京都は何度訪れても新たな発見があります。
先日訪れた将軍塚青龍殿、平成26年10月に落慶したばかりで、国宝青不動が御開帳さ
れています。
京都東山の山頂に位置し、なんと清水寺の舞台の約5倍の大舞台があり、比叡山から大
阪まで見渡せます。
それもそのはず、この地は長岡京から平安京に移す時に、都にふさわしい場所かどうか
を下見に来られた場所だそうです。
西暦794年桓武天皇は京都に都を移すことを決断し、都の鎮護のためにこの地に将軍塚
を作らせました。
国家の大事があると、将軍塚が鳴動したという伝説が 「太平記」 に残されています。
国宝青不動ですが、日本三不動画のひとつで三井寺の黄不動、高野山の赤不動とともに
篤く信仰されています。
密教において宇宙のすべてを司る大日如来の化身の不動明王。
一切の人々を救うまではここを動かないという不動の姿を表しており、人々の煩悩を炎で
焼き尽くしてくれています。
国宝青不動がある将軍塚青龍殿
今後、大人気となる可能性が高いので、京都ファンの方は今のうちに訪れることをおすす
めします。