魅力は圧倒的な迫力のライブです。それを体験すれば魅力が伝わりやすいのですがコロナ禍で来日公演が2年も途絶えています。

今や世界的なスターになったビリー・アイリッシュは上昇気流に乗っていた2020年9月に来日を予定していましたがコロナで中止となりました。開催されていれば日本でも大ブレークしていたことでしょう。

コロナ禍は日本の洋楽シーンに冬の時代をもたらしています。

飲むだし

コロナ禍でステイホームやリモートワークが定着する中、仕事の合間に自分でコーヒーや紅茶を入れ、リフレッシュしている人も多いです。

しかし、つい飲み過ぎてカフェインの取り過ぎが気になったり、味にマンネリを感じてしまうこともしばしばです。

そうしたコーヒーや紅茶の替わりに飲んでもらいたいとキッコーマン飲料が提案しているのが「飲むだし」です。

作り方はコーヒーのようにお湯を注ぐハンドドリップ方式でいたって簡単です。

塩や調味料、添加物などは一切使わず、材料はかつお節などに代表される「節類」のみなので健康志向の人にも最適です。

同社はこの商品を「YOHAKU  Drip」として応援購入サービスMakuakeで2021年12月23日から2022年2月20日まで販売し、目標を大きく上回る1,848,360円を達成致しました。

3月1日からはYOHAKU独自のECサイトで販売する予定だそうです。

日本でウーロン茶が定着し、米国で甘くない緑茶の人気が高まったように新しいドリンクが定着する余地は十分にあります。

開発担当者は「飲むだし市場はまだ形成されていないので、まずはだしを飲むことを定着できるように取り組みたい。将来的には5億から10億円の事業にしていきたい。」と期待をふくらませています。

仕事の合間にだしを飲む新習慣は定着するでしょうか?

歌わないカラオケ

コロナ禍でカラオケ店が苦戦しています。

2021年のカラオケ市場は1400億円程度の見通しとなり、2020年に続き大幅減少となりました。

コロナ前の2019年は3482億円であったので、この2年で6割のダウンとなりました。

要因は宴会・会食の自粛、テレワークの拡大等でコロナにより大打撃を受けています。

昨年秋の緊急事態宣言解除後は回復の兆しがありましたが、今年に入ってのオミクロン株の急拡大により再び苦しい状況になっています。

そのような状況の中、カラオケ各社では「歌うだけの場所」からの脱却、通常のカラオケ利用以外の需要取り込みに注力する動きが加速しています。

防音性能が高いカラオケ個室の特徴を生かし、大音量でライブ音楽や映像を楽しむ空間としての利用や楽器の練習場所としての利用などです。

エレキギター等の電子楽器をカラオケ機器に接続し、カラオケ音源と一緒に演奏できたりするので友人、知人を呼んでのライブ演奏も可能です。

またテレワークに対応してWi-Fi設備の充実やプロジェクター、電源タップ、HDMIケーブルの無料貸し出しをして、ビジネス客向けのワークプランを打ち出しているところもあります。

「歌わないカラオケ」への転換に注目したいです。